釘が刺さったタイヤの修理方法とは?対処法や業者の選び方も紹介
更新日:2024年10月23日
「タイヤに釘が刺さってしまった場合の対処法を知りたい」
「釘が刺さったタイヤはどうやって修理すればいいの?」
車やバイクのタイヤに釘が刺さってしまった場合、このような疑問や悩み事を抱える人もいるのではないでしょうか。
本記事では、車・バイクのタイヤに釘が刺さる現象が起きる原因についての基礎的な知識とともに、釘が刺さってしまった場合の対処法やタイヤの修理方法について紹介しています。
この記事を読むことで、なぜタイヤに釘が刺さってしまうのか理解することが可能です。その知識をもとに、適切な対処法を身につけることができるのはもちろん、自分で修理できる場合の方法やできない場合の業者の選び方を把握することができるでしょう。
普段車やバイクに乗っている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
タイヤに釘が刺さる現象はどのようにして起こるのか?
一般的に車道を走行していて、横たわっているはずの釘が車やバイクのタイヤに刺さることは考えにくいと思われています。ではなぜ釘がタイヤに刺さる現象が起きるのかというと、横たわっている釘を前輪が巻き込んでしまうためです。
まず何らかの理由で車道などに落ちた釘は、横たわった状態になっています。そのままではタイヤに刺さることはないのですが、釘の上を車やバイクの前輪が通過した際、釘が転がって立ち上がってしまう場合があるのです。
その状態は持続しないものの、立ち上がった状態の釘の上を後輪のタイヤが通過してしまうことで釘が踏まれてしまい、刺さってしまうというメカニズムになっています。
タイヤに釘が刺さってしまったときの対処法とは?
もしもタイヤに釘が刺さってしまった場合、すぐに気づけずに、停止した際に気づくということも珍しくありません。実際、釘が刺さったままでも走行することはできますが、急にパンクして交通事故を引き起こしてしまうなどのリスクがあるため、注意が必要です。
そしてそのようなリスクを回避するためにも、タイヤに刺さった釘に対して適切な対処をする必要があります。ただ釘が刺さったタイヤは状況によっては業者の修理が必要になる場合もあるので、タイヤの状況による見極めが大切です。
ここからは、タイヤに釘が刺さってしまった時の対処法について紹介します。
空気が抜けて自走不可能な場合
タイヤに釘が刺さった場合、すぐにタイヤの空気が抜けるわけではありません。走行中に徐々に抜けていくため、発見した段階ですでにかなりの時間が経過して空気が完全に抜けてしまい、自走不可能な状態になってしまうことがあります。
このような場合は自分たちで対処することはできないため、ロードサービスまたは修理業者に依頼しましょう。
穴の状態次第でロードサービスから応急処置的な修理をしてもらえる可能性があるものの、あくまで応急処置なので長距離走行は不可能です。その場合はすぐに修理業者に依頼するか、タイヤ交換などの対応をする必要があります。
空気が抜けておらず自走可能な場合
まだタイヤの空気が抜けきっておらず自走可能な状態だった場合は、釘が穴を塞いで空気が抜けるのを防いでくれている可能性があります。そのため自走そのものは可能ですが、そのまま放置しているといずれ釘がずれて空気が抜けてしまうリスクが高いです。
このような場合は穴がこれ以上広がらないように、修理をする必要があります。穴の大きさや状態によっては自分たちで修理することも可能ですが、自分たちで修理できない場合は刺さった釘をそのままにして最寄りの整備工場に持ち込む対処法もおすすめです。
釘が刺さったタイヤの修理方法
釘が刺さったタイヤの修理は、刺さった場所によってできるかどうかが変わってきます。そのため、まずは釘がどこに刺さっているのかを確認して修理対応をしてもらえるのかどうか判断することが必要です。
修理が可能である場合はロードサービスや修理業者に依頼する、もしくは最寄りの整備工場に持ち込めば短時間で修理してもらえます。逆に修理が不可能だった場合は別の対応をしなければいけないので、業者に依頼する際にその旨を伝えなければいけません。
ここからは、釘が刺さったタイヤの修理方法について紹介します。
修理できる場合
タイヤが地面に接地する面である接地面(トレッド面)に釘が刺さっている場合、修理できる場合が多いです。これは接地面の厚さが20mm前後ほどあるためで、釘が刺さっても穴をすぐに修理しやすいためだとされています。
釘が刺さったタイヤの修理の方法としては、主に外面修理と内面修理の2つが挙げられます。外面修理は、パンク修理剤を使って外側から穴を塞ぐ方法です。それに対して内面修理は、タイヤの内部からパッチを当てて穴を塞ぐ修理方法です。
外面修理は釘が接地面に対して真っ直ぐ刺さっている場合に行われることが多く、内面修理は釘が斜めに刺さっている場合や穴が大きい場合に行われます。
修理できない場合
釘が刺さった場所が以下の場所だった場合、修理では対応できないと判断される可能性が高いです。
・側面(サイドウォール)
・タイヤ接地面の外側(ショルダー)
・ホイールとの接続部(ビード)
ほかにもタイヤが破裂している場合やパンク状態で走行した結果、タイヤが変形している場合も修理は不可能とされます。このように修理では対応できない状態になっている場合は、タイヤ交換が必要です。
スペアタイヤがある場合はそちらに交換してから、修理業者などに依頼して修理できるかどうか確認してみましょう。
自分で修理することは可能?
初回公開日:2022年08月19日
記載されている内容は2022年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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