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「対策を講じる」の意味と使い方・敬語・同義語|講ずる

初回公開日:2018年05月25日

更新日:2020年05月23日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「対策を講じる」という言葉は日常、よく耳にする言葉ですが、改めて意味を聞かれるとなんとなく大まかな意味合いとして捉えている人は少なくないでしょう。言葉の意味を正確に知り、ボキャブラリーを増やしてみませんか。きっとあなたの世界が少し、変わります。

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「対策を講じる」の意味

「対策を講じる」という言葉を聞いたことはありますか。最近ではテレビやニュースで聴いたり、新聞やインターネットで目にする機会も多いでしょう。「対策を講じる」という言葉を耳にしても、話の前後の流れから何となく雰囲気で意味を捉えてしまうことはありませんか。一体、「対策を講じる」という言葉は、どのような意味を持つのでしょうか。

「対策」は、状況に対応する(=対する)ための、手段(=策)という意味であり、「講じる」は、方法や手段を考えて行うという意味になります。つまり「対策を講じる」とは、『問題を乗り切るための対応方法を考えたり、対策を企て、それを実行に移すこと』という意味になります。

「対策を講じる」の使い方と例文

それでは、「対策を講じる」という言葉は、どのように使われるのでしょうか。何らかの物事や相手(人)に対して、対策や手段を立てなければならない、もしくは立てた方が賢明だ、という場合に使います。「対策を講じる」ことで、事前にトラブルを回避させることができます。

次の項目では、「対策を講じる」という言葉が、どのような場面で使われるのかということをシチュエーション別に例文でご紹介していきます。

ビジネス

・『同期に出世を先越されないよう、今日は対策を講じて上司を飲みに誘ってみよう。』
新入社員によくあるライバルに敵意剥き出しの風景です。この場合、対策を講じることよりも、自分のビジネススキルを上げる方が賢明です。

・『今日も素敵な幸子ちゃん。幸次に先を越されないように僕は今日も対策を講じる。』
先を越されないように対策を講じて、僕は幸子をデートに誘う様子です。

プライベート

・『嫁は今日も機嫌が悪い。なるべく関わらないで済むように、食べ終えた食器をキッチンへさげる対策を講じる。』
賢い選択です。

・『ゴルフコンペで張り切っていたら、犬の糞を踏んでしまった。この後会食の予定なのに。対策を講じて芝生にひたすら靴底をこすりつけながらプレーをした。』
ゴルフ場に糞があるとは思えませんが、大変お疲れ様です。靴底を擦り付ける際につまずかないことをお祈りいたします。

「対策を講じる」の敬語について

「対策を講じる」という言葉を会社で上司に伝える場合は、敬語でどのように話すとよいのでしょうか。「対策」は名詞なので敬語にはなりません。敬語に言い換えるとするならば、動詞である「講じる」を変えなければなりません。

もしあなたが上司に了解を得る場合やお伺いをたてる場合であれば、「対策を講じてもよろしいでしょうか。」と伝えましょう。また、会議の席で上司を前に提案をする場合は、「対策を講じてみてはいかがでしょうか。」と伝えると、角が立たないでしょう。

「対策を講じる」「対策を講ずる」どっちが正しい?

「対策を講じる」と「対策を講ずる」はどちらも使われている言葉です。ではどちらが正しいのでしょうか。

「対策を講じる」は主に話し言葉に用いられており、「対策を講ずる」とは主に書き言葉に用いられています。

どちらでも意味は通じますが、公用文書では「対策を講ずる」を多く用いられています。日頃私たちが使う場合は、「対策を講じる」の方が親しみやすく伝わるでしょう。

「対策を講じる」の同義語を言い換えるとどうなる?

