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「貸与」の意味と使い方|例文3つ・類義語/反対語

初回公開日:2017年12月11日

更新日:2020年05月30日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

社員やアルバイトの募集記事などに「制服貸与」と書かれているのを目にしたことがありますか。これを見て「制服がもらえるのだ」と思い込む人もいますが、この記述だけでは、有償か無償かは不明です。「貸与」の持つ意味を理解し、思い込みで損をすることのないようにしましょう。

「貸与」とは

勤務先・アルバイト先の会社情報として、「制服貸与」と記載されているのを見たことがあるでしょうか。「制服貸与」と書かれていれば、制服は貸してもらえるのだと理解できます。

その制服の貸し出しが有償なのか、無償なのかまで考えてみたことはありますか。「貸与」という言葉は、単に「貸します」と言っているだけなのか、それ以上の意味があるのか、確認してみましょう。

「貸与」の読み方と意味

「貸与」は「たいよ」と読みます。「貸与」は、その文字の通り「貸し与える」ことを意味しています。

つまり、「作業服を貸与する」とは「作業服を貸して、与える」という意味になります。「与える」のですから、無償であると理解している人もいますが、無償とは限りません。

有償の場合は「有償貸与」、無償の場合は「無償貸与」と言います。有償の場合は、レンタルとか賃貸という場合もあります。

「貸与」の使用例

「貸与」は、「金や物を貸し与えること」を意味しており、返すことが条件になっています。返却を必要としない場合は「支給」などが使われます。

「制服を貸与する」会社では、退職時に制服を返却する必要がありますが、「制服支給」とされている会社では、退職時も制服を持ち帰ることができます。

ここでは、「貸与」が実生活の中のどのような場面や場所で使われているのか、例文も交えながらご紹介します。

「貸与」はどのような場面で使用するのか

「貸与」は、返却を前提とする金品の貸し出しの際に使われます。住居の貸し出しにも「貸与」が使われることがあります。

ここでは、「お金の貸与」「衣服の貸与」「不動産の貸与」という場面について、例文を交えて「貸与」の使い方をご紹介します。

例1 貸与型奨学金

「貸与型奨学金」とは、学校を卒業した後に返済する必要がある奨学金のことです。

貸与型奨学金には、無利子で、借りた金額だけ返済すればよいタイプと、利子も合わせて返済するタイプがあります。

「貸与型奨学金」とは異なり、奨学金を受け取っても、卒業後に返済の必要がない奨学金があります。こちらは「給付型奨学金」と呼ばれています。

【例文】
・奨学金を受給する際は、貸与型奨学金か給付型奨学金か確認しておこう

例2 制服を貸与する

「制服を貸与する」とは、会社の募集要項などに記載されています。この記載から、「会社には制服があること」「制服は会社を辞めるときに返却が必要であること」がわかります。

「制服を貸与する」という場合も、「制服を支給する」という場合も、制服が破損したり、サイズが変わった場合などに、再度貸与されたり支給されたりするのか、確認が必要です。

【例文】
・「制服貸与」とありますが、無償貸与でしょうか

例3 不動産の貸与

「不動産の貸与」とは、賃貸不動産を与えることを意味しています。会社などの借り上げアパート・マンションをイメージすると良いでしょう。

会社の募集要項に「住居貸与」などと記載があった場合、これだけでは無償か有償かの判断はつきません。多くの場合は、相場より安い価格で会社として住居を貸してくれることを意味しています。

【例文】
・募集要項に「不動産貸与」とあったから、家賃支出は少し抑えられるかもしれない

衣食住を少し見直す転職がしたいなら

社員寮完備だったり、「不動産(住居)貸与」だったりという、福利厚生を用意している会社に転職すれば、住居費などの家計支出を少し抑えられる可能性があります。

また、「制服貸与」という会社も、多くは無償提供してくれるので、衣服費を節約できる可能性があります。

下記リンクの転職サービスでも、福利厚生などに「貸与」項目のある会社をチェックしてみましょう。転職の選択のひとつのポイントとして見ておくと良いでしょう。

「貸与」の類義語と反対語

ここでは、貸与の類語と対義語をご紹介します。類語といっても、意味が全く同じではないので、微妙なニュアンスの違いがでます。「貸与」と類義語との相違点についてもご紹介します。

