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一周忌の香典袋の種類・金額・書き方・入れ方|色/関西

更新日:2024年02月02日

一周忌には、法要を行われるのが一般的です。一周忌の法要に、香典を持参する際、気を付けなければならないことがいくつかあるのをご存じですか。ここでは、一周忌の香典袋の種類や書き方、金額など、一周忌に関することを詳しく紹介します。

関西の一周忌の香典袋の書き方

一周忌の法要は、地域によって異なることも多くあります。関西圏では、一周忌に持参する香典袋は、黄白の水引のものを使用するのが一般的です。四十九日までの法要には、黒白の水引の香典袋を使用しますが、四十九日を過ぎた法要では、水引の色が変わりますので注意しましょう。

関西圏で、四十九日以降の法要で一般的に使用される、黄白の水引の発祥は京都にあると言われています。普段よく目にする、赤白の水引とは別に、京都には紅白の水引が存在します。

この紅白の水引は、皇室への献上物専門で、赤の染料で染めながらも、できあがりの見た目は黒白の水引ととても見間違えやすい色をしていました。そこで京都では、紅白と黒白を見間違えないように、四十九日以降の法要には、黄白の水引を使用するようになったといいます。

現在では、京都だけでなく、関西圏、北陸や四国の地域でも黄白の水引を使用しています。

一周忌の香典袋の入れ方

一周忌の香典袋に入れるお金には、いくつかの決まりごとがあります。香典袋にお金を入れるときの入れ方について、以下に詳しく紹介いたします。

お金の向き

香典袋にはお札を入れる場合がほとんどです。この場合、お札の顔がある方を見えないように裏向きに入れる、という説もありますが、気にしなくてもよいという説も存在します。どちらにしても間違いということではありません。しかし。お札を二枚以上入れるときには、お金の向きは揃えて入れるようにしましょう。

新札はNG

一周忌に限らず、不幸があった場合に包むお金には、新札を用いないのがマナーです。不幸があるのは突然のことなのに、新札を準備して待っているなんて縁起が悪い、といった意味合いから新札を使用することはタブーとされています。

どうしても新札しか手持ちがない場合には、一旦お札を二つに折ってから、香典袋に入れるなどして工夫してください。新札はマナー違反だからといって、汚れたお札や破れたお札、しわの多いお札は失礼に当たりますので、注意しましょう。

中袋

お金は、直接香典袋に入れるのではなく、中袋に入れてから香典袋で包むようにしましょう。まず中袋にお金を入れ、外包で包むのがマナーです。市販の香典袋には、中袋が入っているものがありますので、極力そちらを選ぶようにしましょう。

一周忌の香典袋の墨の選び方

一周忌の香典袋の表書きの書き方で、迷ってしまうのが墨の選び方についてです。四十九日までの法要に持参する香典袋で使用する墨は薄墨を使用するのがマナーでした。一周忌の場合はどうなのでしょうか。以下で紹介します。

薄墨

四十九日までの法要に持参する香典袋には、薄墨を使用して表書きを書くのがマナーとなっていました。しかし一周忌では、黒い墨を使用して書きます。香典袋の下段に自分の名前を書くときには、薄墨は使用せず、黒い墨で書くようにしましょう。

薄墨には、突然の訃報に対して悲しみの涙で、墨が薄くなってしまったという意味があります。一周忌では、一般的には黒い墨を使用しますので、表書きを書くときには注意しましょう。また、地域によって異なる場合もありますので、事前に確認するようにしてください。

親族の一周忌の香典袋の書き方

一周忌の頃から法要が小規模していくなかで、一周忌を家族や親族のみで行われるというケースも珍しいことではありません。普段から親族との付き合いがない場合や、親族が遠方にいる場合などでは、家族のみで一周忌を行う場合もあります。

親族のみで一周忌が執り行われる場合、施主が不要している家族は香典を出す必要がありません。親族が香典袋を持参する場合は、普段の付き合いの程度に応じて一般的な金額を包むとよいでしょう。香典袋の表書きは、一般的な表書きと同じように「御仏前」「御沸前」「御供物料」と書きます。下段には氏名を書きましょう。

次のページ:マナーを知り正しい一周忌の香典袋を!

初回公開日:2018年01月19日

記載されている内容は2018年01月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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