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「可否」の意味と使い方を解説|参加可否や要否の正しい使い方

更新日:2023年12月26日

ビジネスの場でたびたび目にする「可否」という言葉ですが、意味や用法を正しく理解していない方は多いのではないでしょうか。この記事ではそんな「可否」という言葉を、類語などを交えてご紹介します。意味を正しく理解し、より良いビジネスライフに役立てて下さい。

この記事がオススメな人

  • 他の人の「可否」の使い方に違和感を持った人
  • 「可」と「否」の意味をしっかりと知りたい人

出欠の確認をするときも、「可否」を使うことは多くあります。メールなどで出欠の確認をする場合「出席できますか?出席できませんか?」や「出席しますか?出席しませんか?」などでは文章も長くなってしまいます。

可否を使うと「出欠の可否をご連絡下さい」といった一文で意味は同じでも、とても短くスマートに確認することができます。

「出席」か「欠席」を確認する

出席か欠席かを確認したい場合は「可否を連絡下さい」「可否を返信下さい」といった感じで使います。

例えば「企画会議の参加可否を返信願います」と社内メールで送信すれば、「参加」「不参加」のどちらかの返信があります。受け取る側も短文で何を確認したいか明確に伝わりますし、返信も短文で出欠の答えが返ってくるので便利です。

ケース3:議題・提案についての意見を確認する

会議の議題・提案についての意見を確認する場合にも「可否」を使う場合があります。

「可否を問いたい」「可否を聞きたい」などと使いますが、単に賛成か反対かを問われている場合と、賛成意見、反対意見を聞きたいといった意味の場合もあります。

「賛成」か「反対」かをきく

会議中に「この件に関しての可否を問いたい」といった感じで、「可否」を使うこともあります。

「可否を挙手でお願いします」などと続けば賛成なのか反対なのかの確認の意味で使います。また議論中に「可否を聞きたい」といった感じで問われた場合は賛成意見、反対意見を求めている場合もあります。

ビジネスシーンでは、「可否」以外にもプライベートではあまり使わない言葉も多くあります。また敬語もプライベートでは使う場面が限られてしまいますが、ビジネスシーンでは言葉遣い一つで判断されてしまうことも多くあります。

下記に紹介する「敬語ハンドブック」ではビジネスシーンでそのまま使える敬語の実例が豊富に紹介されています。

「要否」「是非」「有無」との意味の違い

「可否」と意味が混合しがちな言葉に、「要否」・「是非」・「有無」があります。しかし「要否」は必要か必要でないか、「是非」は良いことか悪いことか、「有無」はあるかないかという意味になるので「可否」とは意味が異なります。

「要否」は「必要か必要でないか」

「要否」の「要」は必要という意味を持ち、「否」は「要」を否定して「必要ない」という意味を持ちます。そのため「必要か必要でないか」を問う場合に使います。

この言葉も日常会話などで使う機会はそうそうなく、主にビジネスの場で会議や書面で用いる言葉です。「追加予算の要否を問う」というような使い方をします。

「是非」は「良いことか悪いことか」

「是」は正しいことという意味で、「非」は「不正」という意味があります。そのため「是非」は「良いことと悪いこと」という意味になります。「この意見の是非を問う」といった感じで使用します。

「有無」は「あるかないか」

「有無」の「有」は有るの意味を持ち、「無」は無いの意味を持ちます。そのため「有無」は「あるかないか」という意味になります「有無を言わせない」という言葉は反論はさせないといった意味でプライベートでも案外多く使われます。

「可否」は答えがシンプルで誤解を生みにくい

次のページ:例文もチェックして「可否」を積極的に使ってみよう

初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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