グループディスカッションの司会/書記/タイムキーパーの特徴と対策
グループディスカッションの役割とは
就活の選考の中には、書類選考や面接などがありますが、企業によってはグループディスカッションを選考に設けている場合があります。グループディスカッションの際には、いくつかの役割があります。司会進行や書記、タイムキーパーを担当する人を決めることが一般的でしょう。
グループディスカッションでの「司会」の特徴・対策
初めて顔を合わせるメンバーと役割を相談して決める時間が設けられますが、もし自身が司会進行役に抜擢されたり、他に立候補する人がいない場合などには役を引き受けることもあるかもしれません。
そのような場合にうまく対応するためにも、司会の役割や特徴を知っておけば、事前に対策などを考えることもできるでしょう。
まずは、司会についての特徴・対策についてご紹介します。
1:司会の特徴
司会の大きな特徴は、皆をまとめなければならない点でしょう。司会役という名前からも想像できるように、話の議題を節々で提供していくことや皆が意見を言えるよう配慮する力も大切になるとも言えます。
常にメンバー内の様子を見ていることが重要になりますので、自分よりもメンバーの様子を気に掛けることが必要になってくるでしょう。
2:司会の対策・練習方法
司会進行と聞くと、リーダーシップがある方しかなれないと考える方もいるかもしれません。また、自分はリーダー的なポジションに就いた経験がないからと苦手意識を無意識に持っている方もいるかもしれません。
グループディスカッションの場合は、司会の対策を行うことや練習をすることで、十分担うことのできる役割です。自分は向いていないからできないと諦める必要はありません。対策としては、メンバー一人一人が話をできる時間を必ず設けることがキーポイントとなります。
意見を述べることが不得意なメンバーもいるものです。それを想定し、発言していないメンバーに話を振るように心掛けることや長く発言している人には結論を引き出すような質問を投げかけることが大切です。
逆に言えば、周りを気にかけるよう意識して議題を進めることで、ディスカッションの司会役は務まります。事前にディスカッションの練習をする際には、周りを意識することから始めてみましょう。
グループディスカッションでの「書記」の特徴・対策
グループディスカッションの中では、皆の話し合った内容を記録する書記という役割もあります。書記は、話をノートやパソコンなどで記録する役割だと思われがちですが、それがメインのポジションではありません。グループディスカッションでの書記の特徴と書記を担うための対策をお伝えします。
1:書記の特徴
まず、書記の特徴ですが、先ほども言ったように記録係と解釈する方が多いですがそうではありません。記録するだけではなく、内容を要約することが大切になります。
書記として、メンバーの意見をまとめることや、必要ならば一人一人の意見をグループの意見としてまとめることもあるでしょう。書記の特徴は、意見をまとめることです。
発言者の話すことをそのまま写すことは容易ではないです。まとまりのない内容をだらだら書いてしまっては、後から議事録を読む方が理解できない可能性があります。