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「閲覧」の意味・語源・似ている言葉3例と使い分け

初回公開日:2017年12月08日

更新日:2020年05月23日

記載されている内容は2017年12月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「資料を閲覧する」など「閲覧」という言葉はよく耳にしますが、本来の意味まで理解している人はそう多くありません。「閲覧」には似た言葉もいくつか存在しているので間違えて使ってしまうことがないよう、この記事を読んでそれぞれの意味や違いについて理解を深めましょう。

閲覧とは

「閲覧」の意味・語源・似ている言葉3例と使い分け
※画像はイメージです

「○○を閲覧する」「閲覧可能です」のように、日常的に使われている「閲覧」という言葉ですが、正しい意味まで理解している人はそう多くはないでしょう。社会人になると特に「閲覧」は耳にすることが多いので、類語との違いを理解し、スマートに使いこなしたいです。

今回はそんな「閲覧」に着目して、意味や使い方、類語との違いなどご紹介します。それでは早速、閲覧の意味からご覧ください。

閲覧の意味

「閲覧(えつらん)」とは、「書物などを見て読んだり調べたりすること」を意味します。この閲覧という言葉は、「見て楽しんでくださいね」といったニュアンスで使用される言葉ではなく、どちらかというと「じっくりと読む、調べる」という意味で使われています。

例に挙げると図書館にある閲覧コーナーや閲覧室がそれに当たり、「持ち出し不可で館内でのみ読める本」の意味で使われています。

「閲」の意味

「閲覧」の意味について詳しくご紹介しましたが、さらに理解を深めるために漢字の意味から読み解いていきましょう。「閲覧」を「閲」と「覧」にわけて、漢字の意味を解説していきます。

「閲覧」の「閲」には「書き物の内容などを調べること、調べて読むこと」という意味があります。「閲」を含む熟語には「閲読、閲兵、閲歴」などがあります。

「覧」の意味

「覧」は「全体を視野に収めて眺める。広く見渡す」という意味を持ちます。「覧」を含む熟語には「一覧、展覧、回覧」などがあります。

よって、この2つを合わせると「広く見渡して調べる」となり、「閲覧」の本来の意味である「じっくりと読む、調べる」に繋がるということです。漢字単体の意味もしっかり覚えて、「閲覧」という言葉への理解をさらに深めましょう。

閲覧の使い方

「閲覧」という言葉の使い方を例文と一緒に確認していきましょう。4つ紹介していきます。

閲覧という言葉は日常生活においてもビジネスシーンにおいても、よく使われる言葉です。
資料を確認してもらうときに「しっかり調べてみておいて」とお願いするより、「閲覧しておいて」と言った方が、簡潔でわかりやすいです。

この機会に、使い方をしっかり理解しておきましょう。

例文1:書物を閲覧する

例文「レポート作成のために、偉人のことが書かれた書物を閲覧する」

この例文では、目的を果たすために書物をじっくり読み込むというニュアンスで使われています。書物や資料など紙媒体のものを調べるときによく使われています。

例文2:サイトを閲覧する

例文「時事ニュースを知りたいので、サイトを閲覧する」

この例文では、時事ニュースを知るためにインターネットサイトを見るということを言っています。サイトを見るときのことを「閲覧」と使うことはよくあるのでしっかり抑えておきましょう。

また、何か調べ物をするために閲覧するとき、最近では書物よりもインターネットサイトに頼ることが増えました。この文を使う頻度も同様に増えています。

例文3:図書館の閲覧室

例文「図書館の閲覧室で調べ物をする」

図書館は本を借りる場所だけでなく、本を読むスペースがあります。そのスペースのことを閲覧室といいます。

辞典などの大きて重いため持って帰りにくい本や貴重な本のため貸出が禁止である本は、この閲覧室で読むことができます。図書館に行ったときに場所を探してみましょう。

例文4:閲覧可能・禁止

例文「社内では私用でインターネットサイトを閲覧することは禁止されている」

ある媒体を閲覧することを禁止する、可能であると許可をすることもよくあります。例文では社内での閲覧を禁止しています。このように場所によって禁止されたり、時間帯によって可能であると許可されたりします。

