確認書の意味とは・書き方と書式・いつ発行するのか|入金確認
更新日:2024年07月24日
確認書の中には商品の購入や契約についての料金が振込や小切手で入金された際に顧客に送付するものがあります。この場合には通常の確認書と同様、前文と末文に加え、本文には入金(金額も記入)が確認されたことと、入金が確認された後の対応を記入していきます。
入金確認後の対応は場合にもよりますが領収書の送付や商品の送付、買い上げ明細書の同梱など自身の事情に合わせてカスタマイズすることが必要です。
入金確認書の例
ここに入金確認書の一例を示しておきます。
①年月日
②株式会社○○○○ ○○部 ○○様(宛先)
③株式会社○○○○ ○○部 ○○(送り主)
④入金確認のご案内(題字)
⑤拝啓 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。(全文)
⑥さて、先日の商品○○の代金○○円の入金を確認させていただきました。(本文1)
⑦つきましては、領収書を送らせて頂きましたのでご確認お願いいたします。(本文2)
⑧今後とも一層のお引き立てのほど宜しくお願いいたします。 敬具(末文)
確認書は締結した時に出すのか
基本的に双方が何かに合意or納得した際にそれを文章にして残す作業として確認書が用いられます。確認書にはさまざまな種類があり、契約や法律に関連しない事実に対して確認書が使用されると勘違いしている人も多いですが、実は内容によって変わります。
確認書という言葉としては作業内容や事実に関して確認する文章ですが、確認書を会社間で締結する場合には事実確認や契約の解釈に関して共通認識を作るという意味合いもあります。
契約内容確認書
契約内容の確認書も基本的な確認書の書き方と同じです。日付、相手の情報、自分の情報、そして前文、本文、末文です。基本的に契約内容を末文の後に記すことで契約内容に不備や間違いがないかを確認する事が可能です。
契約内容確認書の1例
①年月日
②株式会社○○ ○○部 ○○様(契約先)
③株式会社○○ ○○部 ○○(印)(契約者)
④契約内容の確認について(表題)
⑤拝啓 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。(前文)
⑥さて、先日○○日○○様よりご依頼頂いた内容についてご確認お願いしたく本状を差し上げた次第でございます。下記内容にて相違点及び不明な点がありましたらご連絡宜しくお願い致します。(本文)
⑦今後とも一層のお引き立ての程宜しくお願い致します。 敬具(末文)
⑧業務内容○○ 締切年月日 報酬単価○○円(諸経費は除く) 銀行振り込み 以上(契約内容)
契約確認書は法律上の契約になるか?
確認書という本来の意味でつかわれる契約確認書はただ契約の内容を双方の間で納得(確認)したものに過ぎないため、本来は法律が適用される契約の「締結」ではありません。
しかし、契約確認書という表題がついていても内容によっては法律上、また報酬未払いなどによって裁判に移行した際に契約の証拠にもなります。双方で契約確認書が作成された日時において確認(同意)が取れたことに対する根拠として法律上の契約の効果を確認書が担う事があります。
納品確認書は必要なのか
商品の詳細が書かれている納品確認書
納品というのは商品に代金が支払われた後(同時)に商品を客に届けるという意味の言葉です。そのため納品確認書というのは商品を客に納入した際に商品の数量や詳細が書かれている確認書類です。納品確認書は法律で特に決まりが無いので取引先や顧客に伝えたい事柄を一般的に書きいれます。
納品確認書を作成しない会社も存在しますが、見積書や請求書とダブルチェックすることで納品する商品に間違いがないかをチェックすることができるので作成する利点はあると言えるでしょう。
納品確認書は絶対に必要なのか?
納品確認書が必ず必要かと言われると、そうではありません。しかし、納品確認書を発行することで取引を円滑にし、信頼を構築しながら安定した取引が可能になるのは事実です。
納品確認書が無いことによって信頼が失われてしまったり、問題になった時に大きなトラブルを引き起こしてしまうこともあり得ます。面倒でも発行することで円滑な取引の保険になると考えれば安いものではないでしょうか。
確認書で円滑な取引を
初回公開日:2018年01月29日
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