「壁打ち」の正しい意味とは?使い方・例文・使われる単語を解説
更新日:2024年11月15日
「壁打ち練習をする」、「上司に壁打ちしてもらう」、「壁打ち垢」のように、スポーツだけでなくビジネスやSNSなど様々な場面で、「壁打ち」という言葉が使われています。この「壁打ち」という言葉の意味を、皆さんは正確に把握しているでしょうか。
本記事では、様々な場面における「壁打ち」という言葉の意味について、例文を用いて解説します。
この記事を読むことで、「壁打ち」という言葉の意味が理解できます。様々な場面において、「壁打ち」という言葉を正しく使えるようになるでしょう。
「壁打ち」という言葉の意味がわからずお困りの方や、様々な場面で使われる「壁打ち」の意味を知りたい方は、是非この記事をチェックしてみてください。
「壁打ち」の意味・読み方
「壁打ち」と書いて「かべうち」と読みます。
「壁打ち」は「壁に向かって打つ」という意味です。
テニスなどのスポーツで、壁に向かってボールを打ち、跳ね返ってきたボールをまた打つという、反復練習のことを指します。
主にスポーツで用いられていた「壁打ち」という言葉ですが、それが転じて、今ではビジネスやSNSなどのシーンでも使われるようになりました。
「壁打ち」の使い方・例文
「壁打ち」という言葉はどのように使われるのでしょうか。
「壁打ち」は、用いられる場面によってその言葉の意味が異なります。
ここでは、様々な場面における「壁打ち」の使い方を、例文を使って紹介します。
ビジネスシーンで用いる場合
ビジネスシーンで「壁打ち」はどのような意味で用いられるでしょう。
「壁打ち」をビジネスシーンで用いる場合、 「話を誰かに聞いてもらい考えを整理すること」を意味します。
相手にアドバイスや解決策を求めるのではなく、ただ話を聞いてもらうことで自分の考えを整理するのが、「壁打ち」の目的です。
例えば、「上司に壁打ちしてもらったおかげで、企画のアイデアが整理できた」というように使います。
スポーツで用いる場合
テニスなどのスポーツで「壁打ち」という言葉を用いる場合、 「壁に向かってボールを打つ練習のこと」を意味します。
テニスの場合、「壁打ち」は壁に向かってボールを打ち、跳ね返ってきたボールをまた打ち返すという練習方法です。
例えば、「フォーム固めのために、今日は壁打ち練習をしよう」というように使います。
ツイッターなどSNSで用いる場合
ツイッターなどSNSで「壁打ち」はどのような意味で用いられるでしょう。
ツイッターなどSNSで「壁打ち」という言葉を用いる場合、 「フォロワーがいないアカウントでツイートすること」を意味します。
基本的にツイッターなどのSNSは、他人との交流の場として使われます。「壁打ち」は、そのような使い方をせず、誰もフォローせずフォロワーもいない状態で、自分の好きなことをつぶやきます。
例えば、「本アカウントとは別に、壁打ち専用のアカウントを作ってツイートしている」というように使います。
麻雀用語として用いる場合
麻雀用語で「壁打ち」はどのような意味で用いられるでしょう。
麻雀用語として「壁打ち」という言葉を用いる場合、 「麻雀卓のふちに手牌をくっつけて打つこと」を意味します。
麻雀卓のふちに手牌をつけて打つことで、麻雀牌をツモるときに音が鳴ったり、麻雀牌が傷ついたりします。そのため、麻雀における「壁打ち」は、マナー違反とされている行為です。
例えば、「対面の人がさっきから壁打ちや先ヅモをしていて、マナーが悪い」というように使います。
創作活動などで結果が出ない場合
マンガや小説などの創作活動で思うような結果が出ない場合、「壁打ち」という言葉が用いられることがあります。
この場合の「壁打ち」はどんな意味でしょう。
マンガや小説などの創作活動は、すべての人が評価してくれるものではありません。しかし、創作のためには、たとえ反応がなくても作品を作り続ける必要があります。このように、 世間から作品への反応がない状態で創作活動することを「壁打ち」と表現します。
例えば、「彼の小説は今でこそ評価されているが、何年も壁打ちの時期があったことはあまり知られていない」というように使います。
「壁打ち」と「ブレインストーミング」の違い
「ブレインストーミング」とは、集団でアイデアを出し合うために各人が自由に意見を述べていく方法のことです。「ブレスト」とも呼ばれます。
「ブレインストーミング」は、自分の意見を述べて考えを整理できるという点で、「壁打ち」と共通する部分があります。
「壁打ち」と「ブレインストーミング」の違いは、 「壁打ち」は話し手が一方的に話すことが多いのに対し、「ブレインストーミング」は複数人で自由に意見を述べていく点です。
初回公開日:2018年02月05日
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