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「重ね重ね」の意味と使い方・例文6コ・使えない場面/NG例

更新日:2024年02月18日

「重ね重ねありがとうございます」という表現は、私たちの日常生活やビジネスの局面で目にする機会が非常によくあります。「重ね重ね」を今まで何気なく使っていたけど、言い回しが本当に正しいのか、相手に失礼にあたらないのかなどの疑問にお答えしていきます。

「重ね重ね」の意味

使われている言葉「重ねる」からもわかるように、「何度も繰り返して~する」という意味を持っています。さらに「何度も繰り返す」ことから、「念を入れるさま」という意味も持っています。「重ね重ね」は「かさねがさね」と読みます。

「重ね重ね」の使い方

「重ね重ね」は、おもに一度だけではなく何度か同じようなことが繰り返された後に、お礼やお詫びの気持ちを伝える時に使います。

「何度言葉を重ねても足りないほど、感謝や謝罪などの気持ちが深い」と、受け取る側に印象づけることができます。特にビジネスシーンで使われているのを耳にすることができますが、プライベートでもしばしば登場する言葉です。

「重ね重ね」を使った例文

それでは実際に、お礼や感謝の気持ちを伝えたい時、心から謝罪したい時、何度か同じこと繰り返して心苦しい時など、「重ね重ね」を使う場面を想定した例文を6つ挙げていきます。

よく使われる意味だけではなく、少し違った意味でも用いられる場合についても紹介しますので、あわせて確認してみてください。

例文1「重ね重ねありがとうございます」

お礼を言わなければならないことが二つある、という場面です。

「このたびはご快諾いただいたうえに、さらに貴重なご意見を賜りまして、重ね重ねありがとうございます」

「さっそくのご連絡恐れいります。先日の件では大変お世話になりましたこと、重ね重ねありがとうございました」

例文2「重ね重ね御礼申し上げます」

「ありがとうございました」と述べた後に、もう一度感謝の意味を込めて「御礼申し上げます」と申し添えます。よりかしこまった表現です。

「先日はお招きいただきまして、ありがとうございました。また、結構な記念品まで頂戴し、重ね重ね御礼申し上げます」

「平素はご愛顧いただき誠にありがとうございます。またこのたびの県に関しましてもお力添えを賜り、重ね重ね御礼申し上げます」

例文3「重ね重ね申し訳ございません」

何度か来ていただいていたのにそのたびに不在で、なおかつ連絡することもできずに時間が空いてしまったという二つのことに関してのお詫びです。

「何度も足を運んでいただいたにもかかわらず、お返事も遅れてしまったこと、重ね重ね申し訳ございません」

例文4「重ね重ねお詫び申し上げます」

「このたびは、弊社の商品につきましてご迷惑をお掛けし、さらにご返送いただくためにお手を煩わせてしまったこと、重ね重ねお詫び申し上げます」

これも、「申し訳ございません」よりもさらに丁寧な言い回しになっています。お礼を述べる時よりもお詫びする時のほうが、「何度謝罪しても気持ちが収まることはない」といった姿勢が伝わりやすいと言えます。

例文5「重ね重ねのお願いで大変恐縮ですが」

「先日の件につきまして、ご検討よろしくお願いいたします。また、重ね重ねのお願いで大変恐縮ですが、今週の金曜日までにお返事を頂けると幸いです」

何度も繰り返してお礼を言ったりお詫びしたりするのと同様、やむを得ず何度もお願い事をしてしまう場合にこのような言い方をします。相手方に、こちらの事情も考えてもらえているんだな、と受け取ってもらえる表現です。

例文6「重ね重ねご自愛ください」

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初回公開日:2018年02月04日

記載されている内容は2018年02月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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