「整合性」の意味と使い方・「整合性」を使った例文3つ
更新日:2024年11月20日
「整合性」の意味
「整合性」という言葉を使って、「整合性」がある、または「整合性」がないなどの使い方をします。それでは整合性とはどんな意味のある言葉なのでしょうか。
整合性とは「ずれがなくきちんと揃う状態」「矛盾点がなくきちんと合わさる状態」という意味の言葉です。整合性とは、後ろに付く言葉によって意味がちがってくるので気をつけましょう。
「整合性を取る」の意味
「整合性を取る」の意味は、辻褄を合せる・合っている状態にするという意味です。
「新たな法案は既存の法律と整合性を取ることができないので、否決された」などと使います。
「整合性がない」の意味
辻褄が合っていない、矛盾しているといった時に「整合性がない」という表現をします。
言っていることとやっていることの辻褄が合わない場合に「あなたの行動には整合性がない」といった使い方をします。
整合性とは硬いイメージの言葉なので、ビジネスなどで辻褄が合わない時によく使われているフレーズです。普段の生活のなかでは「辻褄が合わない」「辻褄が合っていない」といった表現を使ったほうが良いでしょう。
「整合性」の使い方と例文3つ
実際の場面では「整合性」という言葉をいかにして使うのでしょうか。
「整合性」のうしろに続く語により「整合性」の意味が微妙にちがってきます。その使い分け方を代表的な例文をいくつかピックアップして、見ていきましょう。
使い方:ビジネスシーンでよく使う
普段の生活で整合性という言葉を使うことはあまりありません。整合性を求められるのはビジネスの時が多いでしょう。ビジネスシーンで整合性を求められたときは、精度を上げて矛盾点を無くさなければなりません。
「整合性を取る」「整合性を図る」といったように整合性に続く言葉が変わると、若干ニュアンスがちがってきます。絶対的な整合性が求められているのか、整合性が取れるように努力してほしいのかをよく見極めましょう。
使い方:単語単体では使わない
「不整合性」という言葉が存在しますが、「整合性」は単体で使われることがあまりなく「整合性がある」「整合性がない」といった使い方をする場合が多いです。そのため、「整合性がある」の対義語・反対語は「整合性がない」ということになります。
整合性がないということは辻褄が合っていないということですが、「辻褄」も単体で使われることがなく、「辻褄が合う」「辻褄が合わない」といった使い方をします。
例文1「整合性をとる」
「整合性を取る」という使い方をするときがあります。「整合性を取る」とは、整合性のある状態にするという意味のときに使います。
つまり、辻褄が合わない状態のことを辻褄が合うようにしてほしいといった場合に「整合性を取る」という表現が使われます。
絶対的な整合性を求める場合は、「整合性を取ってください」という表現が適切です。
例文2「整合性を図る」
「整合性を図る」という表現は、整合性があるように努力します、整合性がある状態になるように変更します、といった意味で使われています。
整合性があるように努力してほしい、努力しますという意味で使う場合は「整合性を図る」という表現をすると良いでしょう。
ビジネスで「整合性を図ってください」と言われた時は、精度の高い合致が求められているということです。「整合性を図る」という意味を正しく理解しておきましょう。
例文3「整合性が取れない」
初回公開日:2017年12月13日
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