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「アンシャンテ」の意味と使い方・「サリュ」との違い|フランス

更新日:2024年10月01日

フランス語における出会いの挨拶「アンシャンテ」の意味と使い方、また「サリュ」との意味の違いについての解説です。ビジネスや学校など新しい出会いの場において使う「アンシャンテ」と親しい間柄のみで使う「サリュ」の違いについて説明しています。

「サリュ」の意味

フランス語には、出会った際の挨拶として、「アンシャンテ」の他に「サリュ」も存在します。フランス語で「Salut」と綴ります。「サリュ」には、二つ意味があります。

一つ目の意味は、出会いの挨拶として英語でいう「Hi」、日本語でいう「やぁ」の意味になります。そのため、初対面ではなく、顔見知りの親しい間柄の人間同士で交わす挨拶言葉です。二つ目の意味として、同じく親しい間柄同士が別れる時に「じゃあね」と言う意味で使う事もできます。

「サリュ」には、会った時に親しみをこめて「やぁ」と使う場合と、相手と分かれる際に「じゃあね」、「では、またね」という全く真逆の二つの意味があります。

「サリュ」の注意点

フランス語の挨拶では、「アンシャンテ」は、初対面の相手に対して、出会いの喜びを表現する言葉です。「サリュ」は、相手に親しみを込めた親近者同士間の軽い挨拶です。

「アンシャンテ」と「サリュ」の決定的な違いは、「アンシャンテ」は、新しい出会いの瞬間でしか使えませんが、「サリュ」は、会った時にも別れる時にも会う度に何度でも使えます。

しかし、「サリュ」には注意点があります。「サリュ」は、親しい間柄関係のみ使える挨拶であり、初対面の相手に使うと大変な無礼となってしまいますので注意が必要です。失礼がないように、打ち解け合う前までは、シンプルに「ボンジュール(こんにちは)」と言う方が無難です。

ビジネス上では使わない「サリュ」のニュアンス

ビジネスにおいては、「サリュ」は使用すべきではありません。仕事をする上で顔見知りであっても、「サリュ」は避けるべきです。

なぜなら、ビジネス上では、「サリュ」は明らかに親近者の友人や家族に言う言葉なので、いくら仕事上で多く顔を合わせる状況にあっても、個人や家族でプライベートにおいての深い付き合いがない限りは、「ボンジュール」と言う方がいいです。

「ボンジュール」は、日本語でいう「こんにちは」を意味します。この「ボンジュール」には、誰に言っても関係性の隔たりがありません。

ビジネス上で言っても、友人家族間で言っても、常にニュートラルな言葉で、会う度に何度使っても問題ありません。フランス人とのビジネスにおいては「サリュ」ではなく、「ボンジュール」を使いましょう。

書き言葉でも使える「サリュ」

「アンシャンテ」は、話し言葉としか使えませんが、「サリュ」は、話し言葉、書き言葉と両方に使えます。友達に会った時に、「サリュ」と言っても、ショートメールなどで、「サリュ、今から出かけない?」と軽く言う言い回しにも使えます。

書き言葉として使用する頻度としては、文面のはじめに使用する頻度の方が多いです。

「アンシャンテ」と「サリュ」を使いこなしてみよう。

「アンシャンテ」と「サリュ」はフランス語で頻繁に使われる挨拶です。使い方と意味がはっきりしたら、どんどんフランス人との出会いの場で使ってみましょう。日本人にとって、フランス語は、少々難しい言語の印象です。然しながら、フランス語の語源はラテン語であり、発音は日本語と似ている部分が多いです。はっきりと言えば、どのフランス人にも通じる言葉です。

フランス人に出会ったら、自分から「ボンジュール、アンシャンテ」と言ってみましょう。そして、親しい間柄になったら、会う度に「サリュ」と言ってみましょう。フランス人はフランス語にプライドを持っており、こちらからフランス語で話しかける事で、きっと喜んで、笑顔で返答してくれるでしょう。

フランス人以外にも使ってみよう

フランス語は英語に続き世界第二公用語です。フランス語はフランス国内以外にもカナダやベルギー、ルクセンブルクや西アフリカ諸国など多くの国で使われる言語です。このふたつのフランス語の挨拶を知っているだけで、フランス国内のみならずフランス語圏の多くの国の人々と対話ができます。

どの国の人間と対話するにしても、その使い方と意味をきちんと知ることによって、相手との緊張が解け、お互いに笑顔になることができます。

「アンシャンテ」と「サリュ」は、人と人との距離を縮めてくれる言葉です。突然訪れる出会いに備えて、頭の片隅に置いておいても損はありませんので、ぜひ覚えてみてください。

初回公開日:2018年01月26日

記載されている内容は2018年01月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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