閲覧の類語

「閲覧」という言葉の類語を見ていきましょう。「閲読」「玩読」を紹介します。

これらの言葉の読み方や意味、「閲覧」とのニュアンスの違いなどを見ていきましょう。そして使用する際は、これらの言葉を使い分けることができるようになりましょう。早速見ていきます。

閲読

「閲読」は「えつどく」と読み、書物・書類などの内容を調べながら読むことという意味を持ちます。「古文書を閲読する」といった使い方をします。

「閲覧」との違いは、「覧」であるか「読」であるかです。「見る」という意味を持つ「覧」と「読む」という意味を持つ「読」です。参照する書物や書類の文章が多い読み物の場合「閲読」を使い、絵や写真が多いものの場合「閲覧」を使いましょう。

玩読

「玩読」は「がんどく」と読み、文章の意味をじっくり味わいながら読むことという意味を持ちます。「資料を玩読する」といった使い方をします。

「玩読」は書いてある文章をそのまま受け入れるのではなく、どういう意味であるのかしっかり考えるという意味を含みます。背景や成り立ちなどを考えながら読み勧めていくことをいいます。

熟語を知ろう

熟語を使わなくても言葉を伝えることはできると考える方も多いことでしょう。「閲覧」も書物を読んで調べることと置き換えることができます。

しかしそれでは文が長くなってしまい、言葉の意味も伝わりにくくなってしまいます。ぜひこの機会に熟語を使うことを意識してみましょう。まずは熟語を知ることから始めてみてください。「二字熟語なんてこわくない!」ぜひ読んでみてください。

閲覧と似ている言葉

「閲覧」と似ている言葉を確認していきましょう。4つ紹介していきます。

しっかりと言葉の意味を理解し、状況ごとに使い分けることができるようになりましょう。早速見ていきます。

観覧

閲覧と似た言葉に「観覧」があります。「観覧」の意味は「見物をする」ことを指していて、動物園や水族館、博物館、景色や絵などそのジャンルは問いません。とにかく何かを見物することは「観覧」だと考えてよいでしょう。

この意味をもって「閲覧」との違いを言うと、大きな違いは「資料を調べながら読む、見る」という点にあります。「観覧」と「閲覧」はこのようにジャンル自体に違いがあるので間違いのないようにしましょう。

回覧

続いて、「回覧」です。回覧は「順番に回して読むこと」を意味します。

たとえば町内会などで回ってくる回覧板などがそれに当たります。回覧板は回す順番が決まっていて、指定された順番通りに回して読んでいく、いわば連絡網のような仕組みです。そのため「調べながら読む、見る」を意味する「閲覧」とは全く違った意味を持っています。

縦覧

閲覧と混在しやすい言葉の一つに「縦覧」があります。「縦覧」本来の意味は「自由に見て回ること」を指します。

これだけ見ると閲覧本来の意味である「調べながら読む、見る」とは大きな違いがあることが分かります。しかし固定資産にも「縦覧」と「閲覧」があり、非常に間違えやすいと感じる人が多いので使われる場面によっては意味をきちんと理解しておく必要があるでしょう。

拝見

拝見は「見る」の謙譲語の意味を含む言葉です。例えば「メールを拝見いたしました」という言葉は目上の人に対して使用します。

ビジネスシーンにおいて「拝見」はよく使われている言葉です。「見る」ことを指す「拝見」に対し、「調べながら読む、見る」を指す「閲覧」は何か資料を元に「調べる」ことを主とした言葉です。

閲覧を使ってみよう

いかがでしたでしょうか。「閲覧」の意味や使い方、類語について説明してきましたが理解することはできたでしょうか。

「閲覧」は日常生活でもビジネスシーンでもよく使われる言葉です。積極的に「閲覧」を使ってみましょう。

読書をして知識を深める

多くの言葉の意味を理解し使えるようになるためには、読書をしましょう。本には多くの言葉が詰まっており、その使い方も多様化されています。

本を読むときにストーリーだけでなく、使われている言葉にも注目してみましょう。

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