「リカバー」の意味とは?「リカバリー」などとの違い・例文も紹介
更新日:2024年07月15日
体調のすぐれなかった人が、午後には復調した時にこのように言う事ができます。
また最後の例文では破損したデータの回復に成功した時、このように伝える事ができるでしょう。
- 「朝は体調良くなかったんだけど、午後にはリカバーしたよ。」
- 「午前中に見つかったデータの破損については、午後にはリカバーしました。」
「気持ち的にリカバーできた?」
失敗や不運な出来事があり、ネガティブな気分になることは誰にでもありえます。そんな相手に対して、このような表現で気遣うこともできます。
- 「あの失敗のせいでだいぶ落ち込んでいたみたいだけど、気持ち的にリカバーできた?」
「リカバー」の英語表現
最後に「リカバー」の由来である英語の「recover」について、改めて確認していきましょう。
「recover」
ここまでで何度か触れてきたように、カタカナ語であるリカバーは「recover」という英単語が元になっています。
語源としては、「再び(re-)」取り戻すというものです。
「recover」には他動詞としての使い方、自動詞としての使い方があります。
他動詞は目的語を必要とします。そして主語である人や物から、対象である人や物など(目的語)に動作が向かうことを示します。他動詞としての「recover」の意味は、「何かを」正常な状態に戻す・回復する、取り戻すなどです。
他動詞として使われる例として、データ(目的物)を回復させる場合が挙げられます。
自動詞は、目的語は必要としません。主語である人やもの自体の動きを表します。自動詞としての「recover」の意味は、人や生き物「それ自身が」怪我や体調不良などから回復する、国などが災害から復旧するなどです。
自動詞として使われる例として、その人自身が元気になる場合が挙げられます。
まとめ
この記事では「リカバー」という言葉の意味・ビジネスやスポーツの場面での使い方・「リカバー」「リカバリー」「リカバリング」の違い・「リカバー」の例文などについて、由来である英単語と比較しながら見てきました。
言葉とは、使われる地域や時代によって変化していく生き物です。
必要以上に由来や語源にこだわる必要はありませんが、基本に立ち戻って使い方を考えていけば、より言葉の幅を広げることができるでしょう。
この記事を参考に、「リカバー」という言葉に親しんでみてください。
初回公開日:2017年12月09日
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