IT業界は何故エンジニアが不足している?今後人材が減少傾向にある職種も紹介
更新日:2024年10月17日
IT業界の現状は厳しい?
ITエンジニアの給与は右肩上がりとなっている状態ですが、その反面、人手不足という問題も深刻になっています。
セキュリティ関連のエンジニアからインフラ関連のエンジニアまで、あらゆる技術領域のエンジニアが不足している状況です。労働人口全体が減少しているような状況であるため、一筋縄で解決できるような状況でないでしょう。
ITエンジニアが人材不足である理由
IT技術に関する利用が急拡大するなど複合的な現象が重なった結果、ITエンジニアの人手不足という現象が出現しました。ここからは、ITエンジニアが人材不足である理由を紹介します。
仕事がきついイメージがついている
ITエンジニアの仕事はきつく、忙しいために帰る時間が遅い時間になりがちというネガティブなイメージがついてしまっているのが現状です。
そのため、新卒で就職活動を行う学生や転職希望者からの人気が上がらず、労働の担い手が増えないという状況に陥っているのです。
ITエンジニアの数が増えなければ、ITエンジニア全体でこなせる労働量も少なくなるため、人材不足という問題を解決させにくくしています。
IT業界が急成長している
世界的に見てもIT業界自体が急成長しており、仕事の量が増えている状況です。仕事の担い手が増えない、もしくは減っているのにもかかわらず仕事の量だけは右肩上がりに増加しています。
そのため、ITエンジニア一人当たりの負担が減るどころか増え続ける一方という状況に陥っています。
IT技術が常に変化している
IT業界は他の業界と比べて技術革新のスピードが早く頻度も高いため、技術を習得してもすぐに廃れてしまう可能性があります。そのため、ITエンジニアは他の業界や職種に比べて、熟練の労働者に育てるのが難しい職種と言われています。
また、新しい技術を習得するための勉強の時間も業務の時間とは別に確保しなければならないため、ITエンジニアにとって重い負担となっているのです。
労働者が減少している
日本は深刻な少子高齢化という問題に悩まされているため、労働力がどんどん減少しています。それはITエンジニアやIT業界も決して例外ではありません。
ただでさえ人手が足りていないにもかかわらず、人手が減って更に問題が深刻になっています。労働者全体の数が減っているため、他の業界から転職してくる労働者の数を増やすという対策も効果が薄いでしょう。
専門性が高く即戦力になるまで時間を要する
IT業界は新しい技術が絶えず誕生しているだけでなく、専門性の高い業務内容が多いため戦力になるまでに時間がかかります。
会社の研修だけでは追いつかないことも多いため、ITエンジニアの自主的な学習に多くを頼らざるを得ない状況です。そのため、途中で挫折してしまうITエンジニアの数も多く、戦力になり切れないまま他の業界に転職してしまうことが多いです。
IT業界で今後エンジニアが不足する可能性がある職種
同じIT業界の中でもAIやセキュリティなどの技術領域は、ますます需要が高まることが予想されています。そのため、技術領域で業務を行うITエンジニアの需要も高まり、人材不足に陥る可能性が高いです。
逆に言えば、人材不足に陥る職種は需要も高くなるため、報酬も高くなる可能性が高いでしょう。ここからは、IT業界で今後エンジニアが不足する可能性がある職種を紹介します。
情報セキュリティエンジニア
初回公開日:2022年06月30日
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