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人事の仕事は楽?辛い? | 仕事内容・平均年収・魅力・必要なスキル

就職活動ではお馴染みの人事の仕事ですが、採用の場以外で何をしているのかは意外に知られていません。就職希望者のよく知る、就活の窓口としての仕事のほか人事にはどのような仕事があるのでしょうか。

人事の仕事は採用活動が目立ちやすいですが、実際の作業としては人事異動に関する業務や年末調整、健康保険・厚生年金関係の書類作成といった事務作業も多くなっています。

こうした事務作業のほとんどはフォーマットに則った入力や決められた手順で行う作業であり、経験を積み、全体の作業の流れを理解すればあまり多忙な仕事にはなりません。時期としては就職活動の本格化する年末から新入社員の試用期間が終わる6月にかけてが最も忙しい期間といえます。

管理部門のひとつである人事は営業や開発といった現場と比べて案件やノルマに振り回されるということがなく、自己管理を徹底すれば余裕を持って勤務しやすい傾向にあります。

しかし、企業によっては採用と労務の兼務など、多忙になりやすい勤務形態の場合もあります。特に労務は事務作業が多い職務であるため、時期によっては事務作業に忙殺されるということもあります。人事の忙しさは企業によってかなり差がある点だといえるでしょう。

人事の仕事の魅力・やりがい

人事の仕事の魅力として、多くの人と関わることができること、そして企業経営の根幹の部分から会社をサポートできることが挙げられます。

人事はその名の通り人的資源に関する業務です。採用という仕事はきわめて短い期間で人間の長所・短所を洗い出し、企業の望む人材を見定める作業です。必然的に人を見る目が養われることになります。

また、友人関係とは違い自分とはタイプの異なる人間と多く関わることから視野が広がるほか、コミュニケーション能力の成長にとってもよい経験ができます。

企業における人的資源の管理を自ら経験しながら学べるということも大きな魅力です。企業活動の原動力であるヒューマンリソースの配置から評価まで、マネジメントの重要性が広く認識されつつある現在のビジネスシーンにおいて有用な経験を積める部署は、経営陣のほかには人事のみです。

また、企業経営に対し直接的に関わるという認識は大きなやりがいと達成感につながります。

人事に必要なスキル

人事の仕事には基本的な事務作業の能力のほか、いくつかのスキルが人事としての能力として求められます。そのうち特に必要とされるスキルは以下の2つです。

分析力

人事では、採用の仕事に象徴されるように人の能力を正しく、多角的に分析・評価することが基本になります。そのためには、人材の長所を見抜くだけでなく企業にとって必要な人材とは何なのかを分析し、理解していることが必要です。

分析力を高めることではじめて、人材・組織両方についての理解が進み、最適な人材を確保・管理することが可能になります。高い分析力は人事として基本的なスキルのひとつです。

コミュニケーション能力

人事は呼んで字のごとく、「人」に関する事柄を仕事にしています。就職希望者や社員との適切なコミュニケーションができない人事は、採用の場面において、人材配置や評価の部分においても問題を起こしがちです。コミュニケーション能力が不足した人事担当者に対して、多くの人は対話を諦めてしまいます。

これは採用・評価など人事の業務において致命的な問題を引き起こしかねません。

こうしたコミュニケーションの不全は企業と社員双方にマイナスの影響を与えてしまいます。人事でのキャリアを志すなら、コミュニケーション能力はぜひとも磨いておきたいスキルです。

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