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「心ばかりですが」の意味と使い方・お礼・謝罪・香典での使い方

更新日:2024年08月07日

「心ばかりですが」という言葉の意味や使い方をご存知でしょうか。どのような時に「心ばかりですが」と使えるのか、また使うときに添える言葉など使い方に悩んでしまう人もいることでしょう。「心ばかりですが」を正しくスムーズに使えるように意味や正しい使い方を覚えましょう。

この記事がオススメな人

  • 「心ばかりですが」の意味が合ってるか不安になった人
  • 手紙や香典での例文を知りたい人

香典の渡す時に使う「心ばかりですが」という言葉の使い方をご紹介します。

一般的には受付で香典を渡すことになりますが、その際一礼をしたあとで「この度はご愁傷さまです」とひとこと添えたあとにふくさから香典を取り出したあと、ふくさを畳み一度香典をふくさの上で相手側に向きを変えてから、あるいはふくさを畳んでテーブルに置いてから両手で香典を渡します。その際に「心ばかりですがご霊前にお供えください」と続けるように使いましょう。

「心ばかりですが」を使った香典の渡し方での例文

・「この度は突然のことでお悔やみ申し上げます。心ばかりですがお受け取り下さい」
・「心よりお悔やみ申し上げます。心ばかりですがお納めください」
・「この度はご愁傷さまです。心ばかりですがどうぞご霊前にお供えください」

「心ばかりですが」の手紙での使い方

手紙で「心ばかりですが」という言葉を使うシチュエーションとして贈り物と一緒に手紙を同封する形が一般的ではありますが、中にはセールスレターのように来店していただいたことに対してのお礼状として品物はつけずに送る場合もあります。

手紙と一緒に贈り物をした時は、相手が不在で受け取ることができずに再配達の手間をとらせないようにするためにも、時間指定をすることをおすすめします。また、届いたことをお知らせする通知を承っている配送業者では届け出通知依頼をすることもおすすめします。

手紙を書く際にはパソコンなどを使って印刷した手紙でもマナー違反にはなりませんが心を込めた気持ちを形として伝えたいので、できるだけ手書きにこだわると良いでしょう。手書きの良さは手間をとっていることがわかりやすくお相手に伝わるので字が苦手な人でも丁寧に書くことで気持ちがより伝わることでしょう。

「心ばかりですが」を使った手紙での例文

・「先日は大変お世話になりましてありがとうございます。つきましては心ばかりですが感謝のしるしとして季節限定のお菓子をお送り致しましたのでどうぞご賞味くださいませ」
・「心ばかりの品物でございますがお気に召していただけたら幸いです。どうぞお納めください」
・「先日はご来店いただきましてありがとうございました。心ばかりのおもてなしでしたがご満足いただけたでしょうか」
・「心ばかりですがどうぞご遠慮なくお受け取りください」
・「つきましては日頃の感謝の気持ちとして、心ばかりですが季節のお菓子をお送り致しますので皆様でお召し上がりください」
・「先日わが家で育てた無農薬のお野菜の収穫時期が参りました。つきましては〇〇様にも是非召し上がっていただきたく、ほんの心ばかりですがお送りいたしましたのでご家族皆様でお召し上がりください」

「心ばかりですが」のお祝いでの使い方

出産祝いや入学祝に結婚式や就職祝いなど特に春はお祝い事が多いことでしょう。そんな時にも使われる「心ばかりですが」という言葉ですがどんなタイミングで使うことが良いのでしょうか。お祝いで使う「心ばかりですが」という言葉の例文をご紹介します。

「心ばかりですが」を使ったお祝いでの例文

・「この度はご出産おめでとうございます。心ばかりですがお祝いする気持ちを込めてお送り致します。」
・「ご入学おめでとうございます。これからの学業を応援するしるしに心ばかりですが品物をお送り致しました」
・「ご結婚おめでとうございます。新しいご家族の健康を祈って心ばかりですがお祝いの品を送らさせていただきますのでお納めください」
・「ご就職おめでとうございます。これからの活躍を期待しております。つきましてはお祝いのしるしに心ばかりですが品物をお送り致しましたのでお気に召していただけたら幸栄です」
・「この度は退院おめでとうございます。無事に退院されたとお聞きし安心しました。心ばかりですが快気祝いとしてお菓子を送り致しましたのでご賞味ください。」

心ばかりと似ている「心付け」とは?

「心付け」とは特別な配慮に対する感謝のしるしや祝儀として渡す小額のお金や物、チップなどのことを言います。昔の習わしでは、結婚式でウエディングプランナーや着付け、ヘアメイクを担当してくれた方などに費用とは別に感謝のしるしとして心付けを用意することがありました。

また、引越し屋さんにも引っ越し費用とは別に感謝のしるしとして心付けとして少額包んだり食事を用意したりすることもありました。

つまり「心付け」とは「心ばかりを表した形」ということになります。

最近よく使われている「心ばかりですが」はポチ袋

「心ばかりですが」という言葉が最近よく使われているのが「ポチ袋(お年玉)」です。小さな封筒に「心ばかりですが」や「心ばかり」という言葉が印刷されているものが市販で販売されています。

親戚の子供が小さい時には、「お年玉」と書かれているものでも抵抗なく渡すことができますが、だんだんと成長してきて大きくなった子供には「お年玉」では少し雰囲気がありません。そこで「心ばかりですが」と書かれたポチ袋を渡すことで、グッと雰囲気が大人になりスマートに渡すことができるでしょう。

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初回公開日:2018年03月11日

記載されている内容は2018年03月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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