「ご都合がよろしければ」の例文・使い方・類語|相手別/敬語
更新日:2024年10月16日
そもそも、社外の人に伝えたい内容は急用なのかどうかを考えましょう。急用の用件はメールで送ってはいけません。重要なことは電話でも確認を入れるようにしましょう。
社外の方に「ご都合がよろしければ」を使う場合、「~存じます」という言い方をします。「よろしければ」という言葉は「良いですか」という意味ですので、間違った解釈で「都合つくか」「空いてますか」「どうかな」などは絶対に書いてはいけません。
社外の方に対しては自分の上司以上に文章に気を遣いましょう。
「ご都合がよろしければ」の使い方
これまでで、上司や社外の方への「ご都合がよろしければ」の使い方や「ご都合がよろしければ」の類義語などを紹介してきました。
ここではメール、手紙、会話での「ご都合がよろしければ」の使い方を具体的にお話しいたします。使い分けをしなくても不便はしませんが、使い分けができる方がスムーズに仕事ができますので、覚えておきましょう。
敬語
そもそも「よろしければ」という言葉は敬語です。相手に何かを頼むときに「よろしければ」という言葉があるだけで、相手に判断を委ねていることになるので相手は不快な思いをすることなく、依頼をしていても相手には柔らかい感じで受け取ることができてスムーズに仕事が進みます。
注意点として「よかったら」は少し上からの感じがしますし、上司は友達ではありません。飲み会などの席では多少敬語で無くても大目に見てくれる方もいますが、仕事の時はちゃんとメリハリをつけましょう。
メール
メールで連絡するということは、相手にどう伝わっているかわからない状態です。言葉一つで相手を不快にさせてしまう場合もありまし、「この人とこれからも交流をしていきたい」と言ってくれる方もいます。今後交流に繋がるかはあなたの言葉次第です。
しかし、メールでは相手も忙しいので長文を書きすぎてしまっては、結局何が言いたかったのか伝わらないでまた、他のツールでワンクッション挟まなくてはいけなくなってしまいます。
メールは短く簡潔に自分の効率を上げるためにも言葉には気をつけて、取引先などの相手の方と良い状態を作りましょう。メールの場合は「してもよろしいですか」が使われることが多いです。
手紙
社外の方に対しては「ご多忙の中と存じますが」という言い方をします。使い方としては、相手を招待するときや案内をするときなどに出す手紙のときに使われる言葉です。「ご都合がよろしければ」とさほど意味は変わりません。
「ご都合がよろしければ」は初対面の方やあまり面識が無い方に使いますが、多少の交流のある方には「ご多忙の中と存じますが」を使っても相手を不快にさせることはありません。
状況によって使い分けをしましょう
相手や状況、どれくらいの関係性かによって言い方を変えることはとても大切です。ただ、いくらすごく良い関係性を持っていたとしても友達と話す感じで連絡をしてはいけません。これは社会人としてのマナーです。メリハリはしっかりとつけましょう。
敬語を使えるようになりましょう
日本語は英語よりも難しいと言われています。理由としては、敬語や尊敬語などいろいろな種類があるからです。
しかし、日本人に生まれたからにはしっかり日本語を覚えなくてはいけません。「敬語なんて使えない」とマイナスな考えになるのではなく、「敬語をしっかり使えるようになろう」と前向きに考えられるようにしましょう。
敬語を使えてるか不安になった場合は、あなたが言おうとしている言葉をあなた自身が言われたらどう感じるか、と考えてみましょう。言おうとしている言葉が不快に感じたら相手も不快に感じます。
最初は自分に置き換えてみるやり方で良いですし、続けていくことで自然と敬語も覚えていきます。
初回公開日:2018年10月23日
記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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