「サテライト」の意味と使い方・介護での意味|オフィス
更新日:2024年09月02日
「サテライト」の意味と使い方
「サテライト」は、英語のsatelliteからきた言葉です。もともとは「衛星」あるいは「人工衛星」を意味する言葉ですが、そこから転じて、本体から離れて付属しているものという意味合いをもつ言葉としてよく使われています。
「サテライトオフィス」の意味とは?
「オフィス」とは事務所という意味ですが、メインのオフィスから離れた場所に作られた小規模なオフィスをサテライトオフィスと呼びます。
インターネットやファックスなどの通信環境が整ったため、職員が都心まで長時間かけて出勤する必要がなくなり、自宅から比較的近い場所にある小規模なサテライトオフィスで仕事をすることが可能になっています。この方法により、地方の優秀な人材を確保することも容易になります。この考え方をさらに進めると、在宅ワークのような形になっていきます。
また逆に、企業や学校などの本体が郊外にある場合、利用者に便利なように都心に小型のオフィスを開設して人員を配置し、営業や広報、販売促進、訓練課程などを行うことがあります。
また単に、本来の席から離れていても仕事をしている場合など「遠隔勤務」と同義の言葉として「サテライトオフィス」にいるという言い方が定着している職場もあるでしょう。
「サテライトオフィス」と「支社」はどう違うの?
一般的な意味合いとして「サテライトオフィス」は「支社」よりもいっそう小規模で、数人で働いていることも少なくありません。必要最小限の人数と機能でコストを抑えています。多くは支社の管理下にあり、日々支社からの指示を受け、報告を上げることになります。
たとえば、コンビニエンスストアやコーヒーショップのチェーンなどが、学校や病院の中に小さな「サテライト店舗」を持っているのを目にしたことがあるでしょう。そこには確実ながら限られたマーケットが存在しており、それに特化した規模・営業時間・人員配置で営業しています。それは支店ではなく、サテライト店舗です。
目的や業種によって異なりますが、サテライトオフィスと支社の違いもこのようなところにあるといってよいでしょう。
サテライト企業との違いは?
サテライトオフィスは、メインのオフィスに対して小規模なオフィスを設けることで、職員や利用者の便宜を図る意味で設置されますが、サテライト企業と呼ばれるものはまた違った意味合いで存在しています。
多くの場合、メインとなる企業が、余剰となった社員のための受け皿として作った会社のことをサテライト企業と呼びます。サテライト企業に移動させられる社員は、たいてい中高年の社員です。
「サテライトサイト」ってどういう意味?
サテライトサイトとは、メインのサイトのほかに自分で作るサブサイトのことを意味します。自分のメインのサイトへのリンク数を増やしたい場合、複数の副サイトを自分で作り、そこからメインのサイトにリンクを張ります。こうすることで、メインのサイトは多くのリンクが張られたようにみえ、順位が上がるという仕組みです。
また、複数のサテライトサイトからメインサイトへアクセスを誘導することで、メインサイトの閲覧数を上げるという意味合いもあります。
「サテライトスピーカー」の意味と特徴は?
サテライトスピーカーとは、メインスピーカーとは別に、小さなスピーカーを別のところに取り付け、音響効果を高めることを意味します。サテライトスピーカーを取り付けることで、音域の広がり、音のメリハリ増加が期待でき、結果的に空間全体に臨場感あるサウンドが満ちるようになります。高音質で楽しむことができ、聴き疲れを軽減します。
カーステレオのスピーカーの場合、たいてい車両の後方に搭載されている車載のスピーカーだけではあまり音響効果が発揮されているとは言えません。車の中は、もともと金属とガラスでできた密室です。そのため音がこもったり、ボリュームを大きくしてもはっきり聞こえなかったりという低音質に悩まされがちです。そこで、サテライトスピーカーを天井から下げる形で設置すれば、車内全体に良い音質を届けることが可能になります。
バスケでの「サテライト」の意味とは?
バスケットボールには「サテライト試合」あるいは「サテライトゲーム」というものがあります。これは、普段試合に出られない選手や、出番の少ない選手が出場し、試合経験を積むことができるよう、本戦と別に設定されているものを意味します。
「サテライト」という用語は、サッカーやフットサル、ラグビーなどでも似たような意味で使われています。野球でいう「二軍」のような意味で「サテライトチーム」や「サテライトリーグ」が設定され、選手の育成や欠員補給の目的を果たしています。
医療での「サテライト」の意味とは?
初回公開日:2018年01月30日
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