「エッセンス」の意味と4つの使用例・「エッセンシャル」との違い
更新日:2024年08月29日
「エッセンス」とは
エッセンスは「本質」といった重要な要素をあらわしていたり、「香水」といったそのまま香りや香料をあらわすものと2つの意味があります。どちらも異なってるように思う意味ですが、香料は植物の実や種から香料を抽出しているエキスということから、物事の中心、本質といった意味で使うことができます。
「エッセンス」の語源と英語スペル
「エッセンス」は、英語で「essence」と書き、意味は「本質、真髄、香水、香料、精」などです。エッセンスは、本質的なもの、もっとも重要な要素のことを意味しています。物ごとの中心的な部分や精神のことです。
「エッセンス」と「エッセンシャル」の違い
「エッセンシャル」は、英語で「essential」と書き、意味は、「必須、非常に重要なこと、精の」などです。エッセンシャルは、欠くことのできないこと、本質の部分、核になる部分のことを表す意味で使われます。
エッセンスは本質や核になることそのもの、香水や香料の意味、エッセンシャルは本質や核という意味も持ちながら「本質の〜、核になる〜」のように言葉を飾ることができるという違いになります。
「エッセンス」の意味と使用例
香水などの香料は、本質という意味とは関係がないように見えますが、もともと植物の実などから香料が抽出されていることから、植物が繁栄するための種の部分(中心)のエキスということでエッセンスといえます。このようにエッセンスとは、物ごとの核になる部分のことの意味で使うことができます。
「本質」の意味で使用される時
エッセンスは、本質的なもの、もっとも重要な要素のことを意味しています。物ごとの中心的な部分や精神のことです。「本質的」な意味での使用の仕方を詳しくみていきましょう。
使用例1 「エッセンス」を抜き出す
・話のエッセンスを抜き出してまとめた本である
この場合の「エッセンス」の使い方は、「本質的なもの」「最も肝心なところ」という意味で使われています。「〇〇のエッセンス」などと書かれているものを本屋さんで見かけるでしょう。
使用例2 「エッセンス」を加える
・生活にエッセンスを加える
この場合の「エッセンス」の使い方は、「本質的なもの」という意味でも使えますが「工夫」や「もっとも肝心なところ」といった意味のほうがしっくります。
「動植物の抽出物・エキス」やその加工品
エッセンスは「本質」といった意味で紹介しましたが、「香料」や「まじりけのないものや純粋なもの」といった意味合いのエッセンスについて詳しく見ていきましょう。日常の中で、化粧品やお菓子作りに使われているものもあります。
使用例3 食品の香料「バニラエッセンス」
「ヴァニラエッセンス」の「エッセンス」には、エッセンスの意味の中にある「香料」と「まじりけのないものや純粋なもの」という意味があります。それは、ヴァニラエッセンスは、ヴァニラの果実から抽出した香料で作られているからです。そのため濃度が濃く、数滴ずつ垂らして食品に使います。
初回公開日:2018年02月02日
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