Search

検索したいワードを入力してください

奨学金が返せないのは若者の甘えなのか・対処法・理由・割合

更新日:2020年08月20日

大学の進学率が上昇するのか、子供の学費を工面できないため、奨学金を借りる割合が増えていて、一方返せない人も多くいます。返せない人の理由や返せなくなる原因は何かを説明し、そうならないためのアドバイスや、返せなくなった時の相談窓口をしょうかい紹介しています。

奨学金を返せな人の割合

今や高校卒業後の進学は6割近くに増え、将来的には全入時代へ突入するのではないのかとさえ言われています。では大学、短大および専門学校へ進学した者のうち奨学金を借り入れているのは、どのくらいかご存知ですか。統計によると51~52%程度で、おおよそ2人に1人が奨学金を借りて、進学してます。

しかし学生時代に奨学金を借りたにもかかわらず、返せない人がいるのも事実です。返済が滞ている額は年々増えていて、返せない人の割合は現在7%ほどです。

今回は返せないその理由を詳しくみていくのと、返せない人がいることにに対しての世間の見方や、返せないとどうなるかその相談窓口、また奨学金を借りる上で知っておくべきことをお話ししていきます。

奨学金を返せない若者への世間の見方

バカ親の子供が滞納

奨学金を返せない人という以前に、奨学金を借りないと進学できない家の子供という、世間の厳しい見方があります。本来子供が産まれた時点で、将来を見据えて進学費用を工面するために、学資保険や定期貯金を始める親は多いでしょう。

しかし奨学金を借りる人は、実際に親がそれを工面してくれなかったもしくは、親の想像の範疇を超えた先へ進学してしまったというのが実際でしょう。

そしてそういう親の子供は、社会人になり返済をしなくてはいけない期間へ入った時、計画的に返せない事態になり、滞納するのではないかという世間の厳しい目があります。

返せないなら借りるな

そもそも返すことが大前提の奨学金ですが、返せないのは返すという意識が低いのでしょうか。世間では借りているという意識が低いのではないのか、だから返せないことに何の罪悪感もなく滞納するのではという声があるのも事実です。

また親に返済能力がないのに奨学金を借りるのがおかしいという声もあり、お金がないのならば進学をあきらめるのも手段の一つではないかというのが、世間の声といえるでしょう。

無職だから返せないというのは甘え

現在は大学や大学院を卒業しても、就職先がなくアルバイト生活を続けている人も少なくありません。長い間続いた雇用の縮小やしぶりもあり、高学歴だからといって採用がすぐにもらえるわけではないのが昨今の就職事情です。

しかしだからといって奨学金の返済は待ってくれません。時期が来たらスタートし、完済するまで毎月続いていきます。無職だから返せないというのは何の理由にもならず、世間は返済するのが当たり前で、返せないという甘えは許さないといった風潮です。

奨学金を返せない人の理由と原因

世間の目はなかなか厳しいものがありますが、実際当事者ではないとその人たちの返せない理由や背景が解らないのも事実です。では実際に返せない人たちは、なぜ滞納することになってしまったのか、みていきましょう。

返済するのは誰か

まず返済をしているのは誰でしょう。学生支援機構の統計で、奨学金を親が返済している人は3割程度で6割が子供自身が社会人になり自分の給与から返済していたり、もしくは親と子供の共同で返済しています。

しかし奨学金を返せなくなるのは、奨学金を自分自身で返済している人たちと、親が奨学金を返済している人たちでは大差ありません。つまり返せない状態になる場合、親の経済状況の悪化もしくは定年などで無収入で返せなくなるといったパターンが多くいるということがわかります。

では誰が返すべきなのか、それは責任の所在の明確化といったところでしょう。子供が進学すると決めても、親はその時に経済的余裕がない場合もあるでしょう。そんな時、うやむやに奨学金を借りて進学してしまうと、返済の責任は親にあるのか子供にあるのかわからず、責任の擦り付け合いにもならざる負えません。返済の責任が持てないと滞納してしまうこともあり得ます。

返せない理由

奨学金を返せない人の理由は、家計の収入の減少や支出の増加、病気や事故などによる無職や収入の減少、また忙しくてや返済を忘れていたという声もあります。

理由として一番着目したいのは、無職や収入の減少です。進学時は将来への期待や勉学への意欲、社会人になった時の収入予想など、プラスの方へ考えるのが人間の心理ではないでしょうか。この時点で返せないかもなんてことを想像する人は少なく、まさか正社員として働けないとか、就職先がブラック企業で転職をするはめになるなんて想像もしないのではないでしょうか。

しかし実際に奨学金を返せない人の8割が、非正規雇用で中には無職の人もいるというのが事実です。そしてそういう人たちは、奨学金返済が経済的に圧迫され日々の暮らしがままならなくなり、意図せず返せないという状態に陥ってしまっている場合が多いです。

返せない原因

ではなぜ無職や経済的困難におちいるのでしょうか。贅沢しているからかそれとも見通しが甘いのか。いえそうとも限らないとうのが本当のところです。

長い間の不景気により企業は雇用をしぶり、また小泉政権で派遣労働の自由化により、使い捨ての雇用が広がり、新卒の若者ですら正規雇用をしてもらえない事態になり、また企業の雇用者への保障が減り、国の企業への監視の緩和もありブラック企業が増え、働きたくても働けない、働いても体を壊したり、その上労災がおりないということも少なくありません。

滞納する人の背景には、自分たちの生活を守るために、意図せず返せないケースが多いと言われています。

また奨学金を借り進学させる親も、平均年収に満たない貧困層が大半を占めているというのまた一つの事実です。前述した世間の声は、個人の問題と捉えている節がありますが、実際は個人レベルで解決できない問題があるのも事実です。

奨学金を返せないとどうなるか

では奨学金を返せないとどうなるかご存知でしょうか。奨学金は借金なので返せないとなると、借金を滞納しているということです。

まずその月に引き落としができないと、お知らせの手紙や電話がかかってきます。翌月二か月分を口座から引き落としがされるという旨が書いてあり、次月に二か月分を引き落とすことができれば特に問題はありません。

しかし三か月以上返せない月が続き、学生支援機構および民間の銀行など融資先に連絡を滞ると、三か月から先は専門の民間回収先へと権利が譲渡されます。そこからは学生支援機構ではなく民間の回収会社からの連絡となります。また延滞金もかかってきます。

さらに返せない月が九か月以上の延滞があると、民間の回収業者から一括返済の催促がとどくようになり、それを無視し続けると裁判所から通知命令が届きます。また滞納が続いたり繰り返し滞納機関がると信用情報機関へ事故情報として記載されます。

奨学金が返せない人の相談窓口

次のページ:奨学金を借りずに進学する方法

初回公開日:2018年02月05日

記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests