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派遣から正社員になるときの志望動機・転職方法・履歴書の書き方

更新日:2024年10月18日

派遣から正社員になりたい方向けのお役立ちコラムです。わかりにくい派遣の法律や採用担当者はなにを見ているのかなどの解説を交えながら、派遣から正社員になる方法をわかりやすく説明します。正社員はハードルが高いと感じている方にもお勧めです。

現在の派遣先で直接雇い入れの話があってあらためて履歴書を提出する場合、すでに現場では推薦してくれていることが多いので安心しがちですが、人事は現場とは別部門となるので気は抜けません。就業実績については一定の評価をもらっての雇用切り替えなのではあることを念頭に置きつつ、下記のポイントに注意しながら作成しましょう。

・ここで働いて派遣から正社員になりたいと思ったきっかけ

・ここで正社員で働くイメージ(今までとの違い)

派遣と正社員との違いと実際の就業経験を結び付けて整理することが大切です。

派遣先以外に提出するケース

今までの派遣先以外から、あらためて派遣から正社員を目指して応募する場合は応募先との関係性はありませんので、期待感の持てるきちんとした印象を与える履歴書を作成する必要があります。お勧めなのが、職歴をただ羅列するのなく、一つ一つのキャリアの関連性を考えて書く方法です。

団子をイメージしてみてください。団子が一つ一つのあなたのキャリアになります。団子を指している串がそのキャリアを選択したあなたの軸、キャリアのテーマです。複数のキャリアを串刺しにすることで、一見バラバラに見えるキャリアにも意味があり、あなたのキャリアを形成していることに気付くことができます。

今まで仕事を選ぶ際には自身のテーマがあることなど、深く考えなかった方も、改めてキャリアの棚卸しをしてみると自身の発見にもつながり、応募先にも説得力のある履歴所を提出することができます。

派遣から正社員になるとき面接で聞かれること

履歴書が無事通過して面接に進むと、ここで直接派遣から正社員になることについて聞かれることになります。ここまで、志望動機や履歴書の作成で派遣から正社員になることや、自身のキャリアのテーマについて考えてきていれば大体の質問には自身の言葉で回答できるでしょう。

ここでは、状況別の想定質問を挙げましたので、実際の回答内容を考えてみましょう。

派遣先に応募するケース

・派遣から正社員になるにあたって、何が違うと思うか。また、何ができるのか。

例)今までも現場ではいい関係性で仕事を進めてまいりましたが、派遣から正社員になり、雇用関係が緒直接となることで、より関係性が深まるイメージです。そのことで、仕事の専門性が深まったり、継続性のある仕事を担当できたりするイメージです。今までの経験を活かしながらステップアップすることで、今まで以上の結果をしていきたいです。

・派遣社員のイメージは?

例)雇用形態は違いましたが、現場では正社員の方と分け隔てなく仲間として迎えていただいておりました。職務についても責任あるお仕事を任せていただき、当初予想していた以上にスキルアップすることができました。ただ、雇用期間や契約内容の関係でどうしても業務に制限ができてしまうことはあると思うので、そこをもどかしくかんじることもありました。

派遣先以外に応募するケース

・職歴について、派遣などでの就業が複数あるようですが派遣から正社員を目指さなかったのか?このタイミングで正社員応募したのはなぜか?

例)派遣の接客業からスタートし、ここで事務作業も任せていただけるようになり、事務職の面白さを感たことが事務職に関わるきっかけです。通算して、今までのキャリアで身に着けることができた、人と接することの多い事務職である営業事務のお仕事はやりがいがあり、ずっと続けていきたいです。御社は業界業種などが前職と近く早く慣れて貢献をすることができるのではないかと思い応募いたしました。

派遣から正社員になる紹介料

「派遣から正社員になる場合、紹介料が発生するらしい」という話をきいたことがあるでしょうか。派遣から正社員になる際の紹介料は法律上定められたものではありませんが、取り交わしがあるケースが多いです。

派遣社員側としてはこの件に直接関わることは少ないですが、まれに派遣会社と派遣先の交渉においてうまく進まなかった場合に雇い入れに影響を受けるケースも可能性としてあるので、派遣から正社員になることが話題として出た場合には動向を確認しながら方向性を決めていくといいでしょう。

派遣から正社員に3年でなれるのか

「派遣から正社員に3年でなれる」という話をきいたことがある人は多いでしょう。現在、派遣法では同一の派遣先に就業できるのは最長3年です。いわゆる「長期」で派遣先に入った場合は契約更新を繰り返しながら3年まで働くことができます。それ以降は同一部署で働くことはできません。派遣先には、派遣社員を雇い入れる努力義務があります。

ここで、雇い入れはあくまで「努力義務」なので、3年後自動的に派遣から正社員になれるわけではないことがポイントです。それでは、3年後派遣から正社員になるためにはどのようなことをしていけばいいのでしょうか。

派遣から正社員に3年でなるための取り組み

派遣元の正社員になるケース

3年後以降も同一の派遣先へ派遣という形で就業する方法が実は一つあります。それは、派遣会社に派遣から正社員として雇い入れてもらったうえで派遣される方法です。派遣先が3年以降就業を希望しない場合は派遣先を変える、

もしくは派遣会社内での就業となるので長い目で見れば派遣先が変わる可能性はありますが、雇用形態は正社員なので安定した働き方に違いはありませんのでので、チャレンジしてみましょう。

派遣先の正社員になるケース

派遣先において派遣から正社員になるケースは一番メジャーなケースです。ただ、3年働いて自動的に派遣から正社員になれるわけではないので、事前確認が必要です。お仕事を始める際には、この派遣先が派遣から正社員登用制度があるのかを確認しましょう。

就業中は正社員登用される条件と、自分がそれを満たしているのかどうかを確認しながら軌道修正しましょう。常に情報を取り込みながら進めることがポイントです。

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初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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