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「那」が持つ文字の意味とは?由来や名前に使われやすい理由を解説

更新日:2023年12月14日

名付けをする際に、「那」という字の意味を知りたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、「那」が持つ意味や由来、名前に使われやすい理由などを紹介していきます。「那」を使った名前も取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

「那という字の意味って?」
「那はどういう由来の文字なの?」
「那が名前に使われやすい理由は?」
このように「那」という漢字について、疑問を持つ方も多いのではないでしょう。

名付けで「那」の字を使うか検討している場合は、意味や由来も確認しておきましょう。漢字によってはネガティブな意味や由来を持っていることもあります。

本記事では、「那」という漢字について、由来や部首、意味、名前に使われやすい理由などを紹介していきます。

この記事を読むことで、「那」についての知識が深まり、名前に使用するかの判断の決め手になるでしょう。また、名前に込めたい願いのイメージも湧きやすくなります。ぜひ、赤ちゃんの名付けの参考にしてください。

「那」の文字について

始めに、「那」の文字の読み方について、音読みと訓読みに分けて紹介していきます。「那」という字の形に惹かれた方は、読み方を知ってどのような響きの名前にしようか検討してみてください。

漢字の読み方は、音読みと訓読みがあります。名前を考える上でどちらかの読み方を使うことがあるため、「那」の音読みと訓読みを知っておきましょう。

音読み「な」「だ」

「那」の音読みは「な」「だ」がありますが、一般的には「な」と読むことが多いでしょう。文化庁の常用漢字表に掲載されている読み方も「な」です。

常用漢字表に記載はありませんが、「那」は「だ」という読みも可能です。「だ」という読み方をする言葉には、「阿那(あだ)」があります。花が美しく茂る様子、しなやかで美しいことを表しています。

出典 : 常用漢字表|文化庁
参照 : https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf

訓読み「いかん(ぞ)」「なん(ぞ)」「なに」

「那」の訓読みは、現在ではほとんど使用されない言葉の「いかん(ぞ)」「なん(ぞ)」「なに」です。これらの読み方は常用漢字表の記載もなく、赤ちゃんの名前で使われるケースは珍しいでしょう。

「いかん(ぞ)」は、どうして?なぜ?、「なんぞ(ぞ)」は、何物か?何事か?という疑問の意味があります。「なに」も、物事を問う疑問詞です。

「那」の由来

ここでは、「那」の由来について紹介していきます。文字は、言語を表現するために使用される記号です。由来を知ることで、その文字がどういう成り立ちでできたか分かってくることがあります。名前にこの字を使う場合は、由来を知ることでイメージも膨らみやすいでしょう。

象形文字と指示文字との組合せ

「那」は、物の形を点や線で結んで作られた「象形文字」と、物を指示するために印を付けることで表現した「指示文字」との組合せから生まれた文字です。そのため、象形文字と指示文字、2つの要素が合わさった意味を持っています。

「那」の部首の意味

「那」の部首は、文字の右側の「阝(おおざとへん)」です。「阝(おおざとへん)」が使用される文字は、「郷」「邦」「都」「部」「邸」「郭」など、地名や国の領地、特定の場所の名前などに関係する字に多いでしょう。「那」という字自体も、古い中国の地名でもあります。

「那」のつくりの意味

「那」のつくりは、左側の部分です。これはふさふさとしたヒゲが伸びて垂れている様子を表しています。ヒゲは豊かさの象徴であるため、地名や場所を表す「阝」と組み合わせると「豊かな土地」という意味になります。

また、糸や毛が美しくしなやかに伸びる様子を表す「冄(ぜん)」という字がもとになっている説もあります。この場合は、「阝」と組み合わせると「美しい郷」「(細く長い糸を紡げるほど)穏やかな村」などの意味になるでしょう。

「那」の文字が持つ意味

続いては、「那」の文字が持つ意味を紹介していきます。その漢字が持つ意味を詳しく知ることで、名前に付けたい意味や願いなどのイメージをぐっと広がってくるでしょう。

「那」という字に限った話ではありませんが、漢字の意味を知らずに名前を付けてしまうと、実は悪い意味を持っているケースもあります。名前に使用する漢字を決めてしまう前に、意味や由来などはきちんと調べておきましょう。

次のページ:「那」が名前に使われやすい理由

初回公開日:2017年12月15日

記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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