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【公務員試験】自己PRの書き方と例文・責任感や協調性の自己PR

更新日:2024年11月15日

公務員になりたいと思われている方は少なくないでしょう。経済的にも社会的にも安定感のある公務員はとても魅力的です。しかし、そのためには公務員試験を突破しなくてはなりません。この中で意外に難関なのが、自己PRです。適した自己PRとは?またその例文をあげています。

公務員は時として一般市民に寄り添い、出来る限りの支援をするべく熱い思いで活動することも非常に大切です。しかし、思いが熱いことは大切ですが、そのための手段や方法に関しては公務員=公人として節度をもって冷静に進めていくことも必要で、その能力を自己PRすることも大切です。

職種によっては、時に冷静に分析して淡々と進めていくことも必要になります。様々な業種によって違ってはきますが、公務員の仕事によっては感情的になりやすい状況もあるでしょう。自分自身の為すべき仕事を客観的に冷静に判断し、コツコツと持続する力があることも公務員にとって良い自己PRになります。

冷静さや分析能力、客観性などを自己PRするには、面接上であればその話し方や態度、受け答えの仕方もみられる要素になりますし、文章であれば書き方に表すことができます。

協調性

公務員の仕事は、チームで行うことも多いものです。一人で淡々と進める仕事もありますが、それでも上司や部下がいたり誰かとの関係性が必ずあります。そして指示を出す側と受ける側との関係性において、仕事を進めるものです。

その中で、あまり突飛な行動をすると予測されたり、指揮命令系統がスムーズにいかないと思われるような自己PRは、損をするといえるでしょう。協調性があると判断される自己PRは公務員にとって有利です。協調性のアピールには、今まで行ってきた団体行動や、その中でもポジションなどを伝えて、共同作業を成し遂げたことなどを自己PRすると良いでしょう。

責任感や協調性を自己PRに使う場合

責任感や協調性は公務員の仕事にとって、大切な要素です。どうすれば、責任感や協調性を自己PRすることができるでしょうか。

責任感とは

責任感とは、責・つまり自分の果たすべきつとめのことです。自分の果たすべき務めを任じられている状態ですから、それは、その務めをきちんと成し遂げることを意味します。ただし、この「責」という字は、果たすべき務めという誇らしい響きと反対に、その責が負い目となる意味も含んでいます。責は上手く務めを果たすことができない場合、負い目や負担ともなる意味合いを含んでいます。

責任を果たす、責任感があるというのは、自分の果たすべき務めをしっかり果たせる人ということです。これは、言葉でいうように、たやすいものではありません。自分の果たすべき務めとはいったい何なのか、その全容を把握し確実に仕事をすることは、一朝一夕には出来ないのです。責任感を自己PRするのは、非常に大切です。

責任感を自己PRに使う場合

この案外難しい責任感を自己PRに使うためには、「責任感を持って働きます。」というだけでは伝わらないでしょう。そこで責任感があると相手に感じてもらうための、具体的な自己PRをします。今までの人生で、何か一つのことを成し遂げた時のエピソードも有効です。しかし、ただ「学級委員長を務めました。」などというだけでは弱いでしょう。

責任感があると見られる要素に、自分の責任範囲が分かっているということがあります。これは、組織で働く中で大切なことです。「学級委員長の仕事は○○などの行事に際して、○○といった役回りだと心得ていましたので、○○の仕事をしました。結果、○○の行事を成功させることができました。」のように、より自分の役割を具体的にして、自己PRすると良いでしょう。

協調性とは

協調性とは、文字に表れているように協同する・調和するという意味です。その2文字が一体になって、他の人と物事をうまくやっていける性質、互いに補助しあいながら譲り合いの気持ちをもって行動できる性格のことをいいます。

どの仕事でも協調性は大切ですが、公務員においても同じ責任を果たすべく強調して動くことは非常に有用な自己PRになります。実は元々日本人は、自分自身の強調性に自信を持っている方が多い民族です。民族の特徴として、仲間意識が強いため自分の長所は協調性であると思っている方が、他の国より多いのです。実際の是非は別として、そのような理由と公務員の仕事の特性から協調性を自己PRにする方は多いことでしょう。

協調性を自己PRに使う場合

具体的なエピソードで協調性を自己PRしたい場合は、何かのときに縁の下の力持ち的な役割をしたことや、チームで成し遂げたことなどを使うと良いでしょう。協調性はリーダーシップとは違います。みんなで行うことに、積極的に共同して行える能力です。なので、自分が頑張ったと胸を張るより、良いチームで助け合って頑張れたという方が、自己PRになるでしょう。

また、協調して仲間と何かを行える能力は、人に対する思いやりの中に表れます。それは、リーダーシップとして、チームを引っ張る能力ももちろんですが、疲れている人はいないか、ついていけていない人はいないか、などの心配りをすることで、チーム力を上げる一助を担えたという表現が、自己PRになります。

公務員試験の自己PRの例文

公務員試験であるということを考慮した、自己PRの例文をご紹介します。

公務員試験の自己PRの例文①

「私は、大学の野球部のマネージャーをしていました。マネージャーの仕事は、野球部の活動を滞りなく進めることです。そのために、必要な備品の準備や日程調整、メンバー1人1人の体調管理などを行ってきました。日程管理や備品管理などは細かい仕事も多くありましたが、コツコツと地道な作業をする訓練ができました。また、メンバーの体調や精神的な不調について、自分から訴えてくれる部員だけでなく、自分からはなかなか言い出せないメンバーの不調に気づくようにも尽力してきました。

公務員の仕事内容は、派手なことばかりではないです。細かい地道な作業を行う、縁の下の力持ち的な仕事も多いことでしょう。また、困っている市民の方々に手を差し伸べることも大切な仕事だと感じています。

大学時代の経験はこのような公務員の仕事に生きてくるでしょう。声を出してくれる市民の方にも、声を出せない市民の方にも行政の手が行き届くように、尽力してまいりたいと思っております。」

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初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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