「樣」の意味と使い方・「様」との違いと使い分けの方法
更新日:2024年09月15日
日本語には「様」「樣」に限らず、さまざまな敬称があります。
「御中」おんちゅう、「各位」かくい、「殿」どの、「御社」おんしゃ、「貴社」きしゃ、珍しいものだと、「尊父」そんぷ、「母堂」ぼどう、「堂」どうなどなどたくさんありました。。ちなみに、「尊父」そんぷとは、=他人の父の尊敬語で手紙などで「ご尊父(様)」というの形で用い、「堂」どうとは、=他人の母の敬称に用います。
珍しいものも含めピックアップしましたが、この機会にそれぞれの敬称を使い分けて、いろんな敬称を用いてみませんか?今回は、この中で「御中」おんちゅう、「各位」かくい、「御社」おんしゃ、「貴社」きしゃ、について紹介します。
これらの敬称を適当に使用する事で、相手に適当な敬意を示すことができれば、相手側に一目置いていただけること間違いなしでしょう。
会社への敬称「御中」
会社宛てで使用する敬称は「御中」おんちゅうを使用する事が最適でしょう。
例えば、「○×商事御中」という事になります。
また、文章中で相手側会社を表記する際には、「貴社」きしゃ「御社」おんしゃと表記すると良いです。手紙・メールなどの表記には「貴社」きしゃ、TELなどの口頭でのシチュエーションでは「御社」おんしゃと使い分けると便利です。
複数の個人に宛てる敬称「各位」
複数の個人への敬称で使用する敬称は「各位」かくいと使用することが最適でしょう。
例えば、「◯×プロジェクトメンバー各位」という事になります。
注意が必要なのが、「各位様」かくいさまと表記してしまうのはNGだという事です。これは二重敬語になってしまいます。
オールマイティーに使用できる「様」は万能
普段何気なく使用していた「様」という漢字・敬称には、色々な種類がありそれぞれに意味があり使い分け方があったりと、本当に奥深い漢字だった事に驚きを感じました。
今回紹介をしたこの「樣」という感じに限らず、普段使用しているさまざまな私たちの漢字・言葉には奥深い意味がそれぞれあるのか?いろいろ調べてみたくなります。
結果的に現代私たちが多くの機会で使用している、この「様」と漢字はオールマイティーな言葉・敬称であることがわかりました。
初回公開日:2018年02月22日
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