「ネック」の意味・使い方6つ|類義語3つ・ボトルネックとは
更新日:2024年10月11日
「ネック」とは
「ここがこの件のネックだ」などという言い回しを聞いたことがある人は多いでしょう。この「ネック」とは一体何なのでしょうか。
「ネック」は、ビジネスシーンでも、日常会話でもかなり使われる頻度の高い言葉の1つです。この記事では「ネック」の意味やその使い方をご紹介します。いつでも使える便利な「ネック」という言葉を使いこなしましょう。
「ネック」の意味
ネックという言葉は英語であり、「neck=首」という意味になりますが、冒頭の会話に出てきたネックという言葉は、一般的には「要になる部分」という意味で使われています。
つまり、「ここがネックだ」と言われたら、その人は今、事態の良し悪しを決定するような非常に重要なことを話しているということになります。「ネック」は「ここさえクリアできれば問題が解決する」というようなポイントであることが多いです。
「ネック」になるとは
したがって、「ネック」になるとは、問題が解決するかどうかの分岐点になるという意味であると言えます。
ビジネスシーンでは仕事の「ヤマ」と同じような意味を表すと考えて良いでしょう。仕事の一番重要な部分、手を抜くことができない部分が「ネック」です。逆に、「ネック」の部分さえクリアしてしまえばあとは安心できるといったポイントでもあります。
「ネック」を使った言葉の例
それでは、「ネック」を使った言葉をいくつかご紹介します。ビジネスシーンでは主に以上で紹介したような「重要ポイント」と言う意味で用いられますが、もちろん元の意味の「首」という用法で用いられることもあります。
特に、アパレル業界では「ネック」は「首」を意味します。洋服や装飾品を扱う業界では、「首」は文字どおり「ネック」になる部分でもあります。
例1:ネックになる
ビジネスシーンでよく用いられる表現に「ここがネックになる」という言葉があります。これは、上記で説明したような「物事の重要なポイント」「問題解決の肝になる部分」という意味で用いられている言葉です。
「ネックになる」仕事には慎重に取り掛からなければなりません。その仕事が成功するかどうかで全体のプロジェクトの命運が決まると考えても良いでしょう。「ネック」の部分をうまく越えることができれば一安心です。
例2:ハイネック
「ハイネック」は洋服の形状を表す言葉であり、「タートルネック」と同じような意味を表します。つまり、首の部分を覆うような形をした有数スのことです。
これは種類を表す言葉であることからもわかるように、アパレル業界でよく用いられる言葉です。また、ファッション誌などでも目にする機会は多いでしょう。ハイネックの洋服をうまく取り入れることができれば、大人っぽい雰囲気を醸し出すことができます。
例3:ボトルネック
ボトルネックとは、英語で「bottle neck」、つまり「瓶の首」と言う意味を持つ言葉です。瓶の飲み口付近の細くなるくびれの部分を指します。
ボトルネックは、上記で紹介したような「問題の良し悪しを決定する重要な部分」「問題解決の肝」という意味です。瓶の首の部分は急に狭くなっているため、液体はそこで食い止められ、流れが悪くなります。それと同じように、一筋縄ではいかぬ関門という意味を表しています。
例4:ネックに感じる
「ネックに感じる」というときの「ネック」は「ボトルネック」と同じように「物事の重要な部分」「命運を左右するポイント」という意味で使われています。
ネックに感じる、と言うとき、「この部分を絶対に失敗してはいけないというプレッシャーを感じる」というようなニュアンスがあらわれています。その人がその物事に対して少なからず緊張していると考えて良いでしょう。
ファッションや衣類のネックの使われ方
初回公開日:2017年12月27日
記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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