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家族構成の書き方・書く際の注意点・続柄の知識

更新日:2024年09月29日

就活生や社会人の人たち、あるいはアルバイトを始めるときなど、履歴書に家族構成を書く場面は意外と多いです。この記事では、基本の家族構成の書き方をおさらいして、書く際の注意点や、さらに知っておきたい続柄などについて紹介していきます。

義兄などの義理の関係

父、母に関してはそこまで気にしないでもよいのですが、兄や妹が義理であれば「義兄」、「義妹」などと書いた方がよいでしょう。実父を養父と書くべきなのか、というのはかなり難しい問題ですが、基本的な書き方としては戸籍上の関係に従うことが無難であると言えます。

養父でもきちんと養子縁組をしていれば自分の父であることには違いはないので、家族構成の欄には「父」と記入します。

義理の関係の書き方は悩ましいですが、兄弟に関しては姻戚関係による義理の間柄であればそのように書いた方がよいでしょう。

「叔父」か「伯父」か?

義理の関係のほかにもうひとつ、家族構成の書き方で使い分ける必要があるのが「伯父・叔父」と「伯母・叔母」です。要するに親の兄弟の間柄になるわけですが、例えば男の兄弟であれば「伯父」と「叔父」というふたつの言葉があります。これはしっかりと使い分けるようしたほうがよいでしょう。

「伯父」というのは、自分の親の兄に当たる人です。「叔父」を使うときは親の兄弟でも弟の場合になります。これは「伯母・叔母」でも同様で、自分の親の姉に当たる場合は「伯母」で、親の妹に当たる場合は「叔母」を使うことになります。

この漢字の使い分けには諸説ありますが、かつての中国では大家族制が一般的だったので、その頃は兄弟や姉妹の中で最年長の人を「伯」、二番目を「仲」、三番目を「叔」、最年少を「季」と呼んで区別していたようです。

そのような歴史的な言葉の使い方により、父親の兄や姉は、父親の弟や妹よりも身分が高いので「伯父」「伯母」という書き方をされ、後者は身分が低いという意味で「叔父」「叔母」という書き方をされていました。ですが、日本での「伯父」と「叔父」は、どちらの身分が高いという意味合いは全くありません。

ただ単に漢字が中国から流れてきたもので、「伯父」は父と母の「兄」で、「叔父」は父と母の「弟」という違いです。

正しい家族構成の書き方をマスターしよう!

家族構成の基本となる書き方は理解していただけたでしょうか。もう一度、簡単におさらいしておきましょう。まず、自分以外の同居している家族を世帯主から順に名前と年齢、自分との続柄を書きます。会社側に把握しておいてもらいたいことは併せて記入しておき、「伯父・叔父」などの漢字の使い分けに注意します。このふたつを押さえておけば、基本的な書き方としては問題ありません。

履歴書などの家族構成の正しい書き方をマスターして、就活やアルバイトなどをする際にスムーズに書けるようになるとよいですね。

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初回公開日:2017年10月02日

記載されている内容は2017年10月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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