対義語についても、「貸与」の使い方によって、同じ言葉でも対義語となる場合もならない場合もあります。それぞれの意味を正確に把握しておくことが大切です。

「貸与」の類義語と違い

「貸与」の類義語で、文中で使われている「貸与」との言い換えを行った場合、ほぼ同じ意味で通じる場合と、異なるニュアンスになってしまう場合があります。

これは、「貸与」の持つ意味と、類義語の持つ意味の、重ならない部分がもたらす影響といえます。

「貸与」の類語である「賃貸」は、有償で貸すことを意味します。「貸与」には無償の貸し出しも含まれるため、言い換えにより別の意味になってしまう可能性もあります。

「貸出」

「貸出」(かしだし)には、「公共機関などが物を貸して、それを持ち出すことを認める」「銀行などが金を貸す」という意味があります。

この意味からすると、「貸出」は「貸して持ち出す」または「金を貸す」ということを表現するための言葉で、「制服の貸出」は言葉の意味からは、本来の使い方ではないことになります。

「制服の貸出」は、制服を持ち出すことを想定していることになり、「貸与」を使った場合と意味が異なります。

「リース」

「リース」は、主に機械類を貸し出すことで、最近では、PCやコピー機、車といった設備も対象なっています。

主なリース先は、企業や学校などですが、個人向けにも車のリースなどが行われています。リースは年単位の長期間の貸出に対して使われます。

「貸与」には、短期貸与も長期貸与もあるので、長期貸与であればリースとほぼ同義として使えます。

「レンタル」

「レンタル」は、イベントなどの期間の限られた目的のための貸出を表現する言葉です。

1日だけ借りる、1週間だけ借りるという、短期間でスポット的に必要なものを借りるときに「レンタルする」という使い方をします。

「リース」が長期貸与を意味するのと対照的に、「レンタル」は短期貸与を意味します。「レンタル」も無償の際も使える言葉ですが、一般的にはただ「レンタルした」と言えば有償で借りたことを指しています。

「貸与」の対義語

「貸与」の対義語は「借用」です。「供与」や「贈与」を「貸与」の対義語として定義している辞典もありますが、必ず対義語として挙げられているのは「借用」です。

ここでは、「貸与」の対義語の意味と使い方についてご紹介します。

「借用」

「借用」の意味は「借りて使うこと」「使うために借りること」です。「貸与」が「貸し与えること」であるため、対義語とされるのも納得できます。

ただし、「借用」の対義語としては「返済」が挙げられていることもあります。こちらも「借りたものは返す」という理論からいえば、対義語とされているのも納得できます。

【例文】
会社から鈴木さんに仕事に必要な備品が貸与された。鈴木さんは備品を借用し、仕事に取り掛かった。

「供与」

「供与」には、「ある利益を相手方に得させること」という意味があります。「貸与」と同じ「与(える)」という字が用いられており、対義語とはいえ、一部意味に重なりがあります。

「供与」は「貸与」の対義語とされている辞書もありますが、「貸出」の類語とされている辞書もあります。「貸出」は「貸与」の類語でもあり、「貸与」と「供与」にも類似性もあるといえます。

【例文】
・重役や利益供与となる取引をしてはならない

「贈与」

「贈与」は「金銭や物品をおくり与えること」という意味です。「贈(る)」という字が使われているので、無償で与えることを指しています。

「贈与」も「貸与」の対義語とされている辞書もありますが、「与(える)」という字を用いている点で「貸与」と共通性があり、類語としても扱われます。

【例文】
・この奨学金は貸与されたものではなく、贈与されたものという扱いになります。

「貸与」されるときの注意点

「貸与」は、募集広告などで「〇〇の貸与あり」という形で見かけることが多い言葉です。この記載からは、「貸し与えてもらえる」つまり「借りられる」ということだけが読み取れます。

「貸与」とだけ書かれている場合は、その貸与が有償なのか、無償なのか、返すタイミングはいつなのか、など、詳細を確認する必要があります。

管理上のルールを確認しよう

「貸与」にまつわる一連の管理ルールについては、確認が必要です。「貸与」という二文字だけでは、読み取れない管理ルールが多々あるはずです。

貸与にかかわらず、金品の貸し借りにはルールがあり、ルールを知らずにいると、損をしてしまったり、追い込まれた状況に陥ったりする危険性があります。

以下のリンク記事も参考に、金品の貸し借りのルールを確認しておきましょう。

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