「エクストラ」の意味と使い方・語源・エキストラとの違い|医療
更新日:2024年10月14日
「extra」という言葉は、英語において「度を越した(人)」「大げさな人(人)」という意味で使われることがあります。これは、その場の雰囲気にそぐわないほど、熱狂したり、積極的な態度を取っている人を表現するときに使われることが多いです。
例えば、特に勝敗にこだわらないような体育の時間におけるサッカーのゲームで「みんな、根性出して、最後まであきらめないでゴールを目指そう」などと一人で鼓舞している場合、「彼はエクストラだよね」のような意味で使います。
また、残業していて、そろそろ家に帰ろうかと思っていたら、「今から会議を始めるから全員集合」というような社長を評してエクストラを使うことができます。あるいは親バカすぎる態度などにも使えます。
このように、したいことは理解できないわけではないけれど、「ちょっと度がすぎる」という意味のスラングとしてエクストラが使われています。
エクストラの具体的な使われ方
オリーブオイル
オリーブオイルは大きくわけて「ピュア」オリーブオイルと「エクストラ」バージンオイルに分かれます。エクストラには「余分な」という意味もありますから、ひょっとすると絞りかすのような2級品ではないかと勘違いする方と、逆に「特別な」という意味から「ピュア」よりずっと素晴らしい高級品なのだと思っている人もいます。
バージンオイルと呼ばれるものは、オリーブの実を絞っただけのものを意味します。そして、特に香りや成分などが良質であり、品質が特に高い物を「エキストラバージン」という形容で意味します。エキストラバージンより、やや品質が劣るオイルは「バージンオイル」です。
国や地域、メーカーによって品質の基準はことなりますが、「特別な」という意味を持つのがエキストラバージンオイルです。ただし、一般的に具材を炒めるときにはピュアオリーブオイルのほうが適しているなど、使い分けが必要になります。
エクストラステージ
ゲームによっては、ある条件でステージを全てクリアした後に、エクストラステージと呼ばれる追加のステージが表れることがあります。さらに難易度があがったり、おまけのゲームとして楽しめたりと、ゲームによって異なります。
えきすとら
1982年に公開された、武田鉄也が主演の映画です。相手役には石田えりが起用されています。主人公水越修五郎は俳優志望ですが、いまだ芽が出ておらずエクストラで映画に出るのが精いっぱいな日々を送っています。
映画は、あるときお互いエクストラ出演だったことがきっかけで、水越修五郎と柿沼育子は出会うことからはじまります。修五郎はようやく出演できたテレビ番組のシーンがカットされたりと散々ですが、育子は逆に頭角を現し始めるとともに、修五郎より舞台演出家に心を惹かれるようになっていきます。その後二人はどうなるのでしょうか、というのが映画のあらすじです。
ちなみに、ここでもエクストラではなく、エキストラという言葉が使われています。映画業界ではエキストラが正式に近い名称なのでしょう。
○○EX
「ルルアタックEX」「ピップ マグネループ EX」「明治 カシス-i EX」など、商品名の後ろに「EX」と付いているのは良く見かけます。このEXはエクストラであり、「特別な」という意味をもっています。
このため、シリーズ化された商品では「EX」と付くものが価格が高いということが特徴です。消費者としても「EX」と付くことで効能が高いことを期待したりするので、今後も商品名としてエクストラが使われていくことは間違いないでしょう。
語源を知ることが大事
いかがでしたでしょうか。エクストラの意味と使い方を具体的な事例を交えてご紹介しました。似たような表記が多いのがカタカナ語の難しいところです。しかし、本記事のように語源にまでさかのぼって意味を知ることで、使い方を誤ることが少なくなります。
やや遠回りと感じることもありますが、語源を知るのが一番の近道となるので、ぜひ違う言葉でも試してみましょう。
初回公開日:2018年01月25日
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