【科目別】ビジネスキャリア検定の難易度|2級/3級/経営戦略
更新日:2024年10月19日
難易度が上昇!ロジスティクス管理
ビジネスキャリア検定のロジスティックの科目は、ロジスティック管理とロジスティック・オペレーションに分かれています。ビジネスキャリア検定でのロジスティックは、合格率が高くありません。
ロジスティック管理とロジスティック・オペレーション共に、3級の合格率は50%を超えることが多いです。しかし、2級の合格率は40%前後であることが多く、難易度が高い状態が続いています。
ロジスティックの分野では、グローバリゼーションや環境法規制など、幅広い知識が求められます。特に、ロジスティックの分野で2級に合格するためには、経済や社会について詳しい必要があります。
専門知識があれば有利!人事・人材開発
人事や人材開発に関しては、専門分野の知識が必要になるため、合格の難易度は少し高めに設定されています。
ビジネスキャリア検定では、人事・人材開発で1つの試験になっています。人事・人材開発の平成29年度前期試験の合格率は、2級が53%で3級が55%です。
合格率だけで考慮すると、難易度は低く見えます。しかし、人事・人材開発に合格するためには、リーダーシップ理論やモラルサーベイなど、人事関連の用語の意味を知っている必要があります。
2級は難易度が高い!総務
ビジネスキャリア検定の総務3級の合格率は、60%を超えることが多く、9割近くの受験者が合格することもあります。しかし、総務2級の難易度は低くなく、合格率が4割を切ることもあります。
総務2級の難易度が高い理由は、幅広いジャンルから問題が出される点にあります。高齢者白書や広告マネジメント、地域活性化など、経済や社会に関する数多くの方面から出題されます。
総務3級の難易度は高くありませんが、総務2級に合格するためには、普段から新聞を読むなどして、幅広い情報に触れる必要があります。
ビジネスキャリア検定の難関!労務管理
ビジネスキャリア検定の労務管理の難易度は高く、3級でも合格率が30%を超えない場合があります。また、労務管理2級の難易度は、30%を下回るときがあります。
ビジネスキャリア検定の労務管理に合格するためには、雇用に関する法律や規制について、熟知している必要があります。労働基準法や労働規則、不当労働行為などが3級から当たり前のように出題されます。
幅広い知識が必要!経営情報システム
ビジネスキャリア検定の経営情報システムでは、合格率が50%を切ることが多く、難易度は低くありません。
経営情報システム3級に合格するためには、運用スケジュール作成の仕方やソフトウエアの利用法など、会社員としての一般常識が問われます。
しかし、経営情報システムの2級では、情報化企画と情報化活用に分かれており、どちらに合格するためにもマネジメントや運用の知識が問われます。
1人でも十分に合格可能!独学での勉強方法
ビジネスキャリア検定のほとんど分野では、3級に合格することは難しくありません。受験する業務に関わっている人なら、試験勉強することなしに合格する可能性もあります。
ただ、2級に合格するためには、試験勉強が必要です。ビジネスキャリア検定では、中央職業能力開発協会から標準テキストが出版されています。また、雇用問題研究会や日本生産部本部からは、ビジネスキャリア検定の解説集が出版されています。
2級や3級なら、標準テキストや解説集をやり込めば十分に合格圏内に入ります。また、過去問を解くのも良い方法です。過去問は、ビジネスキャリア検定の公式サイトで掲載されています。
2級は長くなる!勉強にかかる時間
ビジネスキャリア検定3級に合格するためには、50から60時間程度勉強すれば十分です。しかし、2級の難易度は高いため、まったく馴染みがない科目に合格するためには、100時間以上の勉強が必要でしょう。
ただ、あなたが実際に関わっている職務によって、必要な勉強時間は変わります。例えば、あなたが営業をしているのであれば、営業2級を比較的簡単に合格できる可能性があります。
ビジネスキャリア検定を受けるときには、あなたが関わっている分野で受験した方が、合格のしやすさは上昇します。
ビジネスキャリア検定はキャリアアップに!
ビジネスキャリア検定は、平成6年に労働省によって創設され、平成19年にビジネスキャリア検定と名づけられました。ビジネスキャリア検定は、事務系の業務遂行能力を示す、唯一の公的資格です。
ビジネスキャリア検定を取得したからとしても、即座に転職や昇給に有利になるわけではありません。しかし、受験者数が増え続けており、公的資格であることから、今後の知名度の上昇が見込まれます。
また、ビジネスキャリア検定は、難易度がそれほど高くない状態が続いています。ビジネスキャリア検定の取得が、あなたの今後のキャリアアップにつながる可能性は十分にあります。
あなたの専門性や知識の幅を広げるためにも、ビジネスキャリア検定を活用すると、とても効果的です。
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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