フリーランスエンジニアにおける案件の9つの選び方｜初心者のうちは難しい？

更新日：2024年10月17日

フリーランスとして独立した後はどのように案件を選べば良いのでしょうか。この記事ではフリーランスエンジニアにおける案件の選び方や注意点について解説します。フリーランスエンジニアの案件獲得について知りたい方は、この記事を参考にしてください。

フリーランスエンジニアとして独立した直後は資金が不安定なため、まず準委任契約の案件を取ると良いでしょう。

エンジニアの仕事は予期せぬトラブルにより納期までに成果物を納品できないことも珍しくありません。そのような場合、請負契約では報酬が支払われない可能性があるため、可能な限り準委任契約の案件に目を向けると良いでしょう。

勤務地を考慮する

フリーランスエンジニアの案件の選び方において、報酬や求められるスキルだけでなく勤務地も重要な条件です。案件によっては、発注企業先と仕事を行う勤務地が異なる場合があります。

勤務地が自宅から通えるか、また通いやすいかは考慮すべき大きな問題でしょう。

案件単価の相場を理解する

報酬を条件にするためには、日頃から案件単価の相場を把握しておくことが重要です。独立した直後は獲得できる案件が少なく、得られても単価が低い案件に偏りがちです。

実績を積むために報酬の低い案件も引き受けざるを得ない場合もありますが、低単価の案件だけでは生活が成り立たなくなったり、自分のスキルを活かしきれなかったりします。単価相場や自分の市場価値を考慮しつつ、適切な希望単価の範囲を設定しておきましょう。

契約期間を考慮する

フリーランスエンジニアといっても、1つの大きな長期案件で生計を立てている人もいれば、小さな複数の短期案件をかけ持ちして生活している人もいます。

自分に適した働き方をするためには、1ヶ月の稼働時間や日数も確認しておくべきポイントです。同時に仕事量の目安も確認しておきましょう。

クライアントの管理能力の高さを確認する

クライアントである発注企業の管理能力の高さを確認するのも、重要な案件の選び方です。企業によっては管理能力が低く、頻繁にプロジェクトが破綻している場合もあります。

その場合、崩壊しかけた現状を収拾するための案件の可能性もあるため、可能な限り発注企業についてリサーチするとともに、その案件に関わる人員やスケジュールが適正か否かのチェックは必須でしょう。

クライアントの社風や評判を参考にする

発注企業の管理レベルは仕事の成否に大きく影響し、状況によってはエンジニアの心身の健康に大きく影響しかねないため、発注企業の社風や評判などを参考にすることも大切です。

これまでの経験や人脈から、また登録しているエージェントから発注企業に関する情報を得るよう努力しましょう。また、現時点では不要だと思われるデータも将来的に役立つこともあるため、日頃から企業情報を収集する意識を持つことが重要になります。

経験を積める案件

フリーランスエンジニアが案件獲得に欠かせないのが、実績や経験です。スキルや知識は自分の努力次第で短期間に身につけられますが、実績や経験は自分の意思では獲得しづらく、また獲得するには一定の期間が必要になります。

特に未経験の分野やニーズの高い技術を取得できる案件は、経験を積むために受注するというのも今後に役立つ仕事の選び方です。技術革新のスピードが速いIT業界において長期間活躍するために、先を見越した仕事選びをしましょう。

長期継続がある案件

基本的に一度請け負った仕事は完了するまで続くため、長期の案件は安定した収入が見込めます。そのため、長期に継続する案件の受注はフリーランスエンジニアにとって貴重です。

ただし、多くの場合長期案件を受注できるのは実績やスキル、コミュニケーション能力、マネジメント力、提案力などを持ち合わせているエンジニアです。良質な案件を確保するために欠かせないスキルや経験を養っておきましょう。

実績が公表できる案件

フリーランスエンジニアが請け負う案件の中には、自分の実績として公表できないものもあります。案件を決める際はその案件が実績として公表できるか否かも、確認しておきましょう。

前述したとおり、フリーランスエンジニアが案件を獲得するには実績を積み上げていくことが重要であり、その実績をアピールすることで次のクライアントから信頼を得られるというメリットがあります。

自分の実績として公表できるのであれば、報酬面など多少不利な条件の案件でも受ける方が今後もプラスに働くでしょう。