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「貸与」の意味と使い方|例文3つ・類義語/反対語

更新日:2024年08月28日

社員やアルバイトの募集記事などに「制服貸与」と書かれているのを目にしたことがありますか。これを見て「制服がもらえるのだ」と思い込む人もいますが、この記述だけでは、有償か無償かは不明です。「貸与」の持つ意味を理解し、思い込みで損をすることのないようにしましょう。

「貸与」とは

勤務先・アルバイト先の会社情報として、「制服貸与」と記載されているのを見たことがあるでしょうか。「制服貸与」と書かれていれば、制服は貸してもらえるのだと理解できます。

その制服の貸し出しが有償なのか、無償なのかまで考えてみたことはありますか。「貸与」という言葉は、単に「貸します」と言っているだけなのか、それ以上の意味があるのか、確認してみましょう。

「貸与」の読み方と意味

「貸与」は「たいよ」と読みます。「貸与」は、その文字の通り「貸し与える」ことを意味しています。

つまり、「作業服を貸与する」とは「作業服を貸して、与える」という意味になります。「与える」のですから、無償であると理解している人もいますが、無償とは限りません。

有償の場合は「有償貸与」、無償の場合は「無償貸与」と言います。有償の場合は、レンタルとか賃貸という場合もあります。

「貸与」の使用例

「貸与」は、「金や物を貸し与えること」を意味しており、返すことが条件になっています。返却を必要としない場合は「支給」などが使われます。

「制服を貸与する」会社では、退職時に制服を返却する必要がありますが、「制服支給」とされている会社では、退職時も制服を持ち帰ることができます。

ここでは、「貸与」が実生活の中のどのような場面や場所で使われているのか、例文も交えながらご紹介します。

「貸与」はどのような場面で使用するのか

「貸与」は、返却を前提とする金品の貸し出しの際に使われます。住居の貸し出しにも「貸与」が使われることがあります。

ここでは、「お金の貸与」「衣服の貸与」「不動産の貸与」という場面について、例文を交えて「貸与」の使い方をご紹介します。

例1 貸与型奨学金

「貸与型奨学金」とは、学校を卒業した後に返済する必要がある奨学金のことです。

貸与型奨学金には、無利子で、借りた金額だけ返済すればよいタイプと、利子も合わせて返済するタイプがあります。

「貸与型奨学金」とは異なり、奨学金を受け取っても、卒業後に返済の必要がない奨学金があります。こちらは「給付型奨学金」と呼ばれています。

【例文】
・奨学金を受給する際は、貸与型奨学金か給付型奨学金か確認しておこう

例2 制服を貸与する

「制服を貸与する」とは、会社の募集要項などに記載されています。この記載から、「会社には制服があること」「制服は会社を辞めるときに返却が必要であること」がわかります。

「制服を貸与する」という場合も、「制服を支給する」という場合も、制服が破損したり、サイズが変わった場合などに、再度貸与されたり支給されたりするのか、確認が必要です。

【例文】
・「制服貸与」とありますが、無償貸与でしょうか

例3 不動産の貸与

「不動産の貸与」とは、賃貸不動産を与えることを意味しています。会社などの借り上げアパート・マンションをイメージすると良いでしょう。

会社の募集要項に「住居貸与」などと記載があった場合、これだけでは無償か有償かの判断はつきません。多くの場合は、相場より安い価格で会社として住居を貸してくれることを意味しています。

【例文】
・募集要項に「不動産貸与」とあったから、家賃支出は少し抑えられるかもしれない

衣食住を少し見直す転職がしたいなら

社員寮完備だったり、「不動産(住居)貸与」だったりという、福利厚生を用意している会社に転職すれば、住居費などの家計支出を少し抑えられる可能性があります。

また、「制服貸与」という会社も、多くは無償提供してくれるので、衣服費を節約できる可能性があります。

下記リンクの転職サービスでも、福利厚生などに「貸与」項目のある会社をチェックしてみましょう。転職の選択のひとつのポイントとして見ておくと良いでしょう。

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初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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