グループディスカッションの司会/書記/タイムキーパーの特徴と対策
グループディスカッションでは、司会・書記・タイムキーパーが主流の役割ですが、最近では「監視者」と呼ばれる役割も登場してきています。監視者とは、司会進行の補佐と言っても良いかもしれません。
ディスカッションとなると意見がぶつかることもありますし、話が議題から逸れる場合もあります。状況に応じて臨機応変にディスカッションを進める役割となります。その監視者の特徴や対策を知ることが、監視者を務める際には必修となります。特徴や対策についての知識を深めましょう。
1:監視者の特徴
監視者は、グループを客観的に見る力が必要なポジションと言えます。議題から話がそれた際や、話がこじれてしまった際などに元の流れに戻す役割が特徴的だと言えるでしょう。司会役が、進行役も担うことが主流ですが、最近ではその役割を分担するために監視者という役割が登場したと言っても良いです。監視者は進行役として、ディスカッションの流れを誘導する係と言えます。悪い流れの際には、良い流れに変えるよう努めなければならいないでしょう。司会役は皆をまとめるために、周りを見ていなければなりませんが、監視者はグループを一歩下がったところから見る力が大切になります。
2:監視者の対策・練習方法
監視者という役割を初めて耳にする方も少なくないものです。まだ、メジャーになっていない役割な分、皆が選びにくい役だと言っても良いかもしれません。そのような場合に率先して役割を担えば、印象も上がるものです。
監視者を担う際には、グループを客観的に見る力が重要だと解説しました。ディスカッションの際に、そのような姿勢を持つためには、メンバーの意見を聞くことを一番にしましょう。話を聞かなければ、話がそれているのか議題に沿って良い方向へ進んでいるのかが分かりません。
それを常に把握していることが監視者として求められるスキルです。話を聞いてばかりでいると、集中力が低下する場面もあるでしょう。しかし、その集中を高めることで監視者の役を果たすことに繋がるでしょう。
監視者の対策としては、話を聞くために集中するという点がマストになります。グループディスカッションの際には、特に聞き手のポジションにいるようにしましょう。監視者役を練習する際には、話を聞くことから始めるのも良いでしょう。
また、余裕が出てきたら話が議題に沿っているのかを気にかけたり、途中で話のトピックを確認するタイミング作りをしても良いでしょう。