「鋭意」の意味と「鋭意」を使った例文5つ・「鋭意作成中」の意味
更新日:2024年07月17日
例文5:「鋭意検討中」
「提案いただいた案件については、現在鋭意検討中です。一両日中には、結果をお知らせできる予定でおります。」この文章からは、関係者が集まって検討会議を開催している様子が目に浮かびます。
対案案件を放ってあるのではなく、きちんと検討しているが、まだ意見がまとまらない様を想像することができます。回答をすぐに相手に伝えることができな状況のときは、「鋭意検討中です」を使ってみましょう。
参考:語彙力がないまま社会人になってしまった人へ
「鋭意」の意味や使い方を今まで知らなかったという人には、本書「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」をおすすめします。もちろん「まだ学生だ」という人も、読む価値があります。
本書は「超基礎編」とされているので、社会人として知っておきたい「語彙」が紹介・解説されています。頻繁に使われる語彙と使われる頻度の高くない語彙が混在していますが、一読してみることをおすすめします。
●安倍晋三首相が、国会答弁において『忖度』と言う言葉を使われて以来、
『語彙力』という言葉が注目されてきたと記憶しているのですが・・・。●本書は『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ(第一段)』の続編で、
「超基礎編」ということになっています。
また、本書では「使えると便利で知らないと恥ずかしい語彙51語」が紹介されています。●本書で紹介されている51語は、よく使われるものと、あまり使われそうにないものが、
一緒になっている感じです。
これは、あくまでも、私個人の感想であり評価はバラツキがあるでしょう。
一番紹介して欲しかった『忖度』が記載されていないのが残念です。●本書に選定された「51語」はあくまでも著者個人の好みであり、『超基礎編』という
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言葉にはあまりとらわれないでください。
「鋭意」の類語3つ
「鋭意」には、類語とされる単語・語句がたくさんあります。ここでは代表的な3つの類語をご紹介します。
「鋭意」の類語としては「誠心誠意」「一所懸命」「邁進」が、表現できる内容が「鋭意」に近く、言い換える際の語句としておすすめです。
類語1:「誠心誠意」
「鋭意」の「まじめにがんばる」という意味と重なる類語が「誠心誠意」です。「鋭意努力します」を「誠心誠意努力します」と言い換えれば、ほぼ同じ意味の文章になります。
漢字の持つ意味から「鋭意」の方が鋭さやキレの良さといった雰囲気を伝えることができます。「誠心誠意」では誠実さが伝わります。
類語2:「一所懸命」
「一所懸命」は「命がけで物事に取り組むこと」を意味します。「鋭意努力いたします」は「一所懸命がんばります」という馴染みのある言い方に言い換えることができます。
なお、「一所懸命」と「一生懸命」は区別して使われることもありますが、語源が異なるものの、現代ではどちらも「命がけで取り組む」という同じ意味で使われています。
類語3:「邁進」
「邁進」は「まいしん」と読みます。「鋭意」と同様に、語彙力の高い人にとっては馴染みのある言葉ですが、難しい言葉をあまり使わないという人にとっては使い方がわからない可能性もあります。
「邁進」には、「目的などに向かい、突き進んでいくこと」という意味があります。「邁」も「進」も「すすむ」という意味を持つ漢字です。「目標に向けて邁進いたします」のように使えます。
「鋭意」と「邁進」の違い
「鋭意」と「邁進」は、どちらも「がんばっている状態」を想像させる言葉ですが、意味には若干の違いがあります。「鋭意」は「集中して取り組むこと」を表すのに対し、「邁進」は「とにかく前に突き進む」ことを表します。
慎重に集中して物事に取り組むときは「鋭意」を、とにかく前向きに物事に突き進んでいこうという気持ちを表すときは「邁進」を使うと良いでしょう。
鋭意の意味を覚える
「鋭意」は「とにかくがんばっています」ということを伝えたいときに、便利に使うことができる言葉です。「とにかくがんばっています」と言うよりも、「鋭意○○」という熟語で表現した方が、大人の表現になります。
一方、真面目な印象や、一所懸命な様子を相手に印象つけることもできます。
「鋭意」の意味をしっかりと把握し、適宜、会話の中で使えるようにしておくと、ビジネス会話のスキルアップにつながります。
初回公開日:2017年12月19日
記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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