落ち着きがない人の特徴とは？大人になっても言われない方法を解説
更新日：2024年09月17日
ADHDが原因で落ち着きがない人が大人になって困ることとは？
昔から困っていた自分の特性がADHD由来だと知ると腑に落ちる方もいるのではないでしょうか。
この特性が原因で「落ち着きがない人」認定されたり、仕事や学校生活で失敗してきた人は多いのではないでしょうか。ここからはADHDが原因で大人になってから困ることについて解説いたします。
子どもの頃は、色々なミスをしてもこの子の性格、気質だろうと親、先生といった周りのサポートや理解があるかもしれませんが、社会に出るとそのサポートはなくなります。その時に周囲と自分は何かが違うのかもしれない、と違和感を抱く方も多いです。
ただし、ADHDの確定診断は必ず医療機関でしてもらいましょう。自覚症状があるから自分はADHDだと思い込むことは危険です。
仕事でミスをする
ADHDの特徴が原因で大人になってから困ることのトップは仕事のミスをすることです。
「不注意」の特性が強いと、整理整頓が苦手で常に机の上や中が散らかってしまいます。さらに、予定が立てられず、マルチタスクが苦手なため様々な業務を同時進行するとケアレスミスが多いといった悩みを持つ人が多いです。
また、忘れ物や失くし物をすることが多いというADHDの特性は、もしも失くした物が私物であれば仕方がないで済みますが、会社の重要な書類や物を失くしたりどこかに忘れたら一大事です。始末書を書くまでの大事に発展する可能性もあるため、ADHDの特性が仕事をする上で致命的になることもあります。
してもいいミスがあるわけではないですが、ミスにも大小があります。大きなミスは会社全体の社会的信用を失うこともあるでしょう。
人間関係でトラブルを起こす
人間関係でのトラブルやいざこざが多いのも、ADHDの特徴で困ることの一つです。
会社などの組織の中で働くとなると必ず人間関係が存在します。ADHDの方は予定のダブルブッキングを頻発させてしまう、思ったことを素直に口にしてしまい同じ会社の人や取引先の人に言ってはいけないようなことを言ってしまう、結果人間関係がおかしくなる、というようなことが起こりえます。
衝動的にカッとなって言い合いになる場合もあります。こういった衝動性も「落ち着きのない人」といわれる原因になります。
落ち着きがない人がADHDの疑いのある時の対処法
ADHDの特徴や困りごとが一致したり多く当てはまる方はADHDの可能性があります。
対処法としてはまずは早急に病院に行くことです。自分でどうにかしようとしてもできないのが病気です。そういった場合には一刻も早く専門家の話を聞き、適切な治療や投薬をしてもらうことが一番です。
対処法としては主に「環境への介入」「行動への介入」「薬物療法」があります。
まず、少しでも本人が集中できる環境を整えることです。デスクに物があると気が散るならばできる限りものを撤去する、仕事の時間を自分なりに集中できる時間単位で区切るなど、専門家と自分にあった方法を話し合います。
行動の介入では、意図的に自己に対して報酬を与えたり、これまでの問題行動を少しでも抑えられたら報酬を与えるなど、子どもに対して行うことが多い療法です。
大人であるとメインは薬物療法になります。ADHDにも効果のある保険適用の薬物があります。薬局で購入できる薬も存在しますが、主治医と話し合い、自分に最も効果のある薬をみつけることを優先しましょう。
大人になっても落ち着きがない人と言われないようにしよう
落ち着きがない人の特徴を紹介いたしました。
落ち着きがないのはもともとの気質の場合もありますが、あまりにも突出しているとADHD（注意欠如・多動症）の可能性があることも説明しました。
もしかしてADHD？と思った場合は医療機関を受診することを優先してください。もしも発達障害が確定した場合には医師の指示に従って治療を進めることで、症状の改善が見込めるでしょう。
そうでない場合はこちらの記事の「大人になっても落ち着きがない人と言われない方法」を参考にしてください。
初回公開日：2022年12月01日
記載されている内容は2022年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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