所見の意味・書き方と例文6コ・意見/見解/結論との違い
更新日:2024年09月20日
所見の意味
「所見」の意味は、簡単に言うと「何かを見た時の意見や判断」です。
特に医者や教師、弁護士、政治家などの専門職につく人が、自分の意見を述べる時に使われます。専門家が人や物や、起きている現象について深く吟味した上での意見というニュアンスが含まれます。
同時に、専門家として慎重な態度を相手に伝える効果もあり、「真実に近い」「その確率が高い」が決して断定はできない、と前置きをする役割も果たします。
【所見】
出典: https://www.weblio.jp/content/%E6%89%80%E8%A6%8B |
①見たところ。見た上での判断や見解。 「医師の-」
②意見。考え。 「専門家としての-を求める」
所見の書き方と例文
「所見」が使われるシーンとしては、教師が通知表に記載する「所見」が代表的なものの1つです。教師は生徒の普段の行動や様子を、実際に見聞きした事実をもとにしながら教育者としての判断や意見を述べます。それが教師が使う「所見」です。
強調性や運動会などとテーマを絞って項目別に書き、生徒を傷つけてしまうことがないよう配慮したり、励ますことができるような内容となります。具体的な例文をいくつかあげてみましょう。
例文1:協調性
グループ活動では、周りと相談しながら行動し、助け合うことで上手にやり遂げることができると実感していた様子でした。それ以降、自分から進んで他の生徒を手伝う姿がよく見られます。
印象深かったのは掃除の時間に思いバケツを2個も運ぼうとしていた友達を、素早く手伝ってくれたことです。協力し合いながら生活していこうとする気持ちが周りにもよく伝わっている様子で、みんなのお手本になってくれています。
例文2:運動会
運動会では、走るの苦手だからと50メートル走に出るのが嫌だと言っていましたが、本番ではニコニコ笑いながら友達と並んで順番を待っていました。結果は一番最後にゴールインしましたが、本人は楽しそうにしていました。
運動会は、順番を競い合うことよりも、仲間と一緒に取り組む、家族のみんなが一緒に集まることが楽しいのだと解釈していたようです。結果にとらわれずに、運動会を楽しもうという気持ちは素晴らしいことです。
例文3:思いやり
明るい性格で誰とでも、仲良く遊ぶことができます。一人でいる子を見つけると声をかけて仲間にいれようとする配慮ができます。友達が嬉しい時や悲しい時には、一緒になって喜んだり悲しんだりしています。
そんな積極的なコミュニケーション能力を見せる中でも、「ありがとう」や「ごめんなさい」という言葉を自然に使っているのをよく聞きます。お礼や謝罪の言葉は相手を思いやる気持ちがなければ、自然に出てこない言葉です。
例文4:おとなしい
初回公開日:2017年12月09日
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