自転車の錆止めの種類・使い方・自転車の部分別錆止めのやり方
更新日:2024年11月06日
愛車には錆止めをしましょう
交通手段のひとつとして、わたしたちの身近にあるのが「自転車」です。交通費も掛からずに、気軽に行きたい場所に行ける便利な乗り物です。
そんな自転車ですが、知らないうちにペダルが重くなっていたり、チェーンから異様な音が聞こえたり、いろいろな箇所にガタがきてしまうことがあります。今回は、自転車がもし錆びてしまったときのその錆止めの対処方法について、道具別・パーツ別に詳しくご紹介をしていきます。
自転車はなぜ錆びるの?
自転車が錆びてしまうのは、外的要因と内的要因のふたつが考えられます。まずは、自転車が鉄でできているという内的要因です。鉄はそもそもが酸素と結合すると錆をつくるという性質を持っているので、そもそもが錆びやすいボディです。また、外的要因としては、雨や風邪などにさらされるシーンが多いことです。
なぜ自転車は錆びるとどうなるの?
自転車の錆が進んでしまうと、最終的に自転車を破棄しないといけなくなってしまいます。錆は、酸素と結合し、錆びの浸食を進めていきます。錆が進むことによって、他の部品にも影響が広がります。自転車の多くのパーツは、金属でできていますので、錆が広がりやすい素材です。
錆を放置しすぎてしまうと、部品自体が錆の浸食でもろくなり、部品交換では住まなくなってしまうこともあります。日本は、気候的に高温多湿の錆が生えやすい環境にありますので、自転車を買ったばかりの様な乗り心地を保ち、長年乗っていきたいのあれば、錆止めは必須になってきます。
道具別特徴から見る自転車の錆止めのやり方
自転車の錆を防止する方法は道具によって何パターンか存在します。道具によって、使いやすさなどがありますので、ご自分のやりやすい道具を使って錆止めをしていきましょう。今回は自転車の錆止めでよく用いられる一般的な道具「シリコンスプレー」「ラッカースプレー」「クリアースプレー」「ワックス」「オイル」の5つの道具について詳しくご紹介をいたします。
シリコンスプレー
シリコンスプレーとは、自転車に限らず、車やバイクにも使うことができる便利なスプレーです。名前のとおり、成分はシリコンでできています。このシリコンがスプレー状に放出され、表面にシリコンの薄い膜を作ることで、滑りをよくしてくれる効果があります。また、シリコンが水を弾いてくれるので、防水性にも優れた錆び止めです。
シリコンスプレーの良いところは、何と言っても「安く」入手できるところにあるでしょう。ホームセンターで数種類が販売されています。価格もそこまで高くはないので、経済的で財布に優しいのが特徴です。
難点としては、種類が多いので選ぶ際に迷ってしまうことや内容量が多いので使い切ることが大変なことです。ただ、自転車以外にも素材によっては使うことができますので、いろいろと試すことができます。
ラッカースプレー
ラッカースプレーとは、着色スプレーのことをさします。ホームセンターにカラフルな色のスプレーが並んでいるのを見たことがある方はいるでしょう。ラッカースプレーの主な成分は「アクリル樹脂」でできています。
ラッカースプレーのメリットとしては、塗料したときに早く乾く即効性があることと、アクリル樹脂の粘膜が強いので、その分強い錆止め効果を期待できることです。
逆にラッカースプレーを使うことのデメリットを挙げると、シンナーの匂いが強いことです。また、塗料の粘着力が強いので、好みの薄さで塗料するには、別途薄める溶剤が必要になります。
クリアスプレー
クリアスプレー(別名 クリアー塗料)はその名のとおり透明なスプレーになります。クリアスプレーの特徴は、その色が透明であるが故に、いくら塗布してもいろがまだらになることがないということです。さらに多くのクリアスプレーは余分な成分が含まれていないとされているため、べたつきも多くないので、簡単に使用することが可能です。
クリアスプレーはステッカーを貼っているところでも充分に塗布できる優れた道具です。色むらもありませんので、初心者のひとでも簡単に錆止めとして使うことができます。液体のクリアスプレーを使用する際に、若干の気泡がつくことがありますが、あまり目立つことはないのででき映えを気にする方でも気兼ねなく使用できるでしょう。
クリアスプレーは、ホームセンターで販売されていますので、簡単に購入することができます。価格も多少幅はありますが、それなりの価格で充分な錆止めの効果を期待できます。
ワックス
ワックスは、蠟(ろう)のことで、他の道具と同じように表面をコーティングすることで、錆の原因になる水分や酸素から錆から自転車を守ります。ワックスは液体のものと個体のものがありますので、好みのものを使用しましょう。
ワックスの使い方は、スプレーと違って直接自転車に塗布する方法となります。商品によって多少使い方に差はありますが、専用の布に含ませてから使うこともあれば、からぶき用の布を使うこともありますので、用途を守って使用しましょう。
ワックスは、自転車の中でも塗面に使用するのがです。また、意外かと驚かれる方が多いでしょうが、車のワックスでも錆止めの代用は充分可能です。
オイル
初回公開日:2018年03月09日
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