「小売業」への志望動機の書き方と例文紹介|注意点やポイントなど
履歴書の志望動機の書き方
ポジションに適した志望動機を書く
どのような業界の志望動機でも同様ですが、特に小売業界の場合、配属される部署や、担当するポジションによった、仕事内容も適性も大きく異なって来ます。
キャリアプランも異なって来るため、自分が志望している勤務先、配属先に合わせた志望動機を書けるようにしないと、的外れな内容になってしまい、書類選考を通過出来なくなってしまう危険性もあるでしょう。
接客スタッフになりたいのか、経営スタッフになりたいのか、企画職にチャレンジしたいのか、営業スタッフとして活躍したいのかなど、あなたの志望内容に合わせた志望動機を構成してください。
企業に合わせた志望動機にする
小売業界と一口に言っても、これまでの経験やスキル、あなたの適性を活かすためには、より適した企業に行かなければいけません。スーパーマーケットの小売業と、オモチャ関係の小売業とでは、同じ小売業界だとしても、仕事内容も求められる資質も違ってきます。
業界ごとに、時代による流行り廃りも異なっていますし、景気が良い企業と、景気が下向きの企業では、アピールポイントも異なって来ます。
もちろん、活かせる経歴やスキルも変わって来るので、企業に合わせた志望動機を練りましょう。いくつもの小売業界企業を受けていたとしても、都度相手先に合わせて、志望動機のアレンジが必要だということです。
小売業界の志望動機の例文
それでは、実際に履歴書を作るときの、志望動機の例文をチェックしてみましょう。
「私は、日本型のスーパーマーケットを、今より更にグローバルに広げたいと考えているため、御社を志望致しました。
学生時代は、個人経営の雑貨店でアルバイトをしていました。販売スタッフとして採用されましたが、経験を積むうち、商品の発注や品出し、売り場設計にも携われるようになりました。
私の提案や工夫が、経営に大きく関わる部分に採用され、売り上げに直結していく小売店の仕事にやりがいを感じ、学生時代から、将来は小売店の仕事がしたいと思うようになっていました。
業界内で御社を選んだ理由は、アジア有数を目指した経営方針です。中国・ASEANなどへ積極的に店舗展開しておられ、今後はヨーロッパも視野に入れているという旨を説明会でお聞きし、是非入社したいと思いました。
大学時代は第二言語で中国語を選択し、中国語検定二級も取得しました。現在は営業部の配属を希望していますが、将来的にはこの語学力を活かし、海外営業も担当したいと思っています。」
小売業界の志望動機のダメな例
一方で、小売業界への志望動機として、駄目な例もチェックしてみましょう。
「私が貴社を志望している理由は、経営目標である「豊富な品ぞろえ」を理想としているからです。食料品から家電製品まで、幅広く商品を取り揃えている御社は、小売店の少ない地方でも根強いを誇っています。
このように、生活の拠点となる小売店の運営に携わることは、その地域に住む人々の生活に深く関わっていくことであるため、大変やりがいのある仕事だと思います。