「滞る」の意味と使い方・例文・類語・敬語・対義語|ビジネス
更新日:2024年08月18日
「滞る」という言葉は仕事ではよく耳にする表現ではないでしょうか。仕事はたいてい基本となるペースなどが考えられ、一日の業務をスムーズな流れにするため計画立てて考えられているところがあります。そのため予定の計画通りにいかないと「滞る」という言葉を用いて表現することが多いでしょう。
例えば「従業員が休むと業務が滞る」「一部の仕事が滞ることで、全体の進行が大幅に下がってしまった」「決断力がなく、いつまでも決めることができないため仕事が滞る」などの使い方があります。
返済・支払い
お金の返済や支払いの際にも「滞る」という言葉を目にすることがあるでしょう。お金を払う期日に必要な金額を用意することができず、返すべきノルマの金額が減らない状態に陥ってしまうとき「滞る」という表現を使います。
返済で例文としてあげていくと、「借金の返済が滞る」「クレジットカードの返済が滞る」「奨学金の返済が滞る」などです。支払いでの例文は「月末は家賃や光熱費の支払いが滞ることが多かった」「携帯代の支払いが三ヵ月も滞る」「会社から社員への給与支払いが滞る」という使い方があります。
乗り物・交通量の動き
乗り物・交通量の動きでも「滞る」という言葉は使われます。例えば「ゴールデンウィーク中の高速道路は車の流れが滞ることが多い」「この時間は交通量があらかじめ滞ることを見越してすいている裏道を選ぶ」「貨物輸送が滞る」などです。
普段は問題なく乗り物が走っていて通過できるにもかかわらず、時期的な問題・状況によって交通の動きが停滞しているという意味で用いられるでしょう。
「滞る」の類語とは?
次は「滞る」の類語を見ていきましょう。類義語を覚えておくことで語彙が増えていくので会話や文章で「滞る」意味の言葉を使う際、表現に幅ができ知性豊かな印象になります。
順調な進行や流れが阻まれる
「滞る」の類語として、順調であったはずの進行や流れが妨げられる意味としての類語をいくつかあげていきます。
停滞する・中断する・止まる・留まる・停留する・という自ら物事の流れを停止させる意味や進行の流れの止まりを表現している類語と、足止めを食らう・阻まれる・制止される・拘留される・断たれる・ス有数を命じられる・待ったをかけられる・停留を余儀なくされるなど相手から抑制される意味の類語があります。
動かない・前進しない状態
次は「滞る」の動かない状態や前進しない状態の類語を紹介します。どうしようもなく動かない状態に陥ってしまった、前向きに物事が進まないという意味の類語です。
立往生する・行き詰まる・八方ふさがり・どんづまる・行きつくところまでいく・末期症状に陥る・進展しなくなる・進展しない・発展しなくなる・発展しない・収拾のしようがなくなる・停頓する、などです。
うまくものが流れなくなること
「滞る」の類語として、うまくものが流れなくなることという類語を紹介します。停滞する・よどむ・よどみが生じる・渋滞する・沈滞する・遅滞する・流れが悪くなる・不活発な状態になる・欝積しているなどです。何らかの原因があったり、状況の変化によってうまく機能していたものが機能しなくなるというときに使われます。
「滞る」の対義語とは?
次は「滞る」の反対の意味として使われる対義語について紹介します。「滞る」の対になる言葉とはどのような言葉でしょうか。
捗る
「滞る」の対義語は「捗る(はかどる)」です。「捗る」という言葉の意味は、物事を調子よく進行させていくことや作業がよく進み片付く様子を表します。そのため、物事が順調に進まない様子や停滞するという意味の「滞る」と反対の意味になり、「捗る」は対義語にふさわしい言葉でしょう。
初回公開日:2018年06月01日
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