「那」が持つ文字の意味とは?由来や名前に使われやすい理由を解説
更新日:2024年11月08日
豊かさ
「那」は、多い、たくさんあること、広いことなど、「豊かさ」を意味する漢字です。そのため、名付けでは、「心が広く情の深い人になってほしい」「幸せいっぱいの人生を歩めますように」「お金にも食べ物にも困らないように」などの願いを込めたい場合にぴったりでしょう。
美しさ
「那」は、「美しさ」という意味もあります。見た目も内面も美しく育ってほしい気持ちが強い場合は、この「那」を「な」という音に当てると良いでしょう。
「美しさ」という意味から名付けで願いを込める場合は、「美しく人に愛される人に」「細やかな気配りができる心の綺麗な人に」「美しく穏やかな子に育ってほしい」などの意味を込めることが可能です。
疑問や反語
「那」には、「なん(ぞ)」「いかん(ぞ)」という訓読みがありましたが、これは、古い文献で「那」という文字が「疑問」や「反語」として使用されていたためです。
疑問や反語を表す意味から、名付けでは、「思考力があり、多角的に物事を見る能力が高い人に」「さまざまなことに目を向ける探求心のある人に」などの意味も込められるでしょう。
ゆったりしていること
「那」という字のつくりは、ヒゲが伸びていることを表しています。ヒゲが伸びているというのは、ゆったりと時間をかけてヒゲが伸びていったことを表すことから、「那」は「ゆったりしている」という意味を持つ漢字です。
この意味から名付けでは、「心優しく、行動にもゆとりを持った人に」「安定感があり穏やかな性格に育ちますように」などの願いを込められるでしょう。
「那」が名前に使われやすい理由
名前で使用される「な」と読む字は、「奈」「菜」などがよく使用されるイメージがあるのではないでしょうか。実際に「奈」「菜」は、明治安田生命が発表しているランキングではランクインしています。
しかし、「那」という字も名前に使用されやすい字です。ここでは、「那」が名前に使われやすい理由について紹介していきます。
出典:2021年の名前ランキング|明治安田生命
参照:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html#/year/2021n/10
響きが良く使いやすい
「那」の読み方の「な」は、名前としてさまざまな音と馴染みやすく、響きが良い理由から男の子でも女の子の名前でも人気です。
実際に、明治安田生命が発表している読み方ランキングでは、「みなと」「ひなた」「はな」「さな」「せな」などの「な」が使われている響きの名前がランクインしています。
出典:2021年の読み方ランキング|明治安田生命
参照:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html#/year/2021y/2
中性的な名前に使える
「那」は、きりっとした雰囲気があり、中性的な印象の名前になるでしょう。「奈」や「菜」は柔らかい印象もあり女の子の名前に使われやすい字ですが、「那」は男の子の名前にも使用される字です。
まだお腹の赤ちゃんの性別が分かっていない場合も、「那」という字であれば、どちらの性別でも使用しやすいため、おすすめです。
他の漢字と組み合わせやすい
「那」は、漢字の意味としての主張が少ないため、他の漢字と組み合わせやすいという利点があります。
たとえば、主張が強い字では、「光」「空」「学」「麗」「姫」などでしょう。字を見ると、どんな意味かすぐに分かる字です。
主張が強い字は、名前負けしてしまう要素もあるため、そのようなリスクを回避できる意味で「那」は名前に使いやすいでしょう。
「那」がつく女の子の名前
ここでは、「那」がつく女の子の名前を紹介していきます。「奈」や「菜」などの字と迷っている方もぜひ参考にしてみてください。「那」は、中性的な印象が出てスッキリとした印象になるでしょう。
以下で紹介している以外にも、「なお」「ななみ」「ななせ」「みな」など、「な」という響きの名前は女の子では多いため、いろいろ検討してみてください。
初回公開日:2017年12月15日
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