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「滞る」の意味と使い方・例文・類語・敬語・対義語|ビジネス

更新日:2024年03月06日

「滞る(とどこおる)」という言葉は日常やビジネスの場面で耳にすることはありませんか。本記事では「滞る」の意味と使い方を、例文を用いて紹介していきます。類語・敬語・対義語なども紹介していくので「滞る」という言葉の言い回し、使い方をしっかりとマスターしてください。

「滞る」の意味と使い方とは?

「滞る」という字を書いて「とどこおる」と読みます。少し難しい言葉ですが、この言葉を使うこと耳にすることが日常で出てくることもあるでしょう。本記事では「滞る」という言葉について意味と使い方・例文・類語・敬語・対義語についてなど紹介していきます。

「滞る」という言葉はビジネスでも用いられるシーンがあるのでこの言葉の使い方や意味はしっかりと把握しておきましょう。まずはじめに「滞る」の意味を紹介します。

停滞する

「滞る」という言葉には、物事が順調に進まない様子や停滞するという意味を持っています。例えば、計画的にやろうと思っていたことが思うように進まない時などに「作業が滞ってしまった(作業が停滞してしまった)」という使い方や、「滞った空気を循環させる(停滞した空気)を循環させる」という、部屋の中に溜まっているよどんだ空気という表現の使い方をします。

延滞する

「滞る」という言葉には、支払うべき金が増えてしまうこと、家賃などの払うべき期日の支払いを期日になっても行わない、延滞を表す意味もあります。「クレジットカードの支払いが滞る」(支払いが延滞する)、「授業料が滞る」(授業料が延滞する)という使い方です。

ためらいがちな性格

「滞る」という言葉にはためらいがちな性格を表す意味もあります。作者、紫式部によって平安時代に作られた源氏物語・賢木の巻では「何事にかはとどこほり給(たま)はむ」という文章が使われています。これは「何をためらったりなさろうものか」という役になり「とどこほり(滞り)」というのがためらいがちな性格という意味にあたります。

「滞る」のビジネスでの使い方とは?

「滞る」のビジネスでの使い方にはどのようなものがあるでしょうか。ビジネスとして滞るという言葉を使うとすると「客先で時間をとられ会社への連絡が遅れて滞る」「アンケートの回答が増えていないため、データの収集が滞る」「本日は予定が大幅に遅れているため業務が滞るおそれがあります」などです。

ビジネスとして「滞る」という言葉は、何か事件があり予想していた事態よりも停滞して思うように結果が残せないだろう、という意味として用いることがあります。また「滞ることなく手続きを進めたい」など、最初に停滞してしまうであろう状態を懸念した言い方としても用います。

「滞る」の例文とは?

次は「滞る」の例文などいくつか紹介していきます。

滞ることなく

「滞る」という言葉を「滞ることなく」という言い方で用いることがあります。「滞ることなく」という言葉は「滞る」に否定的な意味の「~ない」という表現を付けたものであり、物事が遅れるなど危機が起こらずスムーズ、停滞することなく事が運んだという意味になります。

「滞ることなく」の例文としては、「国内で自給できたため、滞ることなく事態を回避することができた」「一時的にパニックになったが、その後は滞るなく事態は収束に向かった」「滞ることなくパーティの準備は進んでいる」「2つの世界を滞ることなく行き来する」などがあります。

勉強

勉強においても「滞る」という言葉はよく用いられることがあります。例えば「授業の流れが滞ることで学習の飲み込みが悪くなる」「苦手科目はどうしても宿題が滞る」などです。思ったように勉強内容が頭に入らず進まない、という意味として「滞る」という言葉を使います。

仕事

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初回公開日:2018年06月01日

記載されている内容は2018年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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