香典のお礼例文|メール/手紙/友達・頂いた時のお礼の言葉
更新日:2024年07月08日
香典のお礼の方法と例文
葬儀や法事の際に香典を郵送などでいただく場合があります。本来であれば直接お伺いして香典をいただいたお礼を申し上げるのがマナーではありますが、相手の方が遠方の場合、直接伺うことで返って気を使わせてしまうことがあります。その場合は、ハガキや電話などでお礼をすることがあります。
メール、電話などお礼を伝える手段に応じた例文をご紹介します。
メール
本来であればメールでの香典のお礼はマナー違反になりますので、あまりできません。しかし、相手の方が親しい間柄で急ぐ場合はメールでお礼を伝える場合があります。ただし、メールでのお礼はあくまでも略式なのでいくら親しい間柄だとは言え、相手が不快になるような内容にならないよう細心の注意を払う必要はあります。
【例文】
件名:○○○○(自分の氏名)よりご香典のお礼
本文:このたびは、亡父の葬儀に際しまして、ご鄭重(ていちょう)なるご厚志を頂戴いたしましてありがとうございました。
おかげさまをもちまして、葬儀告別式を滞りなく済ませることができました。
茲に(ここに)謹んで御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬ ご厚誼(こうぎ)を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
メールで失礼とは存じますが、取急ぎお礼を申し上げたくお便りさせていただきました。
ありがとうございました。
手紙
遠方に住んでいる方から香典を郵送などでいただいた場合、香典のお礼をするのに適した方法は手紙でお礼を伝える方法です。ハガキなどを使うこともありますが、手紙で香典のお礼を伝えるほうがより丁寧な印象になるのでです。
【例文】
拝啓
先般 亡父◯◯◯○儀 葬儀に際しましては
ご鄭重なるご厚志を賜りありがたく厚くお礼申し上げます。
お蔭様をもちまして葬儀告別式を滞りなく済ませることができました。
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします 何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます。
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます。
敬具
平成◯◯年◯◯月◯◯日
喪主 ○○ ○○
※文中の拝眉(はいび)とは人に会うことをへりくだって言うときに使う言葉です。
電話
メールと同様、本来であれば香典のお礼は手紙で行うことがマナーとされています。しかし、遠方に住む親戚などに対しての香典のお礼であれば電話で済ませることもあります。特に親戚の場合、遠方のため葬儀に出席することができなかったということで申し訳ないと感じている場合や身内の不幸ということで心配されている方もいらっしゃる場合もあります。声を聞くことで安心してもらえるということもあるでしょう。
香典のお礼の言葉は「この度はお心遣いをいただきまして、ありがとうございました」から始め、おかげさまを持ちまして葬儀告別式を滞りなく済ませることができたという報告をしましょう。そのあとは、香典返しを送る際に一言お礼の手紙を添えて送るとなお良いでしょう。
はがき
ハガキでお礼を送る場合も文面は手紙で送る内容と同じでかまいません。ただし、文章があまり長くなってしまいますと、おさまらなくなってしまいますので、以下のような文面で送ると良いでしょう。
【例文】
拝啓
先般 亡父◯◯◯○儀 葬儀に際しましては
ご多用中にもかかわらずご鄭重なるご厚志を賜りありがたく厚くお礼申し上げます
お蔭様をもちまして葬儀告別式を滞りなく済ませることができました
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
早々拝眉の上お礼を申し上げるべきところではございますが略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
平成○年○○月○○日
〒○○○-○○ 住所
喪主 ○○○○
親族一同
相手別の香典のお礼
自分の親が亡くなった場合、友達や会社関係の方から香典をいただくことがあります。特に会社関係の方から香典をいただいた場合、仕事中に1人ずつ直接お礼を伝えることが難しい場合もあります。そういった場合は、メールなどを利用して香典のお礼をするようにしましょう。
しかし、香典のお礼は本来であれば直接伝えることがマナーです。メールなどのお礼はあくまでも略式であると心得ておく必要があります。
友達
友達の場合、心配してくれている場合が多いです。身内が亡くなってすぐは、親しい友達だからこそ直接かける言葉が見つからない場合もあるでしょう。そういった状況の場合、メールでの香典のお礼は逆に相手も救われる場合があります。時間をおいて落ち着いたら直接会って香典のお礼と心配してくれたお礼を伝えると良いでしょう。
【例文】
件名:心遣いありがとう○○です
本文:先日はお忙しいところお気遣いをいただいて本当にありがとう。お蔭さまで無事に通夜ならびに告別式を済ませることができました。突然のことだったので、家族全員動揺が収まらない状況が続いていますが、家族みんなで看取ることができたのがせめてもの慰めです。
気持ちが落ち着くまでにはもう少し時間がかかりそうですが、残された家族が励まし合って笑顔で暮らすことが父にとって何よりの供養になると思っています。
本当であれば直接会ってお礼をしなければならないところなのですが、取り急ぎお礼を伝えたくてメールをさせてもらいました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
会社
会社の同じ部署の方から香典をいただいた場合は、香典のお礼と忌引休暇でご迷惑をおかけしていることを伝える内容でメールを出すと良いでしょう。忌引休暇が明け会社に出社したときは直接香典のお礼と休暇をいただいたお礼を伝えるようにしましょう。
【例文】
件名:○○(自分の名前)より お香典の御礼
本文:このたびは、亡父の葬儀に際しまして、ご鄭重(ていちょう)なるご厚志を頂戴いたしましてありがとうございました。
加えて、忌引で休暇をいただいており、ご迷惑をおかけしております。
おかげさまをもちまして、葬儀告別式を滞りなく済ませることができました。
本来であればお伺いしてお礼を申し上げるべきところですが、取急ぎお礼を申し上げたくお便りいたしました。
今後とも変わらぬご交誼を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
お忙しいところ、拝読いただくお時間を頂戴し、ありがとうございました。
香典を頂いた時のお礼の言葉
初回公開日:2017年11月09日
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