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「何卒ご理解」の例文・使い方・ご容赦との違い|ビジネス/賜り

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2020年05月31日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「何卒ご理解下さい」といった表現は社会人になるとみる頻度が極端に上昇しますし、自分が使わなければいけない状況になってしまうことも多々あります。そこで、今回はこの「何卒ご理解」という言葉の使い方や、「ご容赦」や「ご了承」との違いを解説します。

「何卒ご理解」の例文

社会人になるとさまざまな謝罪の言葉を覚えることになります。これは語彙力の向上に一役買っていますが、謝罪の場面が増えるというのはちょっと寂しい気持ちもする部分です。

こうなってしまうのは「何卒ご理解」のように、使い勝手がよく文章を急いで考えるとテンプレートのように出てきてしまう言葉が原因と考えられます。

何卒ご理解ご協力

シンプルな謝り方として使われることが多い「何卒ご理解」という言葉ですが、ご協力とセットにすると多少言葉が柔らかくなります。具体的な例文は「何卒ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします」となるでしょう。

多少言葉が前後することがありますが、「何卒ご理解」とセット運用した場合はこれが定型文となります。

意味のとらえ方について

「何卒ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします」といった例文を紹介しましたが、この言葉はどのような意味で捉えられるのかを考えましょう。

人によって解釈の仕方は多少変わることもありますが、おおむね「相手に何らかの事柄に対してお願いするときに使う」というイメージがあり、「相手に強制的に了承を求める言葉ではない」という認識になります。

つまり、「ご了承下さい」という言葉とセット運用ができないと言うことです。一つ一つの言葉遣いは間違っていない状態でも、他の言葉と組み合わせることで文章がおかしくなることは多々ありますので、その実例として覚えておくといいでしょう。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします

多少硬い言葉であっても断定的な表現を使わないことで柔らかい印象を持たせるものもあります。それが「~のほど」という表現です。それを「何卒ご理解」という言葉とセットにすると以下のような例文になります。

「何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします」や「何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いします」や「何卒ご理解ご了承のほどよろしくお願いいたします」といった表現です。

意味のとらえ方について

日本語における「~のほど」という表現は使い勝手がよく、意識しないでついつい多用している方もいますが、これは表現を柔らかくする効果があります。

断定的な表現を避ける使い方ができるため「何卒ご理解」とセットにすれば表現が柔らかくなり、「理解を求めることよりも、理解してもらいたいというお願いがこもっている」という意味になります。

何か頼み事をしたいけど命令口調を使いたくないし、なんとか言葉のニュアンスを柔らかくして角が立たないように立ち回りたいという人にとって頼りになる言葉です。

何卒ご理解賜りますよう

「賜る」という表現は難しいので使ったことがないという人も多いでしょう。この「賜る」という表現と「何卒ご理解」をセットにして使うこともできるので、「何卒ご理解」の違った運用方法の一つとして覚えておくと役立ちます。

具体的な使い方は「何卒ご理解賜りますようお願いいたします」とか「何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」となります。

多少難しい表現ではありますが、「弊社の置かれている状況を何卒ご理解賜りますよう~」といった表現になると自分たちの苦労している様子も見せることができるでしょう。

意味のとらえ方について

「何卒ご理解」と「賜る」のセット運用で躓くのが「賜る」です。この「賜る」という表現は「もらう」の謙譲語なので、商品や品物をもらう時に使う言葉でもあります。しかし、「指導してもらう」といった表現の「もらう」の敬語表現として「ご指導を賜る」という使い方もできると言うことです。

「何卒ご理解」の意味は「理解して下さい」や「察して下さい」となりますので一つ一つ解説すれば意味も見えてくるでしょう。答えは「なんとか理解してもらいたいです、どうかよろしくお願いします」となります。

「賜る」は使い過ぎないこと

謙譲語の一つである「賜る」という表現を多用するのはNGです。「賜る」の多様がNGというよりは、謙譲語を大量に使うことが間違っていると考えて下さい。

「賜る」は自分を下げる意味がある謙譲語の一つなので謙譲語を重ねて使いすぎると、「へりくだりすぎて堅苦しい」というイメージを与える恐れがありますし、人によっては「この人は本当に言葉を理解して使っているのか」と疑問を抱かれてしまいます。

難しい表現の使い回しを覚えるとついつい使いたくなるものですが、謙譲語のように自分を下げる言葉を使いすぎると、逆に印象を悪くする恐れがありますのでバリエーションを豊富にして偏らないようにすることが大切になります。

何卒ご理解ご了承

いくつか具体例を用いて紹介してきましたが、同じような意味を持つ言葉を重ねて使うことで意味を深める言葉もあります。それが「何卒ご理解ご了承」といった表現です。「ご了承」には「理解して承諾する」という意味や「これから起こることに対して納得してもらう」という意味があります。

具体的な使い方は「何卒ご理解ご了承のほどよろしくお願いいたします」とか「何卒ご理解ご了承いただければと存じます」とか「何卒ご理解ご了承いただければ幸いです」となります。

「何卒ご理解」の使い方

それでは具体的な使い方をシーンごとにまとめてみましょう。ある程度謝るときに使う定型文となっているので使う場面も限られてきますが、先に紹介したように他の言葉との組み合わせによってニュアンスが異なってきますので、状況次第では使い分けすることができます。

口頭で「何卒ご理解ください」といった表現をする人は現代社会では少ないでしょうが、メール文章では頻繁に登場しますので書き方に注意しましょう。

ビジネスシーンでは

やはり謝る必要があるシーンで使うことが非常に多いです。先の例文で紹介した「何卒ご理解賜りますようお願いいたします」とか「何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」といった表現は謝る必要が無い場面では使わないでしょう。

自社の商品や担当者が何らかのトラブルを起こして、お客に対して何らかの不都合が発生している場面で「お客様には大変ご迷惑をおかけいたしまが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします」といった表現をします。

場内アナウンスや連絡案内といった仕事をしている方々ならば使う表現の一つと言えるので、先輩から教わったという人も多い表現です。

何らかのマニュアルや説明文

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