「対策を講じる」と同じ意味を持つ言葉はたくさんあります。今回はその一例をご紹介しましょう。ボキャブラリーを増やすことで、「対策を講じる」という言葉を適材適所で使い分けることができますし、あなたも『できるビジネスマン』になれるでしょう。

対策を立てる

一番分かりやすい文章です。子供に対して話をする際は、「対策を講じる」よりも「対策を立てる」と伝えた方が理解してもらいやすいでしょう。また、同僚の中でも同期や部下に対して話す場合も「対策を立てる」と伝えた方が、気取った感じや嫌味がなく、親しみやすい印象をもってもらえます。

対策を取る

「対策を取る」というこちらの言葉も、とても伝わりやすく分かりやすい言い方です。「講じる」が何かに対して備えるという意味が強いのに対して、「取る」では、対策をせざるを得ない雰囲気があります。いづれにしても、分かりやすい言葉ですので、「対策を立てる」と同じく、仲間内や子供に対して使うことが多いでしょう。

方策を練る

言い回しを変えると印象も大きく変わります。「対策」を「方策」に言い換え、「講じる」を「練る」に言い換えています。「対策を講じる」よりも一段と熟考し、策を考え抜いて一番良い方法を考え出すという際に用いられやすいでしょう。

先手を打つ

先手を打つとは、まさに相手に先を越されないように先に手(対策)を打つという、まさに「対策を講じる」と同じ意味ですが、言い方を変えると印象が大きく変わります。

「対策を講じる」よりも、より対する相手(人や物)を意識しており、何がなんでも先を越されぬようにとの意味合いが感じ取れます。

PDCA

PDCAという言葉は一度は耳にしたことがあるでしょう。Pはplan(計画)、Dはdo(実行)、Cはcheck(評価)、Aはaction(改善)の意味で、この4つを行うことでビジネスを円滑に進めるための手法と言われています。この4つの項目を行い、トラブルにならないよう事前に「対策を講じる」ことができます。

企業ではすでに多くの企業で取り入れられていますが、日常生活に取り入れることで自分自身の目標を達成できる可能性があります。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

「対策」と「対処」の違い

「対策」と「対処」は一見すると同じ意味であるかのように思えますが、実は大きな違いがあります。

「対策」は、策を講じておくという意味や策を講じるという事前と事後に対する意味があるのに対して、「対処」は、事が起きてから、策を講じるという意味となります。事前に備えておくか、事後に慌てて処置するか、とても大きな意味の違いがあります。

日頃から「対策」を講じて、「対処」しなければならない状況に陥らないよう、リスクには備えておきましょう。

「先見の明」とは?「対策を講じる」に似ている?

「先見の明」という言葉はご存知ですか。「対策を講じる」と通ずる部分がありそうですが、根本の意味が異なります。

「先見の明」とは、『将来のことを見通す力のあること。先の先まで見抜くこと』という意味があります。「対策を講じる」の意味である、『事前に対応方法を考えて実行に移すこと』と内容が似ているように見えますが、「先見の明」は、対応方法を考えなくても自然と先を見抜く力があるため、対策をわざわざ立てていないという大きな違いがあります。

「先見の明」を持っている人は、見抜くということが自然と身に付いています。しかし、自分には疎遠か、と考えるのはまだ早いです。「対策を講じる」うちに、あなたもいつの間にか「先見の明」を持てるようになるでしょう。

「対策を講じる」を英語にすると?

「対策を講じる」を英文ではどのように表現するのでしょうか。

measure(名詞)は、対策、対処という意味ですので、『take measures』となります。また、step(名詞)は、処置、手段という意味ですので、『take steps』とも言えます。

もしあなたの周りに外国人がいたら、ぜひ『take measures, Everything's Gonna Be Alright』(対策を講じれば、全てうまくいくよ)と伝えてみましょう。頼りがいのある日本人だな、と尊敬の眼差しでみてもらえること間違いなしです。

「対策を講じる」の意味を理解して分かること

いかがでしたか。普段、何気なく目にしたり使っている「対策を講じる」という言葉ですが、意味や使い方を知ると、言葉を選ぶときにどの場面でどのような言い方をしたらよいのかということが分かり、日常の会話もビジネス文書作成も面白くなります。また、改めて意味を考えると、言葉の語源の面白さを再発見することができます。

ぜひ、今日からあなたも日々の生活に対策を講じて、将来に向けて対策や備えをしてみてはいかがでしょうか。きっと確実により良い自分に近づいていくはずです。

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