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「アンシャンテ」の意味と使い方・「サリュ」との違い|フランス

更新日:2024年04月19日

フランス語における出会いの挨拶「アンシャンテ」の意味と使い方、また「サリュ」との意味の違いについての解説です。ビジネスや学校など新しい出会いの場において使う「アンシャンテ」と親しい間柄のみで使う「サリュ」の違いについて説明しています。

「アンシャンテ」の意味と使い方・「サリュ」との違い|フランス

フランス語の基本「アンシャンテ」

近年の国際化により、街でフランス人を見かけることは珍しい事ではなくなりました。日本には、フランスのワインや産物が溢れ、フランスと日本間の距離は年々、縮まっています。ゆえに、ビジネス上の取引や学校など多くの場でフランス人と出会う機会が増えました。

そこで、今回はフランス人と出会った時に使える便利な言葉「アンシャンテ」の意味と使い方、またその由来に加え、「サリュ」との違いについても解説します。

「アンシャンテ」は、出会いの基本の挨拶

世界中の国でどんな人に出会っても、初めの挨拶で第一印象が大幅に変わってきます。フランスでも、挨拶というのは人と人とのコミュニケーションの始まりであり、非常に大事なマナーになります。

「アンシャンテ」は、フランス人と初めて会った時や誰かに人を紹介してもらった時や、自己紹介の際に使います。ビジネスで、名刺を交換しながら、または、日常生活においての新しい出会いの場面で頻繁に使われるフレーズです。

フランス人に出会った時に、この「アンシャンテ」の一言が言えるかどうかで相手に映る自分の印象は礼儀正しい印象を与えます。

「アンシャンテ」の意味と由来

フランス語の「アンシャンテ」の意味

では、「アンシャンテ」の意味をみてみましょう。そもそも「アンシャンテ」とは、どういう意味合いなのでしょう。「アンシャンテ」には、ふたつの意味があります。

一つ目は、人と人とが初めて出会った際に言う「はじめまして」の意味です。ビジネス上の取引で初めて関わる相手に対してや、初めて家族を紹介された時、学校や新しい職場など、日々の出会いの中で多く使われます。

二つ目は、「よろしくお願いします」の意味です。日本語の「よろしくお願いします」を直訳できるフランス語は存在しません。しかしながら、この「アンシャンテ」には、初めて会った人に「はじめまして」に加えて、「よろしくお願いします。」というニュアンスの意味も加えることができます。

「アンシャンテ」の由来

そもそも「アンシャンテ」の由来とはなんでしょうか?「アンシャンテ」は、フランス語で「Enchanté」と書きます。男性が言う場合は、「Enchanté」、女性が言う場合は、「Enchantée」と綴りが変わってきます。しかし、基本の発音は全く同じです。

元々の語源は「喜び」であり、「非常に嬉しい」、「満足な」、「魔法にかけられた」の意味になります。初めて出会う相手に向かって、「あなたに出会えて、大変嬉しいです」、「あなたとの出会いは、私の喜びです」と敬意と喜びを伝えるためにこの言葉は存在します。

元来は、「ジュスイアンシャンテ(Je suis enchanté)」と言います。このように文章でいうとより丁寧なフランス語となります。しかし、フランス語において使う頻度の多さや言いやすさを考慮して「わたしは」を意味する「ジュスイ(Je suis)」は省略して、「アンシャンテ」と言います。

「アンシャンテ」の注意点

どの言語にも、話し言葉と書き言葉が存在します。もちろんフランス語にも、相手を目の前にして使うのみの話し言葉とビジネスなどでメールや文書の文面で使用する書き言葉とさまざまな違いがあり、異なってきます。

ここで忘れてはならないのが「アンシャンテ」は、あくまでも口頭で交わされる挨拶上で使う話し言葉であり、ビジネスメールなど、文面上で使用するものではありません。日本語ですと、メールの文面上にも「はじめまして」と書くことができますが、フランス語の「アンシャンテ」は文面には書きませんので注意が必要です。

文面で書いてしまうと、かなりぎこちなく、フランス語にも精通していないことが相手に自然と伝わってしまいますので気を付けましょう。

「アンシャンテ」と「サリュ」の意味の違い

次のページ:「アンシャンテ」と「サリュ」を使いこなしてみよう。

初回公開日:2018年01月26日

記載されている内容は2018年01月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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