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「心ばかりですが」の意味と使い方・お礼・謝罪・香典での使い方

更新日:2024年02月24日

「心ばかりですが」という言葉の意味や使い方をご存知でしょうか。どのような時に「心ばかりですが」と使えるのか、また使うときに添える言葉など使い方に悩んでしまう人もいることでしょう。「心ばかりですが」を正しくスムーズに使えるように意味や正しい使い方を覚えましょう。

この記事がオススメな人

  • 「心ばかりですが」の意味が合ってるか不安になった人
  • 手紙や香典での例文を知りたい人

「心ばかりですが」の意味と使い方

「心ばかりですが」という言葉は漢字で書くと「心許りですが」と書きます。心は自分の気持ちのことを表し、許りは「~だけ」「~のみ」など範囲を限定することを表します。このことから直訳すると「気持ちだけですが」となりますが「心ばかりですが」となると少し解釈が変わります。

「心ばかりですが」という言葉の意味は、「自分の心の一部分を表しただけですが」「ほんの少しの気持ちですが」「ささやかではありますが」というように、直訳した「気持ちだけですが」のようにすべての気持ちを表した言い方ではなく、自分のすべての気持ちではないという意味で使われます。

「心ばかりですが」とは自分のことをへりくだらせる言い回しであり謙譲語となります。

「心ばかりですが」の類語・言い換え表現

「心ばかりですが」という言葉を言い換えた場合、次のような表現方法がありますが時と場合によっては適切ではない表現方法もありますので正しく使い分けましょう。

・気持ちばかりですが
・ささやかですが
・つまらないものですが
・形ばかりですが
・ほんの少しですが
・ほんの気持ちですが
・ほんの僅かではございますが
・粗品でございますが
・大したものではありませんが
・気に入っていただけるといいのですが
・お気に召していただけるといいのですが
・お口に合うかわかりませんが(贈り物が食べ物の場合)

「心ばかりですが」とお礼をする表現方法

「心ばかりですが」という謙譲語を使ってお礼をする時の言い回しの表現方法をご紹介します。感謝の気持ちを込めてお礼をするのですから、お相手に気持ちよく受け取っていただくためにも失礼のないように気をつけましょう。

お菓子を添えてのお礼方法

お礼の贈り物をする時は、なにに対してのお礼なのかをきちんとお伝えして渡すことをおすすめします。場合によってはお相手の方が「お礼をされるほどのことではない」と感じている方もいらっしゃいますし、あまり親交がない方の場合も受け取りづらくなってしまうケースがあるからです。折角のお礼の品物ですから気持ちよく受け取っていただくためにもストレートに感謝の気持ちを添えてお渡ししましょう。

お菓子はなるべく日持ちする品物を差し上げましょう。どうしても日持ちしないお菓子であった場合は事前にお知らせしておくお気遣いを忘れないようにしましょう。また近所で購入したお菓子もなるべく避けましょう。近所で済ませてしまった印象を持たせてしまうと折角の感謝の気持ちを半減させてしまうことになりかねません。

「お召し上がりください」を使った例文

・「先日は大変お世話になりました。心ばかりですがお召し上がり下さい」
・「この度はありがとうございました。心ばかりですがどうぞお召し上がりください」
・「ありがとうございました。心ばかりですがお気に召していただければ幸いです」
・「ありがとうございました。心ばかりですがご賞味いただければとおもいます」
・「ありがとうございました。心ばかりですがご笑納くださいませ」
・「ありがとうございました。ほんのお口汚しですがお召し上がりください」
・「お口汚しにいかがとおもいました心ばかりですがお持ちしました」
・「心ばかりの品物ですがお口に合うとよろしいのですが」
・「〇〇で評判のお菓子ですが〇〇様のお口に合うとよろしいのですが心ばかりではありますがどうぞお納めください」

「心ばかりですが」の謝罪での使い方

謝罪の時に「心ばかりですが」と使う時に、まず必要なことはお詫びを先に伝えて誠意をみせることです。そして贈り物をする時はひとこと「心ばかりですが」とお伝えすると良いでしょう。

あくまでも謝罪が1番大切になりますので贈り物だけで謝罪が成立すると思わせる素振りや言い回しをしないように心がけましょう。謝罪の場合の品物の相場は5000円から10000円程度にしましょう。安すぎても高すぎても失礼になりますので気をつけましょう。

熨斗紙の表書きは「お詫び」や「陳謝」「深謝」にします。派手なものやお祝い事で使われる熨斗紙の場合には失くしてしまった方が失礼にあたりません。謝罪の品物が食べ物だった場合には日持ちするものを用意しましょう。

謝罪をする時に贈り物をする場合、謝罪してから品物を渡すまでは袋に入れておいて、渡すタイミングになったときに袋から取り出して渡すようにしましょう。

「心ばかりですが」を使った謝罪での例文

・「お詫びの気持ちとして心ばかりですがお納めください」
・「失礼かとは存じますがお詫びの印に心ばかりですがお納めください」
・「お詫びの気持ちを込めて心ばかりですがお受け取りください」
・「この度はご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。心ばかりではございますがどうぞお納めください」

「心ばかりですが」の香典での使い方

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初回公開日:2018年03月11日

記載されている内容は2018年03月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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