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履歴書の健康状態欄に「良好以外」と書く方法|状況別に解説

更新日:2024年01月09日

履歴書には、健康状態を記入する欄が設けられている場合があるのをご存知でしょうか。この記事では、履歴書の健康状態欄に「良好以外」と書く方法や状況別の書き方、なぜ企業が健康状態について知りたいのかということについて紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

アトピー

アトピーは業務に支障がなければ「良好」と書かなくても良いですが、定期的な通院が必要で全休や半休してしまうことが場合など業務に支障がある場合にはしっかり記載してください。

「アトピーの定期健診のため通院が必要です。3ヶ月に1度、午前中に休暇を頂けると幸いです。」などと書くと分かりやすいでしょう。

また、アトピーがあり周りに配慮してほしいことがある場合には、そのことについても明記しておくと良いでしょう。

花粉症

花粉症も業務に支障がない場合には記載しなくても良いですが、業務に支障が出る場合には明記しておきましょう。

例えば、症状がひどく強い薬を服用しているため、花粉のシーズンになると車の運転ができなくなる場合や接客業であるにもかかわらずマスクの着用が必要な場合などには記載が必要です。

「スギ花粉のシーズンには強い薬を服用するため、車の運転ができません。」「花粉症のため、春先はマスクの着用が必要です。」などと記載してください。

既往症・持病・一時的な不調がある場合の健康状態欄の書き方

ここからは、既往症・持病・一時的な不調がある場合の健康状態欄の書き方を紹介していきます。

これまでかかった病気や一時的な不調、入社までに完治が見込めるケガなどがある場合も健康状態欄に記載して、企業に細かく伝えた方が良いのか、書かなくても良いのか悩む方は多いでしょう。

以下では、既往症・持病・一時的な不調がある場合の健康状態欄を記載した方が良いのか詳しく紹介していきますので、参考にしてください。

業務に配慮が必要な場合

定期的な通院が必要な場合や特定の業務ができない場合など、業務に配慮が必要な場合には健康状態欄にそのことを必ず記載しましょう。

「業務遂行に支障はありませんが、持病の定期健診のため通院が必要です。2ヶ月に1度、半日休暇を希望します。」などと配慮が必要な場面について詳しく書いておくと、理解してもらえる可能性があります。

その際、通常業務には支障がないことをアピールしておきましょう。

業務に配慮を必要としない場合

既往症・持病・一時的な不調があっても、すでに完治しており業務に配慮を必要としない場合や薬を飲めば業務に支障がない場合などには具体的な症状は記載しなくても問題ありません。

例えば、頭痛、腰痛、肩こり、貧血、生理痛、慢性胃炎、高血圧など自分で症状を感じているものでも、業務に配慮を必要としなければ、「良好」と記載してください。

また、持病があり通院している場合でも、わざわざ休みを取る必要がない、公休日に通院できるという場合には、「良好」と書いても良いでしょう。

入社までに完治が見込める場合

入社までに完治が見込める場合は、現在の症状と完治が見込める時期について明記しておくと、採用担当者に問題がないと判断してもらえるでしょう。

例えば、交通事故に遭い骨折や捻挫をした場合などが当てはまります。このような場合、「交通事故に遭い左足を捻挫していますが、○月頃に完治予定のため、通常業務に支障はありません。」などと記載してください。

ただし、再発や後遺症が残る可能性がある病気やケガについてはしっかり記載しておくことが大切です。

精神疾患がある場合の健康状態欄の書き方

精神疾患がある場合、症状を書くことで不当な差別を受けるのではと心配する方も多いでしょう。個人情報保護の観点から本人が具体的な病名や病歴などを言いたくない場合、企業は無理やり聞くことはしてはいけません。

書きたくないという方は詳しく書かなくても大丈夫ですが、通院などが伴う場合には履歴書に記載しておく方が理解を得られやすいでしょう。

ここからは、精神疾患がある場合の健康状態欄の書き方について詳しく紹介していきます。

完治している

精神疾患があっても完治しており、業務に支障がないということが分かっている場合には、病気やケガの場合と同じように記載する必要はないでしょう。健康状態欄には、「良好」とだけ記載するようにしてください。

また、完治していなくても薬を飲むことで症状を安定させることができる場合や業務に支障が出ない公休日の通院や業務時間外の通院で間に合う場合などには、「良好」と記載しても問題ありません。

経過観察中である

経過観察中で業務を休んで定期的な通院が必要な場合、健康状態欄に記載しておくことで企業から理解を得られやすいでしょう。

健康状態は「良好」と記載した上で、「精神疾患の定期通院のため、2ヶ月に1度、半日休暇をいただけると幸いです。」と書くようにしてください。

なお、具体的な病名の記載を避けたい方は、無理に書く必要はありません。「持病のため、3ヶ月に一度の通院が必要です。」などと書いてください。

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初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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