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2018年10月23日

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

初めて働き始めると、気になってしまうものが初めてのボーナスです。ボーナスとは何か、ボーナスはいつもらえるのか、初ボーナスはいくらぐらいもらえるのか、他社の新卒はどのぐらいもらっているのか、新入社員のボーナス事情を調べました。

気になる?知ってる?ボーナスのこと

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

無事就活を勝ち抜き、就職先が決まると、気になるのが初任給や初ボーナスです。特に、ボーナスは額が大きく、特別感が大きいものです。そして、ついつい同期の仲間の額が気になったり、他社の友人と比べたくなってしまうものでしょう。

さらに、ほかの業種や大企業はどれぐらいもらっているのか、新入社員でなくとも誰もが気になるところです。

新入社員のボーナス事情について見てみましょう。

そもそも、ボーナスって何?

ボーナスとは、週給や月給など決まった期日に支払われる定期給とは別に支払われる給与です。基本的には夏と冬、年2回支払う企業が多く、支払い時期としては6月・12月が多いです。

6月に支給されるのが夏のボーナス、12月に支給されるのが冬のボーナスと呼ばれています。ただし、企業によっては、ボーナスが年1回や年3回支給される企業や、ボーナスという制度そのものがない企業もあります。

ボーナスは、一般的に基本給の〇ヶ月分、という形で支払われますが、企業によっては景気変動や個人の業績に応じてボーナスを支給する場合もあります。

大企業になると、業績や景気変動に左右されず「基本給の〇ヶ月分」と固定されている場合が多いですが、中小企業では業績不振や不祥事によって「今年はボーナスなし」という年が突然出てくることもあります。

日本のボーナス制度は独特?

日本のボーナス制度は日本独特で、諸外国と比べると少し質が違う制度です。ボーナスと聞くと社員にとって仕事を頑張ったご褒美として受け取られがちですが、実は日本のボーナス制度の存在理由は企業側に有利です。

ボーナスとは確約された報酬ではないため、企業は払わなくて良いものです。「会社の予算の調整役としてボーナスは存在する」と言っても過言ではありません。実際に、社員の給与を低く抑え、ボーナス額で調整するというような使われ方をしています。

つまり企業の予算の調整役としてボーナスという制度が存在しています。本来支払われるべき年収の帳尻合わせをしており、かつ不安定な要素も強いのが、日本のボーナス制度です。

それに比べて、海外の場合は「個人的な業績に対する報酬」の意味合いが強く、これこそ正に「ボーナス」と呼ぶべきお金です。

新入社員の夏のボーナスと冬のボーナスの違いは?

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

新卒社員のボーナスについて、夏のボーナスは「寸志程度」である会社がほとんどです。というのも、夏のボーナスは冬のボーナス支給後の一定期間、どれぐらい会社に貢献できたかを査定して決めます。

新入社員は4月入社のため、冬のボーナスから3月末日までは、貢献期間に含まれません。しかも、特に新卒の社員は教わることがほとんどで、会社員として、また社会人として会社への貢献度は十分と言えません。そのため、夏のボーナスは寸志程度となります。

当然、新入社員に夏のボーナスは支給されない会社もあります。「もらえるだけいい」と言う人もいるでしょう。

一方、冬のボーナスは、いよいよ満額支給になります。ほとんどの新卒社員にとって、初めて見る大きな金額が入ってくるでしょう。

それでは、新入社員はどのぐらいの金額を手にすることができるのでしょうか。「寸志程度」とは、どれぐらいのことを言うのでしょうか。次を見てみましょう。

新入社員のボーナスの平均支給額は?

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

新入社員も、当然ながら大卒・高卒の違いで、ボーナスの金額に差が出てきます。 新入社員が手にする平均ボーナスの支給額を見てみましょう。

夏のボーナスの平均支給額

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

産労総合研究所の調査(上場企業230社に対しての調査)によると、新入社員の夏のボーナス平均支給額は以下の金額です。

大卒:90,743円
高卒:77,235円

前述したとおり、新入社員の本格的なボーナスは、冬に初めて支給されるのが一般的です。夏のボーナスの「寸志程度」は上記金額ぐらい、と思っておいたほうが良いでしょう。

冬のボーナスの平均支給額

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

新卒社員のボーナスは、冬からが本番です。会社や業績によって、「新入社員は、夏のボーナスがなし、冬のボーナスも寸志程度」という厳しい場合もありますが、ほとんどの新入社員にとって大きな金額が入ってきます。

新入社員の冬のボーナス平均支給額は以下の金額です。

大卒:226,100円
高卒:170,100円

夏のボーナスに比べて、金額がぐっと上がります。冬のボーナスも大卒・高卒によって差が出てきます。

業種別の新入社員のボーナス事情は?

