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【公務員試験】自己PRの書き方と例文・責任感や協調性の自己PR

更新日:2024年11月15日

公務員になりたいと思われている方は少なくないでしょう。経済的にも社会的にも安定感のある公務員はとても魅力的です。しかし、そのためには公務員試験を突破しなくてはなりません。この中で意外に難関なのが、自己PRです。適した自己PRとは?またその例文をあげています。

PRのポイント

この自己PRからは、生き生きとして、活動的に過ごした大学時代が想像できます。まずは体力面をアピール出来ています。そのうえで、行政の仕事がマネジメント業務に似ていることを対比させていることで、自分の経験が活きてくるということが裏付けされています。

明るく活発なイメージながら、細やかな気遣いもできるような人間像が読み取れる自己PRとなっています。公務員の仕事は地味なことが多くても、人間性として明るい人材であれば、職場の雰囲気も良くなることでしょう。採用側も一目置くのではないでしょうか。

公務員試験の自己PRの例文②

「私は、祖父母、両親、そして私自身5人兄弟と大家族で暮らしてまいりました。その中で祖母が認知症を患っており、私が高校生の頃から私たち家族は、介護の問題に直面してきています。祖母の認知症は進行が早く、しかし足腰が強いため、よく迷子になり警察のお世話になりしました。その中で、母や祖父が疲れ果てて、父に当たる姿なども目の当たりにしてきました。

私が高校を卒業する頃になって、父が行政に相談し色々なサポートがあることを知りました。行政のサポートを受けることで家族にも余裕が生まれ、祖母の認知症の進行も遅くなってきているように感じています。

このような経験から、行政のサポートは良いものがたくさんあるのに行き届いていない、本当にサポートが必要な弱者にサポートが出来ていないのでは、と思うようになりました。そして、自分が就職を考える頃には自分が行政の中に入り、必要なサポートを届けるという気持ちが固まっていました。

自分自身の経験は、地方自治体の活動に必ず活きてくる、また活かしたいと思って志望いたしました。」

ポイント

この自己PRは、家族の経験をもとにしていますので、とても信ぴょう性があります。家族の認知症は大問題です。それに、家族で立ち向かいながらも混乱し行政のサポートに救われた経緯が分かりやすく出ています。

そして、幼いころより介護や福祉の問題が身近であったことも、公務員として仕事をするにあたって有利ですし、公務員を志望した理由として現実味があります。身近な経験を志望動機につなげるのは、説得力があるでしょう。

公務員への転職の時の自己PR

公務員へ転職するときは、通常の転職と違い試験を受けるなど難関があります。それでも、公務員になりたいという気持ちを前向きにアピールしないといけません。また前職との関係を考慮して、何故前職では無く公務員なのかという理由も自己PRになるように入れます。

ただし、福利厚生がしっかりしているなど、プライベートに有利なことばかりでは、自己PRとしては弱いので、公務員でなければならない理由をしっかりと伝えましょう。

公務員試験の自己PRの例文・転職時①

私は看護師として、○年間働いてきました。その中で、もう少し気をつけていれば病気にならなかったのに、と思う方にたくさん出会いました。そして、これからは病気の治療より予防、また再発しないようなアフターフォローが大切だと日々思うようになりました。

しかし、忙しい病院勤務の中では今現在の病気の治療だけで予防に対して十分に説明する時間はありません。そこで、病気予防や病後のアフターフォローを重視する保健師になりたいと思うようになりました。その中でも、学校保健師や産業保健師ですと限られた方としか接することができません。しかし、行政保健師であれば公務員としてより多くの方と接することができます。

また、私は老若男女、人と接することが好きでこだわりなくお話しすることができます。中には気難しい方もいますが、そういう方への接し方も学んできたと自負しております。多くの方と接して、その方々の生活に密着した健康上のお手伝いができることも、公務員としての保健師の仕事として魅力を感じているところです。

今までの看護師経験を活かし、さらに行政保健師として地域の方々と関わることができると思い、志望いたしました。

ポイント

転職の自己PRということで、前職でどんな経験をしているかは大切です。内容として、更にステップアップしたいための転職ということが読み取れるので、積極性や意欲の感じられる自己PRとなっています。また、看護師経験を踏まえての保健師なので、現場経験から感じたことは説得力があります。

自分自身の特技や特性に関しての自己PRも盛り込んでいて、明るくはきはきした人材である印象を与える内容になっています。

公務員試験の自己PRの例文・転職時②

私は○○会社で事務職をしていました。その仕事の中で、膨大な資料を整理したり、必要なことを徹底して調べてまとめたりする能力を評価していただけるようになりました。また、私自身もこのようなコツコツとした仕事が好きで向いていると感じるようになってきました。

自分自身にこのように感じていた時に、公務員の仕事内容について知る機会がありました。公務員として、行政の中で働くことは、このようなコツコツと事務処理していく事の積み重ねです。前職では事務仕事と営業を兼ねざるを得ませんでした。人と接することは苦痛ではありませんでしたが、出来れば自分の得意とする分野で働いていきたいと思うようになりました。

公務員といっても、ただ机に向かっているだけではないと思います。決して人と接することが不得手ではありませんし、市民の方と接するにも前職で培った営業の手段や対応も活かせると自負しております。前職で得た知識や技術を活かしながら、自分の最も得意とする仕事をしていきたいと考え志望いたしました。

ポイント

事務仕事を営業と兼ねている煩雑な職場で働いていた方が、得意な事務仕事に絞りたいと思って書いた自己PRとなっています。こういった自己PRを書く時に、自分の得意分野を書くのはよいのですが、苦手分野も無理やりやらされていて苦痛だった、というような言い回しはあまりよくありません。苦手でもやってみて得たこと、今後活かせることに転嫁して書くと良いでしょう。

また、営業職が向かないから事務仕事という印象もあまり良くないでしょう。公務員は、市民や県民、国民相手の仕事も多くありますので、そういった方々に笑顔で応対できないような印象は与えるべきではありません。

また組織で働く時に、人間関係が苦手といった印象も損をしてしまいます。そこで、自分の得意なことを自己PRしつつ、前職で苦手でもやり遂げたことなどを入れて説得力を持たせると良いでしょう。

社会人経験を自己PRに使う場合

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初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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