Search

検索したいワードを入力してください

2017年09月11日

年収とはボーナスが含まれる額?|一般的なボーナス比率・計算方法

「ボーナス」は企業によってマチマチであり、一律にボーナス比率を計算するのは難しいのが現実です。それでも、「年収の中でのボーナス比率を算出するには?」をテーマに、「年収」や「ボーナス」などの定義の確認から、ボーナスの比率の大体の計算方法を紹介しています。

年収とはボーナスが含まれる額?

年収とはボーナスが含まれる額?|一般的なボーナス比率・計算方法

そもそも、「年収」って何?

まず、そもそも「年収」とは何か、説明します。国語辞典の大辞林で「年収」を調べると、「1年間の収入」と説明されています。実は、この簡潔な説明が、「年収」を説明するのに一番わかりやすい言葉です。

この大辞林の説明のように、「年収」には、ボーナスはもちろん含まれ、さらに、会社員なら税金や社会保険料を控除される前、また、通勤手当や残業代も含んだ、1年間で雇用主などから支払われるお金すべてを含んだ数字をさします。

「年収」に似ている「年商」とは?

「年収」に似た言葉として、「年商」があります。これも、大辞林で調べてみると、「1年間の総売上高」と説明しています。つまり「年商」とは、お店や会社が1年間に、商品を売ったり、サービスを提供して、その対価として、お客から受け取るお金の合計のことです。

ビジネス界では一般的に、企業などでの決算書では、「売上高」という言葉を使いますが、テレビや新聞などで、小規模なお店などの商売の大きさを表す時に、「利益」が少ないなどの理由から、事業規模を説明するために、「年商」という言葉を好んで使っています。

しかし、この「年商」はあくまで「総売上高」なので、「年商10億円」と説明されたお店などが、実は「赤字」のこともあるため、「年商」という言葉は参考程度に受け取る方が良いです。

「年収」と「所得」の違い

次に、これまた「年収」に似た言葉として、「所得」があります。これも、大辞林で調べると、

しょ‐とく【所得】

一定期間に、個人・法人が勤労・事業・資産などによって得た収入からそれを得るのに要した経費を控除した残りの純収入。「課税所得」

出典: https://kotobank.jp/word/所得-532752#E3.83.87.E3.82.B8.E3.8... | https://kotobank.jp/word/所得-532752#E3.83.87.E3.82.B8.E3.8...

と説明しています。「年収」や「年商」とは異なり、かなり難しい説明です。

ここで、この記事の読者が知りたいのは、個人の「年収」のことに関連することなので、法人の説明は控えます。

「所得」とは、具体的にいうと、先ほど説明した「年収」から、仕事で必要だった経費を除いた金額です。この「所得」は、税務署が「所得税」を計算する時に使う基準になる金額です。なので、税務署はできる限り多い税収を得ることが目的なので、必要最小限の「経費」しか認めません。なので、「所得」には、まだ税金が含まれています。

ここで、社会保険料は所得税を計算する時に控除(つまり除外)されるので、「所得」には社会保険料は含まれていません。

「年収」と「手取り収入」の違いは?

では、一般的によく言われる「手取り収入」とは何をさすのでしょうか?

それは、ボーナスや各種手当、残業代を含んでいる総収入の「年収」から、給与から自動的に天引きされる社会保険料と税金を除いた、「自由に使えるお金(専門的には、可処分所得と呼んでいます)」のことです。

これは、会社員の方の場合には、給与振込口座に振り込まれるお金です。昔は給料の支払いを会社から従業員に現金で手渡ししていたので、「手取り収入」と呼ばれている理由です。

年収に対する一般的なボーナス比率

年収とはボーナスが含まれる額?|一般的なボーナス比率・計算方法

年収だけではわからないこと

まず、ボーナス比率を調べる前に、「年収」という数字だけではわからないことを書きます。

まず、同じ年収の方がいても、「給料は多いがボーナスが少ない人」と「給料は少ないがボーナスが多い人」の2種類に分かれます。

さらに、「年棒制」のように、働く前に報酬額が決まっている人もいます。この「年棒制」の場合には、基本的にボーナスがありません。しかし、年棒制でも、「固定給+成果給」という契約の場合なら、仕事の成果によって年収が増えることもあります。

また、年棒制なら、良い結果を残した次の年に報酬が増えることもあり、具体的な数字はわかりにくいですが、ボーナスに似た報酬を得ている人もいます。この「年棒制」の代表例がプロ野球選手などのスポーツ選手です。

そもそもボーナスとは何か?

