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印刷会社の志望動機の書き方 | 良い例・ダメな例・注意点

履歴書の書き方は様々なメディアでも取り上げられており、その数に比例して様々な視点からの見解が述べられています。それらを見ていると、何が正解なのかとさえ思えてしまうほど「情報量が多すぎる」というのも正直な感想としてあるかもしれません。

その際は大変参考になるアドバイスまでいただき、学園祭の実行委員の人たちにも喜ばれ、その時から貴社で働きたいと思っておりました。

貴社の事業には、○○部というものもありますが、もし入社させていただく事となりましたら、様々な人と一つの作品を作り上げるつもりで、私のデザインの技術を活かした企画や立案なども行っていきたいと考えております。」

流れとして、「結論」「理由」「将来」といった順番になっていますが、文章の書き方というのは固定ではありませんので、相手に入社したいという熱意を自然な形で伝えられるということであれば、これにこだわる必要はありません。

しかしながら、少なくとも先方が質問したくなるようなことについては、簡単に文章に組み込んでおいて、面接の際にでも詳しく述べられるように準備をしておけば、少しでも採用に近付く選考になると言えるでしょう。

むしろ、志望動機欄に思いの丈を全て書いてしまうというのも、就活という面で見ると少々ナンセンスなものになってしまうかもしれませんので、スマートな形に整えるのが良いでしょう。

印刷会社の志望動機のダメな例

さて、印刷会社に入社したいという気持ちがいくら強くても、相手に伝える内容が薄かったり、ポイントがズレていたりという事では、熱意が伝わらないばかりか「何が言いたいのかな?」と思われてしまうかもしれません。

印刷業界で働くということであれば「昔から文章を書くのが苦手」という事もあまりないかもしれませんが、かといって、伝え方に問題があっては相手に失礼にあたることもあるかもしれませんので注意したいところです。

よって、印刷会社の志望動機としては書いてはダメな例もいくつかご紹介させていただきます。

印刷会社の志望動機のダメな例(1)

「貴社の○○というイベントにおける出展ブースを見たことがあります。非常に画期的な技術で印刷業界をリードされていると感じました。また、貴社の事業を拝見させていただいたところ、業績は年々伸びていらっしゃり、○○という新たな事業も始められました。

尚、出版業界は不況と言われる中で貴社の売り上げ高の伸びを拝見する限り…」

この例文のダメなところはお読みいただくと感じていただけるものがあるかと思いますが、志望動機ではなく、単なる企業分析の結果や事実を述べているだけのものです。志望動機として業績や実績、その業界における魅力などを伝える事は一つの手段ではありますが、改めて申し上げると、ここで担当者が知りたいのは志望動機です。

そもそも、業績の伸びやその企業の魅力ばかり述べる事は、志望動機の件だけに関わらず「ご機嫌取り」とも思われかねませんから、企業の魅力を伝えつつ志望動機を伝えるのもまた、スマートな文章にしていく事が求められます。

印刷会社の志望動機のダメな例(2)

「貴社では印刷業と共に販促やパッケージ用品の制作といったものを事業として行われているため志望しました。印刷会社に必要な事はデザイン性だけではなく、広く、そして多くの人にサービスを提供し、サービスそのものの価値を上げるための大事な仕事を行っていくという事だと考えております。

パソコンやスマートフォンが普及し、紙媒体の広告などが少なくなる中、デジタルサイネージなどの事業を展開されている貴社を大変魅力的に感じております。」

ダメな例と言うほどではないかもしれませんが、ただ、この文章では「その業界に入りたい理由」も「その会社でないとダメな理由」という点が全く書かれていない事が読み取れるかと思います。言い方を変えれば、「使い回しが可能」な文章なのです。

よって、その会社について調べたのであれば、例えば自分がその業界においてどういった立場で何をしたいのか、そして、その会社に入社すればそれが可能になると考えているのかどうかといった事はしっかり文章として伝える必要があります。

まずは、具体性のある志望動機にするという事は改めて認識しておきましょう。

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