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

ボーナスの支給額は、当然のことながら、景気の変動や会社の業績によって左右されます。また、業界や業種全体が大きく傾くことがあります。

新入社員の業種別のボーナス事情を見てみましょう。

郵便局

かつては、郵便事業は郵政省が実施する事業で、郵便局員は国家公務員でした。その後、郵政公社を経て、現在は民営化し、郵便局員は日本郵政の社員となっています。したがって、ボーナスについても、他の国家公務員と同様に年2回支給されます。

金額は、夏と冬のボーナスを足して、月の基本額の約3.5ヶ月程度です。ちなみに、日本郵便の初任給は22万円程度といわれていますので、新入社員のボーナスは70~80万前後と推測されます

郵便局員の業務は、他の金融機関や宅配会社とよく比較されますが、同業他社と比べると給与水準は決して高いとは言えないでしょう。しかし、確実にボーナスが支給されることや、倒産の不安がないという安定性があります。

三菱電機

かつて総合電機メーカーは、自動車メーカーとともに、日本の高度成長を引っ張ってきました。しかし、バブル崩壊後は低迷が続き、現在成長企業と呼ぶことは難しい状況です。

三菱電機は、キッチン家電をはじめ、多種多様な生活関連商品を売り出しているメーカーです。夏のボーナスが寸志程度の新入社員を除く20代前半のボーナスは、年80~110万円と言われています。

売上高はソニー、日立製作所、パナソニック、東芝などには劣るため、年収もそれに伴っています。

日産自動車

自動車業界は比較的好調な業界ですが、輸出が多いため、円相場や関税など対外国との関係性や景気変動によって、大きな打撃を受けることがあります。今後は、全車に自動運転制御はもちろん、二酸化炭素排出対策や新興国への輸出などにより一層力を入れていくでしょう。

日産の新入社員のボーナスは、満額もらえて計算上、年130万円前後です。ただし、夏のボーナスが満額もらえないことが多いので、この金額よりは少なくなるでしょう。

みずほ銀行

銀行員と聞けば、高給取りのイメージが強く、就職希望先として人気の高い職業です。しかし、実は格段にボーナスが高いというわけではありません。

銀行員のボーナスは、ノルマの達成率で差が付きます。みずほ銀行の、新入社員を除く20代前半のボーナスは年80万円前後と言われています。なお、新入社員は夏のボーナスが寸志程度です。

しかも、特にメガバンクの銀行員は、出世コースから外れた場合、50歳を過ぎると、出向や転籍などを課せられ、それに伴って給与が減額されます。加齢とともに着実に年収が上がるわけではありません。

銀行員は人気職種ですが、実際には厳しい側面があります。

富士通

近年、スマートフォンの普及によりパソコン離れが進んでいるものの、IT企業は今後も発展が期待される業界で、特に近い将来IT技術者不足が懸念されています。富士通は大手企業ならではの安定性がありますが、一方で年功序列の古いシステムを打破できないと嘆く声も聞かれます。

富士通の新入社員を除く20代前半のボーナスは年80万円前後と言われています。ただし、部署にもよりますが、システムエンジニアは多くの残業を余儀なくされることがあります。

積水ハウス

大手ハウスメーカーは、消費税の増税前後や景気によって業績の変動はあるものの、売上が激減することはない業界です。リフォームや耐震・エコ対策など、新しい技術を取り入れたり付加価値を付けたりと、新規顧客を開拓しています。

積水ハウスは、基本給に歩合給が足されます。それに応じて、ボーナスも増減します。ボーナスは年に三回あり、月給与の8.5ヶ月分です。この金額は他の大手メーカーと比べても高いものです。

しかし、営業成績、つまり契約数に応じて給与に大きな差が出るため、営業に向いていない人やコミュニケーション能力に自信がない人にとっては、厳しい環境になるでしょう。

新入社員にとって初めてのボーナスは特別!

新入社員のボーナスの平均・夏と冬の違い|郵便局/三菱電機/日産

新入社員にとって、初めてのボーナスはとてもうれしいものです。

初めてのボーナスをもらったら、アクセサリーや旅行など自分にご褒美をあげたり、両親に感謝の記念品を贈ったりする計画を立てている人も多いでしょう。

それまで学生で、あまり苦労をしてこなかった人が、突然新入社員となり社会に出て、苦しいことや辛いことにくじけそうになることもあるでしょう。そんな時期に、初めての夏のボーナスがやってきます。それが寸志程度であったとしても、うれしいものでしょう。

ボーナスをもらうたび「もう少しこの仕事を続けよう」と思い直して、定年まで働き続ける人もいます。逆に、「次のボーナスをもらったら辞めよう」と決意する人もいます。これから長い社会人生活で、ボーナスは大きなお金と共にさまざまな感慨をもたらすでしょう。

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