そもそも「ボーナス」とは何か?あらためて大辞林で調べてみると、

年末や夏期などに、正規の給与以外に特別に与えられる賞与金。もとは、能率給制度において標準以上の成果を挙げた労働者に対して支払われた賃金の割増し分。賞与。特別手当。期末手当。一時金。

出典: https://kotobank.jp/word/ボーナス-133801#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6... | https://kotobank.jp/word/ボーナス-133801#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6...

になります。

「所得」と同様に、ボーナスを言葉で説明するのも、結構難しいようです。

この「難しさ」は、「ボーナス」が法律などで規定された報酬ではないのが理由です。
「ボーナス」という英語を使うように、欧米流の成果報酬が起源だと考えられます。日本語訳では、「賞与」になります。

このボーナスをもう少し簡潔に説明するなら、「給与以外に、業績の良さにより支給される一時金」とまとめられます。あえて英語を使っているので、欧米の企業の成果主義の影響を受けていると考えられるのですが、この日本では必ずしも、成果によって支給される報酬ではないこともあります。

特に、中・大企業などでは、必ずしも会社の業績によってボーナスの金額が増えたり減ったりするのではなく、給与の延長で、「給与の何ヶ月分」と、一律に決まっている会社もあります。この習慣は、経営陣と労働組合の話し合いにより決まっていることも原因です。

では、年収に対する一般的なボーナス比率はいくらか?

では、年収に対する一般的なボーナス比率はいくらなのでしょうか。

それは上で解説したように、この疑問の答えをはっきり出すのは難しいです。ただ、一般的には、「1ヶ月の給与の何ヶ月分」という計算をします。また、中大企業では、年間に夏と冬の2回に分けて支給する企業が多いです。

さらに、中小企業では、ボーナスがない企業があったり、成果を出した社員だけに支給する、年に1回しか支給しないなど、企業によって大きく異なっています。

では、皆さんが気になる、ボーナスの具体的な数字はとしてよく言われているのが、1回のボーナスで 2.5ヶ月分、つまり年2回ボーナスを支給している企業の従業員は、年間で約5ヶ月分、支給されているらしいです。ここで「らしい」とは、ボーナスの金額は企業によってマチマチなので、「ボーナスの金額はこれだ!」と断言できないからです。

また、金額で表すと、夏のボーナスで平均50万円前後だそうです。

年収からのボーナスの計算方法

年収とはボーナスが含まれる額?|一般的なボーナス比率・計算方法

一般的な大企業のボーナスを計算すると、ボーナスが年間5ヶ月分支給されると仮定すると、年間に 12ヶ月+5ヶ月=17ヶ月分の月給をもらっているという計算になります。

ここから、年収に対するボーナス比率を推測するには、年収 x(17分の5) という計算ができます。ここで、(17分の5)= 0.294・・なので、年収の約3割と計算すれば、だいたい当たっているでしょう。

ただ、この計算は、大企業のデータを元にしたものです。なので、この計算が当たっている企業の方が少ないと考えられます。

逆に、例えば年棒制の会社にお勤めしている方は、自分の年棒が、大企業の社員の年収と比べて、多い、もしくは少ないという比較をする時に、年棒の(17分の1)の金額がいくらになるかわかれば、他の企業の社員の月給と比較することが簡単にできるようになります。

ボーナスも年収の一部!

年収とはボーナスが含まれる額?|一般的なボーナス比率・計算方法

いかがでしたでしょうか。
年収とボーナスの違いや、年収におけるボーナスの比率の計算などをしてきました。

ここで重要なのは、ボーナスは、大企業では臨時収入というより給与の一部であり、中小企業などでは、会社の業績や、従業員の成果によって決まることです。

また、月収が多いがボーナスは少ない、もしくは逆の場合などもあり、ボーナスだけを取り出して注目するよりも、年収に関心を向ける方が良いです。

そもそも、なぜボーナスが「給与の何ヶ月分」という計算をするのかというと、調査会社が「公務員の賞与はいくらか?」という調査結果を出す時に使っている計算方法だからです。

今後は、多くの企業が、年間の従業員の給与の見込み額を計算しやすい、「年棒制」へと代わっていくと考えられます。年棒制になれば、ボーナスという報酬が減っていきます。また、「成果主義」も普及するのが見込まれ、成果主義になれば、ボーナスは従業員に一律に出るのではなく、個々の成果によって、多くなったり少なくなったりします。

まとめると、ボーナスという制度は、今後大きく変わっていくと予想され、ボーナスをもらうことよりも年収を増やすことに意識を向ける時代になると考えられます。

皆さんも、ボーナスの大小に一喜一憂せず、ボーナスを含んでいる年収に注目していきましょう。

←前の記事へ

言語聴覚士の平均年収は低い?|言語聴覚士の年収に関する本音

男性・女性別かっこいい職業|かっこいい職業の年収はどのくらい?

Latests