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車幅感覚がわからない人におすすめの掴み方・練習方法|前/後ろ

更新日:2024年02月24日

車幅感覚を身に着けるにはどんなコツがあるのでしょう。そのコツを掴む方法を紹介しています。運転を上達させるには車幅感覚が無くてはならないものです。そんな車幅感覚を含めた運転技術を上げるコツを知り運転を楽しみましょう。貴方の世界を広げることができるかもしれません。

車幅感覚に対する認識を持ったところで、次に必要なことは車幅感覚を身に着ける練習になります。車幅感覚を練習するためのポイントやコツについて紹介します。

すれ違う場合には視線の先がポイント

車幅感覚で最初に練習するなら、まずは直線でしょう。となると気になるのは対向車や並走車とすれ違うときです。直線で他の車両とのすれ違う際、どうしても相手の車両が気になると自然と視線がその車両の方向に行ってしまいがちです。そして、人の習性として視線を送った方向にハンドルを寄せてしまう可能性があります。

すれ違う車両が気になっても、視線はそちらに送らないことです。自分の進行方向を見てください。そして視線を送りつつも視界の端にも注意しましょう。この視界の端を見る感覚こそ、車幅感覚を身に着けるのに大切な感覚と言えます。

言葉に置き換えると難しそうに感じる方もいるでしょう。例えば、歩いているときに自分の進行方向だけを見ているでしょうか。自然にその周辺をぼやっとでも視界に入れているでしょう。その感覚と同じことです。その感覚こそが車幅感覚を身に着けるのに大切です。

右左折はハンドル操作に慣れることがポイント

車幅感覚の不安な方が恐れる最初の関門は、右左折でしょう。右に曲がる場合にはまだ運転席から見える部分が多いため比較的不安が少ないです。しかし、左に曲がる場合は見えない箇所が多すぎます。

一般道で左折しようとしたら、車幅感覚がわからないからハンドルの切り方やタイミングがおぼつかなくなります。また横断歩道では自転車が接近したりと気が気ではないでしょう。さらにタイミングを失っていると後続車がクラクションを鳴らしてきます。慣れない人には冷や汗が止まらないといったシチュエーションでしょう。

まずはハンドルを切る際には、一気に切らず一定のスピードとリズムをもって動作することが大切です。そしてハンドルのどこまでが可動域かを把握することです。ハンドルをどこまで切れば、車体がどの角度に曲がるかを把握すれば後は少しずつスピードに慣れることです。これさえ覚えれば、右左折の際は周囲の確認さえすれば安全に運転できるでしょう。

後方はミラーと目視の違いを把握すること

車幅感覚の不安な方に一番多いのが後方の感覚がわからないということでしょう。後方は死角となる部分が多すぎるため、運転に手慣れた方でも苦手とする場合の多いところです。

後方を練習するには、後方に人に立ってもらったり、モノを置いて駐車する練習から始めてみるのがおすすめです。スピードはあまり出さずに、ゆっくりと慌てずに行いましょう。最初は後ろにまっすぐ下がってみて下さい。ミラーで見ることと目視することの両方を必ず行いましょう。

これに慣れたら右折によるバックを練習してください。運転席の窓を開けておくと後方が見やすいです。また、ハンドル操作のタイミングを会得することに努めましょう。

最後に左折によるバックです。同じようにミラーと目視の両方を上手に使いましょう。この順番で練習すると難問となりえる左折でのバック駐車もタイミングを掴めるようになります。

種類別にみる車幅感覚の身に着け方は

車両の種類によっても車幅感覚の身に着け方は異なります。また自分の感覚に相性の良い車種というのも存在します。種類別にみる車幅感覚の身に着け方について紹介します。

前部が短い車両は練習に最適

車両前部のボンネットが短い車両は車幅感覚を身に着ける練習をするのに最適です。例えば軽車両は前部が短くできています。また、軽四輪の登録ではなくても、比較的運転技術に自信のない女性のために作られたような車両もおすすめです。海外メーカーの車両もコンパクトカーはボンネットが短く作られています。

こうした車両の場合には、運転席からボンネットの先が見えることが多いです。運転する場合には、線を引いた位置を目標にして駐車する練習をしてみましょう。停めた後、降車して線とボンネットの位置を目視で見てみれば、違いがあることに気付くことでしょう。これを繰り返していくと、全部の車幅を理解でき、車幅感覚を身に着けることができます。

後ろはミラーだけでなく目視を重視しよう

後方の車幅感覚を身につけるには、前部と同様にコンパクトカーでの練習が最適です。ただしリアが長いものになると、車幅感覚がないとき、思わぬ視覚が存在することもあります。なるべく軽四輪などの方がおすすめです。

後方の車幅感覚を身に着けるための練習では、ミラーに頼りがちです。ミラーで確認して駐車の練習などをしてみて下さい。降車してみればどれだけ違いがあるか理解できるでしょう。後方の車幅感覚に大切なのはミラーよりも、目視による確認です。必ず振り返って目で見て確かめましょう。

右側は比較的過信しがちなポイント

右側となると運転席から見える位置ですから、なんとなく大丈夫だろうと思うでしょう。しかし、その気持ちが過信になりがちです。見えるからこそ安心感という落とし穴があります。

右側の距離感を感じるには、駐車した車両の窓を開けてそこから腕を出してみて下さい。どこまで伸びているか感じてください。そして車両をどけて同じ位置に立って腕を同じように伸ばしてみて下さい。思ったより距離感があることに気付くことでしょう。

体感してみて知る車幅感覚というものがあります。右側を知るには体感してみることが大切です。

左側は死角がいっぱい

左側には死角がいっぱいです。そして車幅感覚が無い方や運転が苦手という方には、この左側が不安の要素とも言えます。左側の車幅感覚を身に着けるなら、スポーツカーなどの平べったい形状をした車両より、SUVなどの車高が高く車幅の狭い車種がおすすめです。

練習方法として、まずは駐車した状態で駐車スペースなどの中に車両を置き、左側の線の位置に人に立ってもらったり、運転席から見えるようなモノを置いてみましょう。それを運転席に座った状態で確認します。つぎに左の前部角と後部角それぞれの線上に同じように目印をして運転席から確認します。これで車幅感覚を知ることから始めてみましょう。

車幅感覚を知ったら、その感覚を頼りにそのスペースへ駐車する練習を繰り返してください。この練習の中で左側の車幅感覚が感じられるでしょう。

車幅感覚を知ることでドライブがより楽しくなる

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初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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