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「鋭意」の意味と「鋭意」を使った例文5つ・「鋭意作成中」の意味

更新日:2024年02月03日

「鋭意」は、ビジネスシーンで頻繁に使われる言葉ですが、日常会話で耳にすることは少ない言葉です。ビジネスシーンで活躍するためには、語彙力を身につける必要があります。本記事でご紹介する「鋭意」の意味や使い方を習得することから始めてみてはいかがでしょうか。

「鋭意」の意味

「鋭意」は「えいい」と読みます。鋭意には、「一生懸命励むこと」「物事に対して、集中して真剣に取り組んでいること」といった意味があります。文法的には副詞的に使われることの多い言葉です。「がんばります」を「鋭意」を使って言い換えると、「鋭意努力します」になります。

ここでは、よく使われる「鋭意」を含んだ熟語と、その意味をご紹介します。

「鋭意作成中」の意味

「鋭意作成中」は、ビジネスの中で使われることの多い熟語です。「鋭意製作中」も「鋭意作成中」とほぼ同じ意味で使われます。

「鋭意作成中」という表現の中で「鋭意」は、「作成することに集中している」状態を示しています。「新作については、現在、鋭意作成中です」のように使用します。「新作については、現在、鋭意製作中です」としても、ほぼ同じ内容を伝えることができます。

「鋭意検討中」の意味

「鋭意検討中」は、「集中して検討している」状態を伝える熟語です。提案を受け、その回答を求められたときなどに使用することの多い語句です。

「○○の件ですが、その後いかがでしょうか」と相手から聞かれたときに、「現在、部署内において鋭意検討中ですので、もうしばらくお待ちください」という形で使うことができます。「鋭意検討中」と表現することで、関係者が内容を吟味している様子が想像できます。

「鋭意対応中」の意味

「鋭意対応中」という熟語からは「真面目に対応している」状態を感じ取ることができます。「これからも鋭意対応させていただきます」と言われた場合は、「結果はどちらに転ぶかわからないが、がんばって対応しようとしている」様子が伝わってきます。

対応中であるものの、結果が出ていない状態のときには、「鋭意対応中です」と伝えてみましょう。

「鋭意」を使った例文5つ

ここでは、「鋭意」を使った例文をご紹介します。例文を参考に、「鋭意」を含んだ熟語をどのような状況で使うか、感覚をつかみましょう。

また、先に意味をご紹介した「鋭意作成中」「鋭意製作中」「鋭意対応中」「鋭意検討中」および「鋭意努力」についての例文をご紹介します。

例文1:「鋭意作成中」

「文化祭に向けて、各クラスが演劇発表の作品を鋭意作成中です。」この例文からは、文化祭という「お祭り」を控え、各クラスの生徒たちが真剣に作品作りに取り組んでいる様子が伺われます。

このように、1点に向け集中し、注意を注いで作品作りに励む様子を伝えたいときに、「鋭意作成中」を使うことができます。

例文2:「鋭意製作中」

「結婚式で披露する『なれそめビデオ』は、鋭意製作中です。」この例文からは、ビデオを公開する日に向けて、がんばってビデオ制作をしている様子が伺われます。「鋭意作成中」としても、表現される内容に大きな違いはありません。

正確には、「作成」は文書や図面を作り上げることを指し、「制作」では美術作品や映画などを作ることを指します。

例文3:「鋭意努力」

「拝命した役職に恥じないよう、鋭意努力いたします。」このように「鋭意努力」が使われている文章は、簡単な言葉で言い換えるなら「がんばります」で言い換えることができます。「役職に恥じないようにに今後もがんばります」といった気持ちが込められています。

「がんばります」というよりも「鋭意努力します」と伝えた方が、目標に向けて猛進する気持ちが伝わります。

例文4:「鋭意対応中」

「いただいたクレームについては、現在、鋭意対応中です。」この文章からは、クレームの解決には至っていないが、何らかの対応をしている状況だろうという想像ができます。「何もしていないわけではない。がんばって実行中なのだ」ということが十分に伝わる表現です。

結果を報告するに至っていない事項について、上司から進捗を確認された場合などに、「現在、鋭意対応中です」と回答してみると良いでしょう。

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初回公開日:2017年12月19日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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