車幅感覚がわからない人におすすめの掴み方・練習方法|前/後ろ
更新日:2024年08月07日
車幅感覚の掴み方
車を運転し慣れていないとき、不安になるのが車幅感覚でしょう。実際、運転席に乗ってみると意外に見えない箇所が多いことに気付かされます。普通に立って歩いているときとの視角の違いに戸惑い、運転することが不安になる場合もあるでしょう。
車幅感覚を身につければ、運転技術が一つ向上したとも言えます。また、ドライブも楽しく感じられます。そんな会得すると楽しみが増える車幅感覚を身に着けられる、様々な方法を紹介します。
車幅感覚は人によって違う
まず大前提ともいえることですが、車幅感覚は人によって異なります。例えば、身長や座高の違いによる角度の差もあります。しかし、それだけではありません。体感した経験による認識の違いです。
簡単に説明すれば、人は経験した記憶を基に自分の解釈を持ちます。例えば、箸の持ち方にはそれぞれのクセがあり、「こう持った方が自分は持ちやすい」という経験が記憶され、持ちやすいと解釈した手法を自然と実行しています。似たようなクセで持っている人でも使い方が違う場合もあります。
運転に関しても同じことが言えます。つまり車幅感覚は「自分はこの感覚だ」と認識しても、それが全ての人に当てはまらないということです。
車幅感覚は恐れていては身に付かない
車幅感覚だけではありませんが、運転技術の上達は恐れていては一歩も進めません。特に車幅感覚は言葉通り「感覚」が大切になります。身につけるには体感しなければ、成長もできないでしょう。
どんなことでも初めてのときや、慣れていない間は不安です。心が乱されることはなるべく避けたいのは誰でも同じことです。しかし人は成長を続ける生き物です。不安の感情に負けて運転することを放棄せず、少しずつチャレンジする気持ちを持つことが車幅感覚を身に着ける最初の一歩といえます。
車幅感覚が分からない人におすすめの掴み方やコツ
車幅感覚をつかむためのコツを紹介します。難しい手法はありません。どれもちょっとしたことですが、これによって自分の感覚に身に着けるきっかけとなります。
ボンネットの凹凸を利用する
自動車の前面ボンネットをよく見てみましょう。車種や車両のエンジンルームの構造によって異なりますが、大抵の車には溝の様な凹凸があります。この凹凸を利用して車幅感覚を身に着ける方法が一般的です。
この手法は自動車教習所でも教えています。運転席から降りて自動車の正面に立ってみて、凹凸の先端から運転席までが、どのように見えるかをまず見てみましょう。
見た後、もう一度運転席に乗ってみましょう。外から見た感覚と違うのに気付かれるでしょう。それが角度による感覚の違いといわれています。この角度の違いを把握することが車幅感覚を身に着けるのに一番大切です。
目印やシールを活用する
車両のボンネットにある凹凸が見えづらいとか、よくわからない場合にはシールや目印を取り付けるのも一つの方法です。この場合には、誰か手助けしてもらうとより良いでしょう。
車幅感覚を身につけたいと思う人が運転席に乗り、最初に前部のタイヤの横に立ってもらったりモノを置いてみましょう。運転席からタイヤは見えません。そしてタイヤの位置や可動域を把握できないから車幅感覚が理解できない場合があります。運転席に座って、人やモノが見える位置にシールや目印を貼付するのも良いでしょう。
同じようにして車両の前部や後部のタイヤ、トランクまでの距離を把握しましょう。見るだけで不安な場合には運転席から見える位置に目印しても良いです。こうすることで車幅感覚を身に着けることができます。
車幅感覚は角度による距離感の違いと認識する
どうして車の外側に立ったら何となく距離感が掴めるのに、運転席に乗ると分からないのだろうと思われるでしょう。それは角度の違いです。立った状態からみると比較的上から見ることになります。俯瞰で見る景色は迫りくる感覚がないため、安心感も伴って心穏やかに見ることができます。そのため安心して距離感を掴むことが可能な場合が多いです。
運転席から見る景色は角度もあまりなく、目の前に迫りくるという感覚になります。運転経験があると、スピード感の認識もあり、余計に不安感が増長されます。不安感は車幅感覚を認識する場合に障害となりやすいところです。迫りくる感覚やスピードに対する不安感を払拭するには「角度で違って見える」と頭に入れておくことも大切になります。
車幅感覚の練習方法は
初回公開日:2018年04月23日
記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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